業界用語恐るべし。高校教科書だと「ライマンは紫外線」ですが。RT @NobuKawai: 逆に、原子核物理の先生が、水素ライマンαをX線と言うのには驚きました。宇宙観測だと普通は 100 eV以上がX線(稀に 50 eVぐらいまで含めることもありますが)。それ以下は紫外線。
2011-04-01 21:29:02バルマーでもX線(^_^;)。なるほど、意味を徹底するとそうなるのですね。RT @NobuKawai: @irobutsu 訂正、可視光域にあるバルマー系列をX線と言ったのに驚きました。内殻電子の遷移による放射はX線という定義ですね。
2011-04-01 21:33:28趣深い。私は原子中の電子準位遷移起源ならX迄で、核遷移または粒子崩壊起源ならγと何となく。 QT @NobuKawai: X線・ガンマ線の区分は業界によって違う。宇宙観測だと、起源よりもエネルギー(波長)で分類。 @irobutsu: 原子核から出るとガンマ線、という分類なんで
2011-04-01 21:31:48核の電子捕獲に伴うK殻への電子遷移の放射はどっち?RT @bunogeto: 趣深い。私は原子中の電子準位遷移起源ならX迄で、核遷移または粒子崩壊起源ならγと何となく。
2011-04-01 21:35:41もっとも、自由電子、というか、電子ビームが出す放射(制動輻射、シンクロトロン放射)をX線と呼ぶか、γ線と呼ぶかは、波長(エネルギー)依存のように思う。@NobuKawai
2011-04-01 21:42:13@bunogeto Fe 55 の 5.9 keV (電子捕獲でMn 55 に崩壊してそのKα)、我々は当然X線と呼んでいるのですが、確か、アイソトープ協会の資料にはガンマ線と書いてあったと思う。
2011-04-01 21:42:25理科年表では1keVも微妙に紫外線ですねw RT @NobuKawai: @irobutsu 逆に、原子核物理の先生が、水素ライマンαをX線と言うのには驚きました。宇宙観測だと普通は 100 eV以上がX線(稀に 50 eVぐらいまで含めることもありますが)。それ以下は紫外線。
2011-04-01 21:57:18@across_the_view さすがに1keVが紫外線というのは何かの間違いではないでしようか?私も理科年表のX線天文学のページを担当しているので気になります。調べます。
2011-04-01 22:27:29@across_the_view 自宅にある平成16年度版理科年表で確かめました。物理79ページ、2-400keVの範囲を灰色に塗りつぶしてX線と書いてある。これでは1keVは紫外線となってしまう。
2011-04-02 13:19:45理科年表・物理79ページの脚注「X線とγ線の区別は波長(振動数)によるのではなく、電子の状態の遷移によって発生するものをX線、原子核の状態の遷移によって発生するものをγ線という」が今もそのままなら修正を要求しないと。分野による定義の違い、他の放射過程の場合の区別、と二つ問題。
2011-04-02 13:26:39世の中のX線発生装置の多くは、電子を加速して金属にぶつけ、電子が原子核の近くを通過するときに曲げられる(加速度を受ける)ことによってX線を発生させている(制動放射)。速度ベクトルが変化しているので広い意味では電子の状態遷移ではあるが、たぶん脚注の意図は原子中の電子軌道間状態遷移。
2011-04-02 13:35:17SPring 8 やKEK PFのようなシンクロトロン放射光も、電子の加速度運動によって放射されるX線。また、物性実験方面のX線レーザーと称しているものには、0.1 keV 未満のものもある。というわけで、紫外線、X線、γ線の境目は業界や場面によって違うので気をつけましょう。
2011-04-02 13:40:47