【横山光輝「三国志」講座148「赤壁の戦い」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第148話「赤壁の戦い」です。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第9巻に収録されています。 ※147としているTweetがありますが、ただしくは148です。大変失礼いたしました。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座148「赤壁の戦い」01】 第148話。いよいよ一連の流れのクライマックスです。全てはこの時のために。さまざまな伏線が張られてきました。 呉水軍が全軍出動していたころ、曹操軍陣営の船は未だ帆を下ろしたまま。 しかし、呉を攻める準備は密かに進められていました。

2017-12-13 13:28:58
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【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」02】 曹操は黄蓋が到着するのを待っていました。黄蓋が降伏すれば呉陣営が動揺します。その時を攻める心積もりです。 物見の兵が船の接近を知らせてきました。曹操もすぐに知るところとなります。そして、旗が見えないか、と聞きます。

2017-12-13 13:29:14
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【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」03】 果たしてその船には、黄蓋との約束であった青龍の絵が描かれていました。曹操は、その船団を攻撃させず、湾内に導くよう指示します。先頭に人の顔が描かれている船なので、川の水をがぶ飲みしているように見えます。

2017-12-13 13:29:30
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【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」04】 そこで一人の部下が、様子がおかしいと気付きます。吉川三国志では程昱の役ですが、ここでは一部下とします。兵糧武具を満載した船なら、船足がもっと沈んでいるはずだと指摘。曹操もたしかにおかしいと思います。

2017-12-13 13:30:28
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【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」05】 曹操は、すぐに湾に船を言えるなと命じます。すぐに弓矢が船に向かって放たれます。しかし、時すでに遅し。黄蓋の船団は湾内になだれ込みます。船を漕ぐのは決死隊ですが、船が曹軍陣営にたどり着いたと見るや、水面に飛び込みます。

2017-12-13 13:30:43
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【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」06】 船の先にはモリ状の棒が何本か付けられていて、曹軍の船にぶつかるとそのまま突き刺さります。曹軍の船はすでに連環の計によりそれぞれがくくりつけられています。容易には切り離せない状態です。黄蓋は火矢を射るように命じます。

2017-12-13 13:30:59
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【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」07】 黄蓋の連れてきた船団には、火薬やら薪やらの可燃物が満載。あっという間に炎が燃え広がります。曹操はすぐに船を放せと命じますが、釘が刺さって抜くことができないという報告に、歯噛みするばかり。ますます炎が広がっていきます。

2017-12-13 13:31:14
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」08】 部下は、ここは危険だと言って、曹操を船に乗せ陸地に移動させようとします。この間も、周囲は炎に包まれます。風が吹けば、火はますます勢いを増し、兵士たちが火だるまになるなど、湾内は火炎地獄となりました。

2017-12-13 13:31:28
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」09】 さらに火の粉は陸の陣にまで及び、天幕が焼け、林や森にも飛び火。曹操軍陣営は陸も湾も火の海と変わってしまったのです。こうなると、曹操も船に乗ったまま右往左往。火の手が強いため上陸が困難となっています。その姿を見つけたのが黄蓋です。

2017-12-13 13:31:46
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」10】 黄蓋は曹操を生け捕れと命じ、曹操が乗る小船を目指します。それに危惧いた曹操達。弓矢で応戦すると、なんとその矢が黄蓋の左肩に命中。こうなると黄蓋の船は曹操どころじゃなくなり動きが止まります。このスキに曹操らは脱出します。

2017-12-13 13:32:08
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」11】 なんとか上陸できるポイントを見つけ、曹操は船からおります。しかし、その目で見たのは、惨憺たる光景です。あの威容を誇った船団が、火に包まれ焼き尽くされた姿に。この時、焼死者溺死者合わせて30万を数えます。

2017-12-13 13:32:26
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座147「赤壁の戦い」12】 これが歴史に残る「赤壁の戦い」です。 ここから曹操は大敗走を重ねるわけですが、続きはまた次回に…。 今回はここまで。

2017-12-13 13:33:03