- k3_neoprotester
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さて。先日、所謂《非対称性》について、明戸氏ともちょっと議論したんだけれど、資料など追加しつつ、あらためて。外山さん(@MichiToyama)にも、この関連でスライドまた作りますー、って言っていたので。 togetter.com/li/1200259
2018-03-12 02:15:43まぁ、あえて書くと、このテーマってのは結局《日本人差別はあり得ないのか?》というテーマになる。これについては、ちょっと前にも一回書いてるし、基本的にこれとあまり変わらないんだけど、改めて書いておく必要があるな、とも思っている。 togetter.com/li/977918
2018-03-12 02:17:30先日の明戸さんとの議論で使った事例は2つ。 1)イギリスにおける人種的憎悪に関する事例(ミザヌール・ラーマンの事例) 2)アメリカにおけるヘイトクライムの事例(トッド・ミッチェルの事例) の2つなんだけど、見てる人はなんのこっちゃ解らないと思うので、スライド作ってみた。
2018-03-12 02:20:191つ目。イギリスにおいてはマイノリティであるイスラムのミザヌール・ラーマンの言動が人種的憎悪を扇動するものだとして有罪にされた事例。 最終的には禁固4年が言い渡されて、執行されたそうです。 pic.twitter.com/LVegm9PMJc
2018-03-12 02:22:59念のためちょっと掘ってみたら、この事例に出てくるミザヌール・ラーマン氏、まぁなかなかガチの活動家さんだったようで、2015年にはISISからの支援を受けたりしていて、その流れで2016年にはまた禁固5年半の判決を受けてしまっているそうなんですけどね...。 pic.twitter.com/SFwOASZqpL
2018-03-12 02:24:22とはいえ、マイノリティであるイスラムの活動家に対して、人種的憎悪を扇動することを理由として有罪判決が出されている事例ではある。 さて《日本人差別はあり得ない》なんてロジックは、本当に正しいのだろうか?
2018-03-12 02:26:40もう一つの事例。 これは米国でのヘイトクライムの事例なんだけれど、映画「ミシシッピー・バーニング」を見て盛り上がっちゃった黒人の青年達が、白人の少年を意識不明になるまでボコボコにしてしまったという事例。これについてもヘイトクライム法は適用されている。 pic.twitter.com/DhuOUJj8Yc
2018-03-12 02:27:57ここでは、Speech/Conductの区分論についても書かれていて、これはこれで一大論点なんだけれど、ちょっと置いといて。米国社会ではマイノリティである黒人の青年達による白人の少年への暴行事件について、ヘイトクライム法は実際に適用されている。 さて、《日本人差別はありえない》は本当か?
2018-03-12 02:30:22《非対称性》というモノを振り回して《日本人差別はありえない》と主張することは、果たして正当なのか? これらの事例を見ていると、やっぱり私にはそうは思えない。むしろ、それを《あり得ない》と主張することこそが《不当である》とさえ思える。こんなの、嘘っぱちだろう。
2018-03-12 02:33:10勿論、ヘイトスピーチを問題視する目的は、それが暴力(殺害/虐殺)に繋がってしまいかねない危険性があるからだし、その意味でマイノリティが頑張って喚いてもマジョリティへの具体的暴力には《なりにくい》とは言えるだろう。でも、世の中色んな部分社会の在り方がある。《あり得ない》ではない。
2018-03-12 02:35:23ここを《あり得ない》と言ってしまう事のほうが《不当》だし、これを言ってても社会の理解なんて得られる訳がない。そりゃそうだよ、《あり得ない》なんてのは嘘なんだもの。嘘を孕む不誠実な話法でいくら話してもても、社会的理解なんて得られる訳がない。
2018-03-12 02:39:36未だに《日本人差別なんてあり得ない》論は吹聴されているし、それがドコから来てるのか特定しずらいけれど(たぶん「男性差別はあり得ない」論に執着してるイカれフェミだろうとは思うが)、とりあえず、これに対しては胸をはって《それは嘘だ》と言えばいいと思う。
2018-03-12 02:44:36