【プレイバックのべ挑】第2回『彼は時計を一目見ると、彼女がもうこの世に存在していないのだということを悟った』

月緑 @geturyoku

@geturyoku 【のべるちゃんの挑戦状 FILE.02】 #のべ挑 『彼は時計を一目見ると、彼女がもうこの世に存在していないのだということを悟った』 この状況を成立させる物語を創作せよ。 【4です】 pic.twitter.com/P7cWAurVRH

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月緑 @geturyoku

@geturyoku 【のべるちゃんの挑戦状 FILE.02】 #のべ挑 『彼は時計を一目見ると、彼女がもうこの世に存在していないのだということを悟った』 この状況を成立させる物語を創作せよ。 【5です】 pic.twitter.com/YBDG3r4COm

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pleiad @奏楽 @souraku_307

科学の技術は進んで、何でもコンパクト化された。肩から下げていた携帯は、片手に収まる様になり、腕時計型へと。最近は健康状態もその端末から一目で分かる様に、なってしまったんだよね。それで医療関係者は判断するんだ。 黒のラベルが回される。 もう助からないと、一目でさ。#のべ挑

奈尚 @Nanao298

「探し物はこれかね」悪魔が差し出したのは時計だった。滅びゆく世界を救うには、誰かが犠牲となって、この世界の時間を制御し続けなくてはいけない。俺の制止を聞かず、彼女は悪魔の契約に乗ったのだ。彼女の瞳を想わせる文字盤の宝石。彼女の髪と同じ色の針。彼女は時計になってしまった。 #のべ挑

IFme @xwV2pSJpyMuv9GC

#のべ挑 1/2 けたたましいサイレンの音が夜の街に響き渡る。溢れかえる人混み。先程までの静寂が秋風と共に消え去っていくのを、彼は知覚した。  だが、喧噪は束の間で終わる。遥か頭上のビルの一室で、件の爆弾魔が予告した通りの爆発が起きたのだ。

IFme @xwV2pSJpyMuv9GC

#のべ挑 2/2  カチ、カチ、カチ、カチ。  彼は時計を一目見ると、彼女がもうこの世に存在していないのだということを悟った。  輝く火花に背を向ける。ニタァ、と嗤う彼の姿は、二度目の静寂と共に夜の闇へと溶け去った。

高倉 礼 @Acid1012

#のべ挑 小さい頃から、君は一緒に遊んでくれた いつもお似合いの白いワンピース かけっこで速かったのを覚えているよ 今では、すっかり僕の方が背が高い 君は変わらない笑顔を見せてくれたね 君は笑顔のまま消えていった… もう…時間か…成仏できたのかな 動かない体で僕は目を閉じた

AFTER @after32q_create

#のべ挑 「なあ、今日はこんなことがあってさ～！」 陽気に彼は話す。 今日起きた出来事。それに対する彼の感想。それに関連したエピソード。 友達や恋人にするように、彼は楽しそうに話す。 誰もいない空間に向かって。 ふと、柱時計の大きい音が彼の話を遮る。 ①(続く)

AFTER @after32q_create

@after32q_novel #のべ挑 その音を聞いて、彼は止まった。 それは話を遮られたからではない。 その音に、聞き覚えがあったからだ。 彼の記憶に、喉に刺さった魚の骨のようなチクッとした何か引っかかりがあったからだ。 ②(続く)

AFTER @after32q_create

@after32q_novel #のべ挑 彼は柱時計を見る。 彼の目は濁っていた。 時刻は丁度0:00。 それを見た瞬間、彼は彼女がもうこの世にはいないことを悟った。 0:00。 それは彼女が病院で亡くなった時刻と一致する。 そう。 彼女が他界したのはたった三日前だ。

泉 鳴巳 @Narumiluminous

「遂に、完成した」 錬金術師の手には、不老不死の秘薬。 これで彼女を救うことができる。 病室で彼が見たのはしかし、見覚えのない老婆。 途方に暮れる老人の姿が、握りしめた賢者の石に映る。 ――彼は時計を一目見ると、彼女がもうこの世に存在していないのだということを悟った。 #のべ挑

泉 鳴巳 @Narumiluminous

時計を一目見た彼は突然、膝から崩れ落ちた。 「一日限定五食の特製中華が……」 「もう午後一時だし、残ってないでしょうね……でも大丈夫、とっておきのお店があるの」 私は訝しむ彼を連れ、その店へ。 「さ、着いたわ」 見上げた瞬間、彼は叫んだ。 「バー○ヤンかよ！」 #のべ挑 #のべ桃

muka @muka_idea

違和感を覚え、店内に入るのを躊躇っていると、切り裂くような耳障りな音が鳴り響き、彼は耳を塞ぐが、その音はあまりにも不愉快で、気が狂いそうになる。 「この音は……なんだ？」 苦しげな表情のまま辺りを見渡すと、先程まではなかった古びた柱時計が眼に飛び込んできた。　 #のべ挑

⛩神にゃん⛩お菓子な可笑しな魔導人形 @kannusi_tyen

#のべ挑 ふと、目の前が揺らいだ。 その[水]を拭うとただ、無慈悲に時を刻む時計があった…今日は11/13の14:30。 僕は、色鮮やかな花束を手に彼女の元へ向かった。冷酷に横たわり、今は名前が刻まれた石に眠る彼女の元へ………。

⛩神にゃん⛩お菓子な可笑しな魔導人形 @kannusi_tyen

#のべ挑 私は時計を勝った。 年月日から時刻はもちろん、曜日までわかる。ソーラー電波時計なので、バッテリーや時刻の狂いの心配がない。 その後、いつもの買い物を済ませてから、私は家に帰り、部屋に篭る彼女の部屋でノックをした。 「入るよ……。」 [次の投稿に続く]

⛩神にゃん⛩お菓子な可笑しな魔導人形 @kannusi_tyen

#のべ挑 [続] 私はベッドで寝ている彼女を前に、くだらない日常を語る。そして日が暮れて、晩御飯を作り、食べた後、彼女の部屋に晩御飯を運び、そっと置いていくのだ。彼女が引きこもってから3年以上は過ぎた。食べ物を口にしたことはなかった。今日は、12月。彼女は冷たく白かった。

桜桃瑠璃@青マフ紳士 @aomafusinsi

#のべ挑 今までじかに会う事無くチャットでのみ会話していた彼女と公園で会う事になった。一目見て確信した。それでもたわいない会話をするが彼女の方が耐えきれなかった。時計を見ればあと数分で彼女は消えるだろう。まさかホログラムになってまでオレに会いに来るとは思わなかった。

รђเภ -シン- @EternalShin

#のべ挑 彼女とやり取りしていたLINEを見る。 すぐ既読になって返事をくれていた君。 でも「今日は楽しかった！これからも…ずっとよろしくね(^-^)」に返事した 僕のLINEに未だ既読がついていない。 君の名前を訃報のニュースで見てから どれだけの時が経っただろうか。

sho@ケモ耳狂(退化中) @sho3046

｢もーいいかい？｣ ｢もーいいよー！｣ しばらくして10回目のかくれんぼが終わり、夕刻時のチャイムが鳴る。僕は時計を見ると、いつものように夢から覚めてしまった。あの子はもう現実(ここ)にはいない。だけど、あの夢は繰り返しやって来る。今日は10回目の悲しい朝。 #のべ挑

Script少女のべるちゃん広報局 @novelchan_PR

#のべ挑 はい！！！！ 一応、今回のお題に関してはタイムアップ！ 【のべるちゃんの挑戦状 FILE.02】 『彼は時計を一目見ると、彼女がもうこの世に存在していないのだということを悟った』 この状況を成立させる物語を創作せよ。 この挑戦状を受けてくれたみんな、お疲れ様～♪

Script少女のべるちゃん広報局 @novelchan_PR

そして私は #のべ挑 を今全部読み終わった。

Script少女のべるちゃん広報局 @novelchan_PR

#のべ挑 いや～、これはまとまらないわ！ 私なんかがこの現象をまとめるのはおこがましいわ。 でもおこがましいながらも色々と考えてみようず。

Script少女のべるちゃん広報局 @novelchan_PR

#のべ挑 さて、今回私が出したお題は 『彼は時計を一目見ると、彼女がもうこの世に存在していないのだということを悟った』 このお題を真っ直ぐに捉えるなら 「彼は、彼女が死ぬ時間を予め知っていた」という話になるかと思う。 （この論理で書かれた作品も多かったわ。どれも面白かった）

Script少女のべるちゃん広報局 @novelchan_PR

#のべ挑 のべるちゃんの挑戦状のお題は、 「発想が誰かと似てしまいがち」なのが罠なのよ。 みんなも他の人の作品を見て、 「どの作品とどの作品が設定的に似てしまっているか」 を考察するのはとても勉強になると思うわよ。

Script少女のべるちゃん広報局 @novelchan_PR

#のべ挑 今回も水平思考はポイントだったわね。 時計を見る（時間を見るとは言っていない） 彼女（人間とは言っていない） 存在していない（死んだとは言っていない） こんな風にお題の裏をかくことによって、 驚くほどのバリエーションが発生したわ。 みんなの想像力は本当にすごい。