ジャズやクラシックのイメージ、および即興について

ある日の音楽雑談を読み返してたら楽しかったので。 【目次】  ①クラシックの「正しさ」、ジャズの「高級さ」  ②ジャズにあまり詳しくない音楽家やリスナーからのイメージ  ③即興やアドリブってどういうもの? 続きを読む
16
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@yhr_ [続き] 全部決めてしまうとそういう偶発性とか一回性が大きく減ってしまうので、ジャズとしてのおもしろみはだいぶ少なくなってしまうと思います。

2010-09-26 02:57:34
yamahahorn @yhr_

@ja_bra_af_cu なるほど。僕は録音でしかジャズを聴かないので、その辺の感覚はないんですよね。録音作品はジャズなのかってのも問題になりそうw

2010-09-26 02:59:50
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@yhr_ 最近買った研究書の最初に載ってる論文がジャズにおけるレコードの問題をテーマにしてました。その場一回かぎりのライブ至上主義が批評界隈では主流だけど、ジャズ史考えるのに使ってる資料は全部レコードじゃないか、みたいなw

2010-09-26 03:08:00
yamahahorn @yhr_

@ja_bra_af_cu それは、もはや音楽そのもの問題というよりは、文献学としての歴史研究と考古学の違いみたいな感じですかねw

2010-09-26 03:16:03
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@yhr_ たははww まあそういう方法論の違いでもありますかね~。もうちょっとちゃんと読んで、ジャズにおける録音のことを考えてみます~。

2010-09-26 03:26:49
jabrafcu @ja_bra_af_cu

④クラシック音楽における一回性・偶有性

2011-04-05 23:46:33
yamahahorn @yhr_

ステリハまで全員がそろわないという状況で吹奏楽をやった時、あるフレーズを4回くらいいろんな楽器で反復していく部分があったんだけど、その一回目を吹く人が本番前何回か練習出られなくて、「本番で吹いたのを聞いて、それを受け継ぐように吹いてく」ってのがその他の人への指示だったことがあるw

2010-09-26 02:57:40
yamahahorn @yhr_

指揮者の仕事ってのも、練習をかっちりやることに重きを置くのか、舞台上での交通整理役の仕事に重きを置くのかで全然ちがうな RT @ALC_V: フルトベングラーは即興的。 @yhr_: クラシック音楽でかっちり楽譜が書いてあったって、まったく同じ演奏を反復することなんてできない

2010-09-26 03:05:40
yamahahorn @yhr_

指揮者ってことでいえば、それまで楽団を一度も降ったことのない指揮者がふっとあらわれて指揮を振るって言うだけで音楽そのものが根底から変わってしまうことがあるんだよなぁ。別にテンポを極端にいじるとか、そういう変なことをしたというわけではなくても。

2010-09-26 03:11:13
yamahahorn @yhr_

クライバー生で聞いたことないからなぁ。作りこむことで「なんとなく」という状態から解放されて自由になるのかなぁ。あるいは、単純に生っぽく聞こえる打ちこみ音楽と同じ理屈だったりしてw RT @ALC_V クライバーの練習みてたら、かなりしつこいね。にもかかわらす自由な音楽に聞こえる

2010-09-26 03:20:33
yamahahorn @yhr_

指揮者によって方向性が示されることによって、何をどう表現すればいいのかというのが明確になるのかもしれないですね。楽譜だけから自由に音楽作っていいなんてことになったら楽団員も困るでしょうw RT @ALC_V 自分の方針は伝えて、ある枠のなかではかなり自由に歌わせるんだよね。

2010-09-26 03:29:20
yamahahorn @yhr_

クラシックの合奏音楽の世界では、指揮者を置くかどうかというのはわりと伝統的な争点で、一般的には指揮者がいたほうがより表現の幅が広がるとされているみたい。理由は、つつがなく音楽を進行させる役目を指揮者が引き受けることによって楽団員が自由になるからだとか。

2010-09-26 03:33:15
yamahahorn @yhr_

指揮者のいない形態のオーケストラはあわせやすいように、失敗しないように、表現の幅を狭めた安全運転をする傾向があるみたいですね RT @ALC_V たしかに(笑)@yhr_: 楽譜だけから自由に音楽作っていいなんてことになったら楽団員も困る

2010-09-26 03:34:53
jabrafcu @ja_bra_af_cu

⑤即興=一回性・偶有性を積極的に活用し高める方法

2011-04-05 23:50:29
yamahahorn @yhr_

アドリブのあるなしって、究極的に突き詰めるとどうでもいいというか、判定不能なんじゃないかなぁ。クラシック音楽でかっちり楽譜が書いてあったって、まったく同じ演奏を反復することなんてできないし、音楽ってのは流れだから一か所が微妙に変化すればその後の音楽に影響していくのも当たり前。

2010-09-26 02:55:09
kj3 @plus4_kj3

@yhr_ 個人的にはアドリブこそあってナンボですね。その瞬間の解釈やら気分やら周りの様子やらを音楽に組み込んでくモンで、積極的に「これが今回の完成版だ!」と言い張れるところが面白いと。

2010-09-26 02:59:08
yamahahorn @yhr_

@plus4_kj3 でも、生身の人間がやる音楽ならどうしたって変化はあるわけで、あとはそれをアドリブと呼ぶかどうかという話のような気がするんですよね。

2010-09-26 03:02:23
kj3 @plus4_kj3

@yhr_ 変化があるというより、積極的に変化を活用する、と考えると分かりやすいです。例えば同じコードのアルペジオフレーズでも上昇か下降かで印象は全然違いますし、リズムのノリ方もスクエアにノルのとハネてノルのは別物ですよね?それを意図的にカマす「即時作曲」的な要素です。

2010-09-26 03:07:43
yamahahorn @yhr_

@plus4_kj3 変化の幅を「音量とテンポと音色」の範囲にとどめるのが書き譜による演奏で、そこに「音の並び方そのもの」が加わるのがアドリブ演奏で、突き詰めれば自由度の差であるというふうに思うんですよね。

2010-09-26 03:24:54
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@yhr_ 突き詰めていくとまったくおっしゃるとおりです。ビッグバンドのコンテストなんかでも初めて聞く演奏ならそれがアドリブか書き譜か判別するのは難しいですし。だからジャズでのアドリブというのは偶発性や一回性を高めるための方法論なのじゃないかと自分は思います。

2010-09-26 03:01:16
yamahahorn @yhr_

「偶発性・一回性を意図的に上げることを志向するのがジャズマインド」であるならば、打ち込みのジャズって単純に矛盾してるなぁ。一回性を上げるだけなら乱数でも仕込むか?生演奏の録音なら、それ自体ジャズでないにしてもジャズのスナップショットではあるんだろうけど。

2010-09-26 03:49:11
jabrafcu @ja_bra_af_cu

オーケストラでも書き譜のビッグバンドでも打ち込みテクノですらも、偶発性や一回性を強く感じることってあるもんな。やっぱりアドリブあるなしの質的な問題じゃなくて、偶発性や一回性が多いか少ないかの量的な問題なんだろうな。

2010-09-26 04:20:20