東電 ピーク時電力と気温に関する考察

nakamamo @nakamamo

1.東電のピーク電力が気温とどんな関係になってるか、調べてみました。 http://t.co/0AXNKJR

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2.元データは、東電発表値をBig-server.comが蓄積しているものを利用。 http://bit.ly/eWOzCi 東電HPではその日のCSVしか提供していないので、毎時自動取得しているようです。期間は3/26～4/6。

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3.計画停電を行った日は省き、毎日のピーク電力とその時間・気象庁発表の東京(大手町)の気温を表にしました。 http://twitpic.com/4hqmk2 ピークは18～19時が多いのですが、たまに9時があります(なぜか火曜日)。まずは、通勤ズラせばいいんじゃないかな。

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4.これは前の表をグラフ化したもの。http://twitpic.com/4hqmlt 青の線がピーク時電力、緑が東京の気温ですが、やっぱり相関関係ありますね。相関係数は-0.769です。なぜか4/4(月)が飛び抜けてますが、何かあったっけな。

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5.X軸にピーク時気温、Y軸にピーク時電力量としたグラフ。http://twitpic.com/4hqmn0 青い点が平日、赤が土日です。11日分なので母数が少ないですが、直感的に平日は電力使ってるように見えます。グラフで見てみたら、土日は200万kWぐらいの差かな。

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6.なお、グラフにある数式は、EXCELが出した近似線(一次式)です。今日18時の予想気温は18度なので計算すると3174万kWと出ますが、今日は平日なので恐らく3,200万kWぐらいじゃないかと。ざっくりした予測です。

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7.先日の化学工業会提言 http://bit.ly/fcbvy5 では「休日シフトで270～320万kW削減」でした。今が全体3000万kW台→休日効果200万kWなので、夏5000万kW台となれば、あながち変な数字でもないと思います。とにかく休日分散効果は大だと思います。

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8.気をつけなければいけないのは、今のピークは9時か18～19時だけど、夏は14～15時という点。圧倒的にエアコンなんですね。というか、グラフをよく見れば分かりますが、勤務時間帯は全体的に高いんですよね。http://twitpic.com/49bas6

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9.東電管内全体で20%近い節電をするってことは、基本的には、夏需要＝エアコン・冷房装置そのものを使わないってことにしかならないのではと思う。使ってしまったら、その分何か別のものを減らさないといけないってことになる。http://bit.ly/h4HkhJ （了）

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東電HPに興味深い資料。2008年夏の東電電力需給です。http://bit.ly/fcvt66 この年は前半が暑く、後半は涼しかった様子。グラフの赤折れ線が最高気温、棒がピーク電力で、一目で相関の強さが分かります。またピンク色が休日で、平日に比べかなり減ってるのが分かります。

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面白いのはお盆の期間で、暑かったにも関わらずかなり減ってます。これぞ休日効果。今夏の供給量は4,800万kWや5,000万kWと言われてますが、仮に前者とすると7～8月の半分は供給不足になります。（http://twitpic.com/4hvt2s の緑色線）

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5,000万kW供給可となっても、気温が30度になればアウトです。お盆を除けば、30度を超えた日は必ず5,000万kW超えだからです。ちなみに政府が20%前後の節電を検討してるようですが、最高気温35度になれば6000万kW→4800万kW、つまり綱渡り状態となります。

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ちなみに毎日が休みとしたら、5,000万kWを超えることはほぼ無くなります。35度になるとヤバイですが、10%CUTで済む感じです。国は「大口需要家に25%削減を求める」らしいですが、http://nhk.jp/N3v56MUy 社員を休ませろってのが本音の狙いなんでしょう。