一度やめてしまったものを復活させるのは大変です。よって、なにかを廃止するときに必要なのは熟慮と対話です。
タリバンやISが宗教像や建築物を破壊しました。カンボジアでもポルポトがたくさんの破壊活動をしたとか。日本でも廃仏毀釈というのがありました。常に任せた破壊活動は安易で容易ですが、一度壊したものはそうそう戻ってきません。
2018-01-10 05:57:47昔、手塚治虫の漫画がいろいろな理由から非教育的だとか差別だとか言われて弾圧されたことがあります。表現規制です。長い間日の目を見なかった作品もありますが、近年はようやくその真意の理解を得て公開に至っています。もっとも未だ未公開の作品もありますが。
2018-01-10 05:59:17ウルトラセブンの欠番も一度どこかで見たことがありますが、別に差別がどうこういう作品ではありません。もっとも、揚げ足を取ればそのような見方もできなくはありませんが。差別か、揚げ足取りか。この区別は容易ではありません。恣意的にこの境界線を悪用移動するのは別の意味での差別です。
2018-01-10 06:00:45狂犬病やHPVワクチン、学童のインフルワクチンもそうですが一度やめてしまったものを復活させるのは大変です。無謬主義で誤謬を認めたがらない日本の「知性」の基準を考えるとますますそうです。本当の知性は誤謬の認知から始まるのですが。
2018-01-10 06:03:14よって、なにかを廃止するときに必要なのは熟慮と対話です。その場の空気やヒステリーでものを決めてはいけません。わりと米国は空気やヒステリーでものを決めます。禁酒法、レッドパージ、イラク戦争、事例に事欠きません。
2018-01-10 06:05:09相手を罵倒したり「論破」しても意味がありません。対話の相手の言葉に耳を傾け、反論するときも真摯に反論します。空気には抗わねばならないから。差別対策とは、あるいはいじめ対策もそうですが、空気に抗うこと、それ以外にないのです。空気に阿るようでは差別は無くなりません。
2018-01-10 06:06:38ゴールデングローブの女性たちのデモンストレーションもよかったのでしょう。でも、そこには男性の言葉を聞こうとか対話しようという空気は感じませんでした。威嚇し、威圧する。米国の差別対策はいつもこうです。そして差別はなくならず、分断だけが深まる。
2018-01-10 06:07:50貴乃花は空気を読まなかったからといっていじめられています。さすがは横綱、素晴らしい心意気です。ぜひいじめに抗い、同調圧力に抗い、濁った空気を突破していただきたいものです。
2018-01-10 06:10:49