311現地ツイート取り急ぎまとめ
- makawakami
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建築と親しいけれども地学系のレクチャや報告を聴いたことほとんどないので新鮮。同時に建築だけで解決できる問題ではないことをまざまざと突きつけられているわけですよみなさん。
2011-04-13 14:48:40川越清樹ら。福島県藤沼湖決壊の調査報告。阿武隈川支流のアースフィルダム。1949年竣工。福島では、地質的に流紋岩と第三紀の境界に被害。決壊により家屋流出と集落被害。堤防形状が残るところと残らないところ。堤防の地層同定により、決壊過程を推測可能。
2011-04-13 14:58:03山川優樹ら。宮城県北部の地盤災害。道路、鉄道、河川、海岸、港湾施設について五グループで調査。今日は一グループを報告。海岸線が150メートル後退、防砂林流出、堤防被害、堤内地の液状化、道路陥没、盛土流出、橋脚損害など。一次調査をとりまとめているところ。
2011-04-13 15:06:06森友宏ら。宮城県南部の地盤災害。閖上地区は地震そのものより、津波でやられた。空港も地盤改良により液状化なし。津波の洗掘が大きい。堤防の破壊。相馬港の護岸侵食。内陸の長町利府断層では、液状化や沈下、建物破損。郊外では、斜面崩壊が顕著。切土と盛土の境界面に被害甚大。
2011-04-13 15:14:29箕浦幸治ら。地質学アプローチ。津波の地球・歴史記録。仙台平野の表層断面。津波の痕跡から地球規模の周期性がわかる。陸のものを海に持っていく、引き波からも調査可能。
2011-04-13 15:21:54今村文彦ら。大津波の実態調査と教訓。気象庁の押し波のデータが振り切れた。最大38メートルという高さも重要だが、浸水範囲、流速、波形、継続時間も見ていく必要。今回、防潮堤や防潮林がどれくらい効いたかを考えていきたい。
2011-04-13 15:32:59越村俊一ら。衛星画像から判明した津波の被害。ミクロではなく、リモートセンシング技術の活用。GISを用いた空間地理情報を復興にいかす。現地調査との相互補完。浸水域内での全壊半壊は27% で、約六万。航空写真で家屋被害を確認。唐丹本郷では低地にまた家を作ったところにダメージ。
2011-04-13 15:41:14真野明ら。海岸堤防の被害。早急な復旧と防御システムの再構築。各地の事例紹介。波消ブロックが流され、散乱している。戻り流れによって、堤防破壊。
2011-04-13 15:49:11菅原大助ら。貞観地震津波との比較。仙台若林区の痕跡調査からわかるラインと部分的に重なるが、今回の方が大きいところも。当時の海岸もいまより内側。今回はあまり砂が堆積していない。泥が多い。貞観は海辺で5メートルだが、311は10メートル、内陸でも2.8メートル。
2011-04-13 15:58:11奥村誠。交通ネットワークの被害と復旧の状況。 振動が長く、長大構造物の損壊。橋脚上部のせん断破壊、盛土の液状化。石油の輸送障害、余震による後戻り。今回はネット上の交通情報が充実。鉄道復旧が遅れる。とくに南北と海岸沿い。専門家や資材が不足。通行実績マップが登場。電化線の復旧が難しい
2011-04-13 16:23:38上原鳴夫ら。災害時の緊急医療対応。今まさに稼動。阪神の500人は医療で救えた。発災の5分後にDMAT本部が発足。全国から306隊、1400人が集結。11日間活動。プリベンタブル・デスを防ぐため。今後は被災者の健康管理。人不足。すぐに使える緊急ファンドや自治体のペアリングの提案。
2011-04-13 16:37:37心理学の阿部恒之。被災者のマナー。海外の報道と行儀の良い日本人。阪神でも同じ報道があった。パニックにならない最近の日本は、二次被害の最小化に役立つ。しかし、買占めやデマも発生。また仙台のコンビニがガラスに目張りしたのは、略奪の懸念から。
2011-04-13 16:48:42平川新による歴史遺産の被害。古文書の写真記録化と保全。津波で一万二千の古文書が流された旧家。石巻文化センターの水損資料をどう修復するか。佐大ギャラリーの堤焼きと登り窯の被害など。土壁の剥落。赤紙判定が古い民家の解体を促進する。慶長津波後の、江戸時代の街道と宿場には津波が浸水せず。
2011-04-13 16:58:34平川新 慶長津波と今回の津波の浸水いきはほぼ同様と思われる。奥州街道はこれを下敷きにしており、そこため街道沿いの被害は小さかったのか。
2011-04-13 17:00:10