クリステンセン「イノベーション・オブ・ライフ」について
「イノベーションのジレンマ」のクリステンセン本を再読。色々な経営理論をもとに人生を考える書。意思決定の優先順を決めて、計画性と創発性のバランスをとりつつ、自分の資源を何に配分して実行するかのヒントに満ちている。 buff.ly/2m5U8pU
2018-01-07 19:58:27「成功するため」ではなく、「幸福になるため」であり「罪人にならないため」という目標がいい。 buff.ly/2CCouaC pic.twitter.com/WsQiLVOK8A
2018-01-07 19:59:03「罪人にならない」というのは当たり前のようでいて、実は大事。クリステンセンはハーバードでの教え子がエンロン事件を起こしたことがこの執筆の動機でもあると語っている。ちょっとした小さなことでも自分の倫理に反することをしていると、いつか大きな事件を起こしてしまう。
2018-01-07 19:59:33あなたが「ちくわメーカー」だったとする。ちくわの穴を0.1mmだけ広げると、だれにも気づかれずに原材料費は下がる。でもそれに味をしめて続けると、ちくわの穴はだんだん大きくなり、いつか実のない穴だけの「仮想ちくわ」を売り出すことになる。
2018-01-07 19:59:49あと「マネジメントっていいよね。事業で社会に影響を及ぼすのはもちろん、メンバーとその家族を幸せにすることもできる」という記述も。そう、職場で傷ついて帰宅したら家族も辛いし、誇らしい気持ちで帰れたら、みんながいい感じ。
2018-01-07 20:05:55ジョナサン・ハイト「社会はなぜ左と右にわかれるのか」
「社会はなぜ左と右にわかれるのか」。道徳心理学の知見から、アメリカにおけるリベラルとコンサバティブへの支持がなぜわかれ、かつ分かり合えないのかを記述している本。 #千夜一真 buff.ly/2DvBY9n pic.twitter.com/EGrVkPZ8s7
2018-01-15 22:56:17ジョナサン・ハイトは「人々は強い道徳的直感を6つのカテゴリで持っている」とする。ケア/危害、公正/欺瞞、忠誠/背信、権威/転覆、神聖/堕落、自由/抑圧がそれ。リベラルと保守の政策アピールがそれぞれどれに対応しているかを考えると確かにおもしろい。 #千夜一真
2018-01-15 22:57:38と言っても政治的なテーマの深掘りをしたいのではなく、「人はどんな順番によって信じることを決めて」「どうしたら自分が異なるスタンスの相手を受けれられるか」あるいは「相手の信条と行動を変容できるのか」がおもしろい。 #千夜一真
2018-01-15 22:58:12研究結果からすると、人類は「まず直感。それから戦略的な思考」という流れで信条を決める。最初にまず直感があり、理性はその辻褄を合わせるために用いられるのだ。 #千夜一真
2018-01-15 22:58:33となると、異なる立場の相手に理性で反駁しても、相手を変えることはできない。有効なのは、論争ではなく相手への愛情と敬意を持った対話しかない。 #千夜一真
2018-01-15 22:58:57「社会はなぜ左と右にわかれるのか」は論理と直感の関係をもとに支持政党へのスタンスを解き明かす本だけど、ベンチャーの統治バランスにも関係するかも。CEOはビジョンで人々の直感にアプローチし、次にCOOは論理を持って事業をマネージすると考えると整理しやすい。 #千夜一真
2018-01-15 22:59:33ポイントは直感のない論理的な人はサイコパス気質だし、論理がない人は支持されないという記述。ベンチャーでいえば「直感的なビジョン-CEO的ジョブ」と「論理的マネージ-COO的ジョブ」はどちらが欠けてもだめだということ。もちろんこれは1人でこなしても、チームでこなしてもいいはず。 #千夜一真
2018-01-15 23:02:08さっき書いた「論争しないで、敬意と愛情をもち対話することが、人に行動変容を起こせる」というやり方は、有名なカーネギーの「人を動かす」そのままだ。カーネギーはハウツー本ではなく、いろんなところで言われているように、すごい名著なのかも。 #千夜一真 buff.ly/2mApXaC pic.twitter.com/cr2dxGCpQU
2018-01-15 23:02:10