#未来世紀自己紹介 【公開情報】 名前:イクザ=ロア(愛称はイクザ、ロア、イクズィ) 所属:組合 クラス:レンジャー 32歳男性。大手マシンメーカーがスポンサーについているシャトルレーサー。愛機の名前はステッラ。 個人タグ: #不可測軌道流星
2018-01-28 21:12:32#不可測軌道流星 【非公開情報】 プロレーサーとしての高い運転技術でスクナ兄弟のストーカー行為をしており、弟のノーチェに対して気持ち悪いまでの異様な執着をみせる。→
2018-01-28 21:13:22#不可測軌道流星 スクナ兄弟が被害者となった3年前の事故の目撃者。彼らを救える可能性があったにも関わらず助けられなかったという罪悪感を抱いている。2年前に二人が運び屋として復帰したことを1年ほど前に嗅ぎ付け、ストーカー行為を開始した。
2018-01-28 21:13:53#不可測軌道流星 アルバが再び身体を得るための資金の足しにしてもらうために、レースで得た賞金をスクナ兄弟に渡そうとしているが、あまりに素直でないせいでアルバに酷く対応したり、ノーチェにヤンデレ発言をしたりするなど、「二人とのコミュニケーションに限って特に」難のありすぎる人物。
2018-01-28 21:14:17#不可測軌道彗星 愛機S-722と共に映っている桃色の髪の男は、宇宙艇レース界では名の知られたレーサーであった。宇宙と地上の両方のコースを疾走する愛機、Stella722にはゼッケンの他にも多くのステッカーが貼られていて、その中にスカンダコーポのものも見つけられるかもしれない。
2018-02-04 21:24:27#不可測軌道彗星 「皆さん知っての通り、僕たちは常に死と隣り合わせで走ってます。実際に、数年前にもクライゼン・キサラギという巨星を喪いました」 ――それでも走るのは何故ですか? 「やめられないんですよ。限界と不可能の境目で、自分自身をも燃料として生きるのを」
2018-02-04 21:29:13#不可測軌道彗星 自身が答えた、レース優勝の記事を男が自分で見ることはなかった。 なんという綺麗事か。ただ情熱という理由だけで、誰かの不幸を上書きすることなんてできやしない。嘘のない言葉の裏に抱えるモノがあるからこそ男は走るのだが、まあ、それは内に秘めておけばいいだろう。
2018-02-04 21:33:19#不可測軌道彗星 少しでも操作を誤れば、地上を走っていても艇は制御を外れて暴走する。稀代の敏腕レーサーでさえ「100%」を叶えることはできなかった。 残されたもの。残ったもの。 急速に資源を浪費して速さを追い求めること自体に、漠然とした違和を覚えないこともない。 それでも。
2018-02-04 21:37:26#不可測軌道彗星 流星は走る。 思うところがあって、やめる選択肢などなくて、やはり走りたくて、男は愛機と自分と、携わる人々を信じて走ることをやめないのだった。
2018-02-04 21:39:37名車覚醒前ソロール
#不可測軌道彗星 スピードと安全を最優先に設計されたStella722-Lorrには、居住スペースなど存在しない。 ほとんど身動きの余地のないシートが2つ横に並んでいるのが、せめてもの宇宙艇らしさであろうか。
2018-02-15 03:20:33#不可測軌道彗星 本来、速さのことだけを考えるならば、この二つ目のシートも邪魔なはずだ。重心を中央にするためにも、シートの重さがゼロでないというだけでも、レースのことを考えれば「ないほうがいい」に決まっている。
2018-02-15 03:23:57#不可測軌道彗星 ――ステッラのシートが2つあるのは、どなたかを乗せるためですか? 「そりゃそうですよ。座席なんですから(笑)」 ――やっぱり、恋人を? 「そういう関係の相手はいません。ちょっと憧れはありますけどね。でも、ステッラの乗り心地、すごく悪いだろうな」
2018-02-15 03:31:17#不可測軌道彗星 いつか取材でそういうやり取りをしたことを思い出す。男はこの手の質問をされるのが苦手であった。 隠さなければならない事実も、答えることへの恥らいも存在などしないのだが、「正しい」回答ができないという点で得意ではなかった。
2018-02-23 01:08:38#不可測軌道彗星 昔、名立たる武人が武器を愛したように、レーサーであるこの男も自分の艇を愛している。「恋人」の話題を振られたところで、自分が語れるのはこの艇のことだけだ。 今は亡き巨星のように、家族がいるなら、話は違うのかもしれないが。
2018-02-23 01:13:54#不可測軌道彗星 いつも万全に手入れをし、制御コンピューターやナビゲートAIは常に最新の状態で搭載している。 全てのパーツが最新のものでないのは、この男自身のこだわりでもあるが、それ以上に「最新とはいえ一世代前のものである」AIが最新のパーツを認識・制御できない場合があるからだ。
2018-02-23 01:16:19#不可測軌道彗星 男は「恋人」をいつものように手入れしながら、しかしその「恋人」のAIが人格を持たない旧式のものであることを悩んでいた。 何も愛機と恋人ごっこをしたいわけではない。人格もちのAIが普及してもうかなり経っている、艇にその新技術を取り入れるかどうか、男は日々考えていた。
2018-02-23 01:20:16#不可測軌道彗星 ――まあ、別に人格搭載AIなら速いってわけじゃないし。僕は今のステッラが好きだから。 男は結局、最後にはいつもそう結論付けて、いつも通り喋らない「恋人」と宇宙を、地上を駆け回っている。
2018-02-23 01:22:57