C93戦利品感想

しんかい（神海心一） @e_mist

地方の友人が上京してくると、たまに月島まで食べに行ったりするんですけど、そういう場所では結構店員さんがやってくれたりするんですよね。で、それを真似して自分達で作ってみたりして、上手くいったりぐちゃっとなってからかわれたり。

しんかい（神海心一） @e_mist

そういう食を通したコミュニケーションが非常に良く描かれていて、ほぼ食べて飲んで喋ってるだけの話なのに読み応えがある。物語の着地点としても、語り部たる周子がこぼす諸々の心境は、アイドルになったことで変わっていく彼女の在り方そのものだよなあと。

しんかい（神海心一） @e_mist

最後の最後で梯子外してくれる辺りも実に周子らしく、短く綺麗にまとまった話だったと思います。そしてやっぱり自由が過ぎる楓さん……ｗ

しんかい（神海心一） @e_mist

「小梅ちゃんとプロデューサーさん」戌の犬小屋/戌也さん（pixiv.net/member_illust.…） 小梅ちゃんはえっちな子（確信

しんかい（神海心一） @e_mist

与太話は置いといて、ナチュラルに色気たっぷりな小梅ちゃんと、真面目と天然が紙一重な武内Pの軽妙なやりとりが非常に良い。というか武内Pは小梅ちゃんの言うことだからって何でもかんでもほいほい聞き過ぎじゃないですかね！　ね！　いいぞもっとやｒ（ｒｙ

しんかい（神海心一） @e_mist

美嘉姉を手玉に取ったりする傍ら、〆の話できっちりアイドルとしてのアイデンティティを確立させる流れもあり、この辺前後でのメリハリが利いててちょっと感心しました。ラストはすっと舌に乗せて溶ける甘さ控えめの氷菓子めいた終わりで、後味の爽やかさが良い読後感なんですなー。

しんかい（神海心一） @e_mist

惜しむらくは、全体的に台詞のフォント小さ過ぎない？　ってところでしょうか。限られたコマに詰め込みたかったんでしょうけど、絵との比率で流れるように読めなくて、若干リーダビリティ損なわれてたような気も。 とはいえ軽く読めて面白い一冊でした。また次回も楽しみにしております。

しんかい（神海心一） @e_mist

「夢のみちしるべ」Cawa Smile/蒼羽さん（pixiv.net/member_illust.…） 卯月が菜々さんに個性を問うおはなし。

しんかい（神海心一） @e_mist

一瞬「質問する相手を間違えてるのでは……？」と思いましたが、劇中でも語られたようにもっと濃いし斜め上に突き抜けてる人達が超多い事務所なので、一周回って正解だったのでは、となる菜々さんの常識力を垣間見られるのが面白いです。

しんかい（神海心一） @e_mist

かつて菜々さんがデビューしたての頃、自分を励ましてくれた女の子がいて――というところが話のミソで、菜々さん自身の辿った夢のみちしるべを卯月が歩いているのかもしれないわけですよね。その中で足取りに迷った時、支えになった笑顔の記憶が、巡り巡って卯月に返っていく。…幸せスパイラルだこれ！

しんかい（神海心一） @e_mist

構成的に手堅くまとまっていて面白いのですが、ちょっとだけ惜しいなーと思ったのは、前半で飛鳥と蘭子が口にした台詞。これはある意味終盤の菜々さんの言葉と同質のものなので、そこの展開も後半に上手く繋げられたら、二人だけの話として閉じる感じも薄まるのかなと。

しんかい（神海心一） @e_mist

地味ーにありすヘアーの菜々さんが破壊力抜群な一冊でもございました。菜々さんにはいろんな夢が詰まってるなあ……！

しんかい（神海心一） @e_mist

「世界のどこかに君がいて」0401/やすいちさん（twitter.com/yas1_0401/stat…） 神谷奈緒を取り巻く世界と、彼女を外から見る人達のおはなし。

やすいち @yas1_0401

遅くなりましたが冬コミのおしながきです～！ 新刊モブ視点奈緒本、奈緒私服カラー本、マグセット持って行きます。 売り子さんはごんさん（@gngn_P）が奈緒ちゃんでいてくれますので当日はよろしくお願いします😇 pic.twitter.com/0YDcAkaWYT

2017-12-29 19:58:15

しんかい（神海心一） @e_mist

俗に言うエキストラ視点みたいな構成で、Pや奈緒自身ではなく、例えば学校のクラスメイト、同じ電車に乗った同年代のファンの女の子、たまたま奈緒が通りがかりに見かけた地理に疎い年配の女性、近所のコンビニの店員など、様々な角度で描かれる奈緒の姿が非常に良い。

しんかい（神海心一） @e_mist

アイドルという非日常の姿じゃなくて、そこから帰ってきて過ごす日常の彼女が活き活きと表現されているわけです。偶然同じ電車で好きなアイドルの本物見かけてテンパる女の子に、しれっと「ありがとな」なんて手振ってサービスして見せたりとか、ホントおっぱいついたイケメンだな！　ってなるし。

しんかい（神海心一） @e_mist

如何にも勉強得意な優等生めいた同級生の男の子に、割と軽い感じで面と向かって応援されて恥ずかしがって、勉強手につかなかったり。

しんかい（神海心一） @e_mist

困ってそうな人を当たり前のように助けて、当たり前のように名前も告げずに去って、お礼言いそびれたなと思う女性が電車のディスプレイで絶賛アイドル中の奈緒の姿見つけたりとか。

しんかい（神海心一） @e_mist

コンビニの店員もまあ気づいたら動揺しそうになるしお釣り渡す時ちょっと手触れてありがとうなんて言われたら舞い上がっちゃうよねとか！

しんかい（神海心一） @e_mist

なんかね、全部が全部すごいさらっとしてるのに瑞々しいんですよ。各話の間に挟まれる、繋ぎの描写がまた秀逸。日常と非日常、異なるプライベートの様子が全て有機的に繋がっているのが目に見えて本当にいい……尊い……。

しんかい（神海心一） @e_mist

奈緒Pとしては出色の出来と言ってよい一冊でした。同人誌って時折こういうものが見つかるからやめられないですよね……。

しんかい（神海心一） @e_mist

「胡蝶のいまは」エキスパンダー溶接/魂カーニバルぼたもちさん（pixiv.net/member_illust.…） オクトーを追いかけていたはずのナルメアさんが団にいたサラーサから酷い話を聞いてしまうおはなし。概ね間違ってない。

しんかい（神海心一） @e_mist

メタ的な話をすると、十天衆の最終解放Lv100で4アビを覚える際に他の九人と戦わなきゃいけないんですが、4アビ覚えてたらそりゃオクトーにも勝ってますよねー！　という。いやしかし唐突に悪気ゼロで人生の目標を叩き折ったなんて言われたら誰だって動揺しますね……。

しんかい（神海心一） @e_mist

団有数の実力者としての格好良い描写と、ダダ甘やかしお姉ちゃんの二面性もきっちり描きつつ、話もちゃんとメタな流れに収まらないところへ持っていっているので、これが結構読み応えある。なんかそのまま今年実装されるであろうシナリオ（あるいはフェイトエピ）に繋がりそうな展開なんですよ。

しんかい（神海心一） @e_mist

ナルメアさんの強さは、遠い憧れを目指し続けるひたむきさにこそあるわけですけど、それは一種の弱さでもあって、たったひとつしか見えてないから、自分の強さにも今までの積み重ねにも大した価値があると思ってないんですよね。

しんかい（神海心一） @e_mist

だから、まだ弱いと思っている彼女自身を、きちんとした手順で認めてあげるプロセスが、ナルメアさんの物語には必要なんだろうなと。