ストーカー事件なう

とある国のボク @SomewhereBOKU

音波攻撃は今も続いているし、アパートの半径100ｍ以内は騒音で気が狂ったよう、盗み聞き・覗き見・つけ回しも次から次へと、殊に光の海ではやりたい放題でなぜか個人情報が筒抜け状態。「セキュリティが全く機能していないんです」「まさか他の働く部屋が」「協力しているんでしょうね、きっと」

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びっくりみぃさん。 pic.twitter.com/zYUi3DiEVP

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「毒は一種類だけじゃないんですよ」「それは念が入ってますね」「ふふっ」今日のみぃさんも軽やかに謳うように事件を解き明かす。「何種類もの毒をアパートの水道に流しています」「それに見境ない」「おもしろいのは朝と夜は比較的水質がマシなんです。でも昼は…ひどい」

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「とにかく私を病気にして証拠隠滅したいみたいで」「あわよくば」「はい。殺されそうだったので辞めちゃいました」それが今のボクの仕事。「よっぽどやばい情報を私が持っていると思い込んでいるんです」「持っているんですか？」「さぁ？かちょさんの心がけ次第だと思います」

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「おはようございます、みぃさん！」「おはようございます」そして今朝のみぃさんも空気を清めている。清めても清めても、かちょさんたちが汚すから追いつかないって言っていたっけ。「週末はどうでしたか？」「金の日から水質が改善しました。でも金土は微量混入されていましたね」ふむふむ。

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「祝の日は本来の水質にだいぶ近くなっていました。お湯だけですけど」「うわぁ、みみっちい」「考えなしなんですよ。水はダメです、空気中に汚染が飛散する悪質さです」「み、みぃさん、体は大丈夫なんですか？」みぃさんがきょとんとボクを見た。「死んでいるように見えますか？」「お元気そうです」

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「じゃあ、今朝はどうでしたか？あと今日の予報もお願いします」ボクからのリクエストに、みぃさんは手と手を合わせてお祈りの真似事を始めた。「むむむっ…今朝はアパートの方たちが出払ったあたりで水質が私を殺す気満々になります。でも夜になったら改善するでしょう。他のいやがらせも進行中です」

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「アパートの中でだけ鳴り響く飛び回る君の音は、私に動きがあるたびに発生するでしょう。でも私に気付いてからアパートに到着するまでが速すぎるので、アパート内にいる誰かがスピーカーで音だけ出しています。私が外出したら村中に伝令が飛び、見つけた者には金一封と世知辛い金を無駄使いします」

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「音波は、昨日は一日中低出力で上の部屋から照射されていました。上に住んでいる方が帰ってきたら再開予定なので、暗くなってきたらご注意。ドタバタ騒音も頑張ろうかな。汚染された空気や悪臭は、ご近所さんが死ねという真心を籠めて我が家に向けばら撒いているところです」

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「光の海では、私の仲良しさんに張りついてさんざん苦しめてから親切なフリをして味方にし、洗脳し、買収して、私を孤立させようとしてしていたけど、なぜだかうまくいきません。聞きかじった私の台詞を文章に織り込んで光の海で晒してみるけど、なんでか自分たちが追い詰められていく一方です」

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「み、みぃさん、もうそこまでにしましょう」「まだまだあるんですけど…そうですね。この報告を受けたかちょさんがきっと今頃、毒の量を増やせ、音波を照射しろってキレていることでしょうし」かちょさんはなんて無駄に暇なんだろう。仕事すればいいのに。実はボク、まだ会ったことがないんだ。

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SomewhereBOKU is exploiter' story. This is fiction but based on real. Mii is killing by Kacho who was her boss.

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夕方のみぃさんはお菓子作りに挑戦していた。「お一つどうぞ。毒入りじゃないから“安心”です」「し、信じます！」「信じなくていいのに」「みぃさぁん!?」「今日のお昼は下の部屋から音波が来ました。夕方から汚染された空気、飛び回る君の元気な騒音、連絡中に光が突然ダウン、ってところです」

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「とにかくかちょさんは、私を見るな聞くな関わるな、ということがどうしても理解できないんです」かちょさん、恋だなぁ…でも犯罪はダメだってば。「え？」「ん？」「恋って誰が誰にですか？」「かちょさんがみぃさんに、です」かちょさんのいやがらせにいつも笑顔のみぃさんが怒っている!?

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「誰ですか、そんなこと言って回っているのは」「おおおおツボネさんですよっ」「ああ、あのストーカー」声、低いぃぃぃ！「仕事を始めてからずっとついてた監視がおツボネさんだったんです。べったり張りついて、仕事も奪われていました」「あっ…」ボクは違和感を思い出していた。

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出発するボクを手を振って見送っていたおツボネさん。そうだ、毎日見送られているなぁって思ったんだ。いつお仕事しているんだろうって。考えてみたらボクも、ボクも見張られている!?「それが彼女のお仕事なんですよ。新人を見張って、自分たちの味方になるかならないか判断するんです」味方って何!?

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「かちょさんは別に私のこと好きでも何でもないですよ」あれはね、とみぃさん。「我が身がかわいいだけなんです」「なるほど」

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「あ、今度は隣の部屋から音波が来ています。かなり強い」上がダメなら下、下がダメなら横って。「馬鹿ですか、かちょさん…」「汚染が広がった方が効果が大きいと思って、お湯にも水の方に入れていた毒を入れている…こんなにきれいな村の空気を汚すなんて」

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「この犯罪者が」

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「かちょさんは戦い隊を動かした。この国の王様はそのことを知っているはずです。だって、“安心”を売る者を認めているのは王様なんですから。どうして王様は、かちょさんを殴ってでも止めてくれないの？」

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「昨日の夜は私が寝るまで音波来ましたよ」「かちょさんはじっとできない方ですねぇ」子供かな？「今日も水質は毒でした。私を病人にするためとにかく必死。かちょさんたちは追い詰められているみたいで攻撃が本当に見境なくなっている」そんなに怯えるくらいなら悪いことなんてしなければいいのに。

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「今も高出力で私に音波を当ててきています。私を殺す気満々です」「えっ…大丈夫なんですか!?」「泣き言言っても状況は変わりません。わんこ組に訴えても金と権力で握りつぶされるだけです」「そんなことない！きっと誰かが聞いてくれています。だからっ」

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夜、みぃさんから連絡が入った。 『こんばんは！音波は今も続いています。今日の水質は本当にひどかった。特に私が家事や入浴で水を使う時間、毒の量を増やしています。なんとしても難病患者を作りたいというかちょさんの執念が伝わってきます』

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今日のみぃさん。 「水質はひどいです。変な臭いがすることもあります。でも私が使っていない時は毒は混入されていません。音波も毎日上下からやってきます。あと、私が買っているものにべったり毒を塗りつけてきます。そうなったら食べるものは捨てるしかない。作ってくれた方に申し訳ないです」

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今夜のみぃさんです。 「ちゃーんと生きていますよ。今日の水質も、私が使い始めると毒が混入されます。私が動くと騒音がやって来ますし、音波も一日中です。ずっと見張られています。ふふ、こういう情報発信って初めてだから、何を言ったらいいのかすごく悩んじゃいますね」