【世界一のクリスマスツリー】西畠清順氏×SHARE WOODS代表・山崎 正夫氏、12月22日トークイベント書き起こし

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「例えばその悲しくなった人が、自分が座っているその椅子、も切られた木であって、座る時にかわいそうだなと思って座っているかどうか、とか、もしくはテレビとかネットとかを見てそれに影響された像？（ゾーン？脳？）が自分の中に入り込んでいて、１本の木だけをとりあえず抽出して・・・」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「一本の木だけを抽出してかわいそうだと思っているのかとか、全ていろんなそういう感情を引き出してくれたり、教えてくれたり、というのが今回のプロジェクトの一個の醍醐味であり、一番僕が勇気がいったところかなあ、とは思います」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

・・・ちょっとここは起こしていて、苦しいです。結局西畠氏が論点をすり替えて、進行役の女性のことを追い詰めているように聞こえて。進行役の女性も「個人的な経験」とおっしゃっていたのですが、ひょっとすると被災された方ではないのかと（推測にすぎませんが）。ちょっと休憩。。。

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「正直、（僕が）生意気な時は昔だったら「そんなもん知識がないだけや」とかになってたかもしれないです。けどそうじゃなくて今は知識うんぬんの問題じゃなくて実際こうやってみなさんが座っている"あすなろ"の木材、樹齢だいたい50年ぐらい、加賀木材という石川県の木材やさんが・・・」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「こんないい企画ぜひ協賛させてくれ、と。この木のボール（あの丸いボールです、ヒノキアスナロの）もそうなんですけど、提供してくださって。じゃあ、この木はかわいそうって言われないんですよ、なぜか不思議なことに」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

進行役の女性「確かに、自分の生活を見るとですね、トイレットペーパー結構使うんですよね。プリントアウトの紙とかも無駄に捨てたりもあるかなとか、意外と生活の中に木って身近なものなんだなとか、この材料って、どっから来たんかなとか、意外と知らないことがいっぱいあるので自分の生活と森・・」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

進行役の女性「自分の生活と森、ここだったら六甲山とどうつながっているかなというのも知りたいなと思うきっかけになったというのも正直なところです」。

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「山崎さん、六甲山で色々お仕事をされていると思うんですけど、みなさんもどういうお仕事をされているのかということも聞いて見たいでしょうし、六甲山と木材、つまり六甲山を出荷しているのかしていないのか、六甲山の森の現状がどうなのかなということも聞いて見たいでしょうしその辺りを・・」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

山崎「そんないいフリがかえってくるんですかね？（場内笑）六甲山にみなさん、神戸の人だと馴染みがあると思うんですけど、六甲山って明治の後半まで禿山だったということはご存知ですか？知ってる人って（結構手が上がる。西畠氏もあげていた）？」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

山崎「逆に知らない人も、多いってことですよね。六甲山って中世のぐらいの時がらどんどん木が荒らされていって、例えば大阪城の築城の時に豊臣秀吉が石をもってこいということで、六甲山の木はどんどん切れ、と、そういうことから始まって、明治の頃にはほとんど禿山で」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

山崎「結構水害があって、明治の28年ぐらいに大きな水害があったんですね。それをきっかけに、やっぱり防災上の観点で禿山は水害が絶えないということで、明治35年に植林の実験が始まって、36年からだいたい3年間ぐらいで330万本以上の植林がされているんです、表六甲の方は」。

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

（妖精心の声。「表六甲」というのは六甲山の海側の方をさします。そして「裏六甲」とはその反対、海側ではない方です。「表六甲ドライブウェイ」「裏六甲ドライブウェイ」という有料の道路もあります）

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

山崎「植林なんですよ、だから雑木というか自然の広葉樹林のように思えますけど、実はもうほとんどが植林で100年以上経って、どんどんどんどん、山が、木が育って来て手入れがあまりされていなかったのかもしれないです。というのは、林業が六甲山にはないので」。

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「ちなみに樹種はどんな木を」山崎「まず植林する時に砂防林として松を植えていったんですね。そしてその周りに」西畠「松ありますからねえ。もともと赤松が多いって聞くからね」山崎「そうですそうです、おっしゃる通りで。で、そのほかに杉やヒノキはもちろんですけど、あとは広葉樹ですね」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

山崎「樫とか椎とか、ハゼとか、だいたい楠もそうですし、20種類ぐらいの広葉樹を植林していったんです。普通は人工林だと杉やヒノキを育ててそれを木材にして山を回していくんですけど、いわゆる砂防というか、防災上の意味合いで植林しているので広葉樹が多いんです。それはなぜかというと・・・」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

山崎「神戸って、都市じゃないですか。なので景観的にも大都市に向けた景観として植えられたとも言われていますね」西畠「なるほど。六甲山が禿山って、よく知ってらっしゃる、みなさん地元の方ですからね。実際は僕もこういう仕事してるとね、いろんなところを旅して山とか、いくわけですよ」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「そうすると例えばちょっと話が飛びますけど、アルゼンチンに行った。アルゼンチンに行ったら見渡す限りすごいサトウキビ畑で。すごい美しいんですよ。うっかりというわけへではないんですけど、美しく見えちゃう。けど、このサトウキビ畑はとんでもないわけですよ。広さがね、20000ヘクタール」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「スケールがち違うんですよ。でもこの農園、プランテーション、美しくうっかり見えちゃうかもしれないけど、何千万本という木が倒されたのかなと、こういう仕事をしていたら思っちゃいますよね。じゃあ、サトウキビ、悪いやっちゃなあ、ってなるか。プランテーションのオーナー、悪いやっちゃなあ

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「そういう問題も実際ありますけど、そのサトウキビから取れたバイオディーゼルでもしかしたら自分が間接的に世話になっているかもしれない、とか、例えば高速道路一個できる、最近なんかは川西・・・、僕、川西市の大使をしているんですけど、川西インターっちゅうのができたわけですよ」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「まあ、嬉しいわけです。便利になるわ。でも実際にこの木切りますって、テープを貼られたいっぱいの木の量を見ると、かわいそうやわ、高速道路なんか作らんでええねん、木がかわいそうやんけっていう人もそらいてる。どんだけの人が植えたビワの木が切り倒されたとかそんな話になってくる」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

西畠「つまり、木を植えること、消費すること、生活の利便性を整えていくことは常にいつも紙一重にあると。そんな中で六甲山というのもね、実際僕なんかは禿山を見るとなんかこう逆に、確かに緑豊かな山に見えないんですけど、逆を言うとそこの木というのは本当になんか、自然形？の木がいっぱいあって

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

山崎「そうですね」西畠「きれいに見えるというかね。植林でバーっって一生懸命後から植えられたまっすぐの木ばっかりで、それが植える労力よりも、管理していく労力の方が圧倒的に大変なんですよ。そのあたりは・・・」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

山崎「そうですね。ということでいうと、六甲山は山を管理するということがどうかわからないんですけど、そんなに木を整備して間伐して、山を育ててということが特に表六甲の方はなんですけど、難しかったのかなと。そういうこともあったりして、で、100年ぐらい、植林してから100年以上経って・・・」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

山崎「やっぱり木が大木化してくることによって、雨が降ったり台風が来たりすることで倒木、木が倒れたりして、結構、裏六甲は雨が降ると通行止になったり、よくするんですけど。それが問題だということで平成24年に六甲山森林整備戦略」というのを神戸市が立てて、それを元に整備して行っている」

Sae a.k.a. 世界一のクリスマスツリー @bekobe150

山崎「つまり整備して行っているということは神戸市が木を切って行っているんです。木を切っていかないと山は育たないので」西畠「つまり100年前に植えた木、樹齢100年レベルの木がすごい量、あるということですね？」山崎「正確なことは言えないですけど、100年級もあります・・か？」