女の子がオンナ/女性になるための物語

フーコーの性の三部作、「源氏物語」、上坂冬子「財界のミセスたち」 (講談社 1992年 のち+α文庫 などを見るとき用のメモ    関連: [書評]おもひでぽろぽろ(岡本螢・刀根夕子): 極東ブログ http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/02/post-8932.html 続きを読む
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念波 @nennpa

@m_um_u そういや、阪大の時の友達が文学部で漢字の龍と竜の使い分けを平安くらいから調べまくったことがあって目ウロコだったって言ってたけど内容は聞きそびれた。「りぼん」創刊号から最新号まで一気読みとかもやってた

2011-04-07 06:04:46
m_um_u @m_um_u

@nennpa 内容聞きそびれんなやw まぁ平安というのはようやく日本が中国の属国(あるいはその対照としての「独立国」「日出づる国」(オレのほうがえらいんだぜー))から抜け出てきた頃だろうからねぇ。。「源氏物語」もおそらくそういう独自性を伴ってようやくでてきた「日本固有のもの」

2011-04-07 06:08:31
m_um_u @m_um_u

@nennpa まぁ「性」のアレなんだけどね >源氏物語。 そんでその部分(たおやめ)というのは日本的な精神性のすげー奥のほうまで絡んでる、って話なの。ドナルド・キーンさんもいってたかな。たんにロマンチックに「女性的ー」とかいう話ではなくてね。

2011-04-07 06:10:15
念波 @nennpa

@m_um_u すくなくとも、源氏物語は記録に残る最古の日本独自のなにかの一つ、なんだろかなあ。多分当時はサブカルチャーみたいなもんだったろうし。性は、関西の田舎育ちでもなおわからない。でもひょっとしたら自分が言語化できずにいるだけかもわからん。

2011-04-07 06:18:34
m_um_u @m_um_u

@nennpa 農村などのほんぽうな性と、貴族内部で交換材として合理的に使われる反面、そこに情とか怨恨をふくんでいった「性」とはまた違うだろうからねぇ。後者はいわばシステムとして「性」を統御した場合にでてくる迫力のような話。 すげー大言すると、人類はまだ性を統御できてないからね(

2011-04-07 06:21:39
m_um_u @m_um_u

@nennpa そんでサブカル的に「うわっすっげ…」って愉しまれていた程度、ってのもあるとは思うのだけど、その裏で源氏物語ほどはいかなくてもけっこうあからさまに交換材としての性はやってたはずだからね。具体的には政略結婚とか、その前段階としてのもうきんとか。フリーセックス前提とする

2011-04-07 06:25:10
念波 @nennpa

@m_um_u その交換財ってあたり。今でも名家なんかだと閨閥とかあるのだろうけど、一見女子を交換してるように見えて、交換された女子がネットワークを成してその下に家系が編成されていくようにも見える。んで、それって、実は自然とそうなるもんじゃないかとか思う。

2011-04-07 06:27:12
m_um_u @m_um_u

@nennpa 「男性からの嫡流としつつも実際のところは女性が思いのほか家系に食い込んでる」って話だね。じっさい、家を裏から操ってるのは女性のシャドーワークであり、その背後としては性を交換材としつつな凄みのようなものがありそう。

2011-04-07 06:31:47
m_um_u @m_um_u

@nennpa 上坂冬子さんに大企業のトップのオクサマ取材した話があるんだけど、それにもなんとなくなその辺の凄みのようなものを期待してる(積ん読)

2011-04-07 06:32:12
念波 @nennpa

@m_um_u うん。イエ的な制度でも女はウチとしてイエを仕切って、逆に男は稼業の顔として対外的な部分だけ担ったようにも見える。インカムの切り盛りとは別の、資産などの経営や相続がイエ単位と見るなら、女系が相対的に強くなりそうな気がするし、京都の旧家なんか現にそうだとも聞く。

2011-04-07 06:37:01
念波 @nennpa

@m_um_u んでぶっちゃけ、こういうタフな「イエの女」のイメージって、亡き祖母を見ていた記憶だったりする。うちはそんなたいそうなイエじゃないけど、それでも祖母には自分が切り盛りしなければならないという矜恃が溢れてたん。

2011-04-07 06:39:35
m_um_u @m_um_u

@nennpa んだすなー。まぁベタに言うと「亭主元気で留守がイイ」であり、閨閥までいかなくても高度成長時代にコモディティ化されて敷衍されたね。コモディティだからそこに伴うイタミとか凄みは軽くされた感じだったけど。 あと、自分の知ってる人にもそういう人はいる

2011-04-07 06:40:10
m_um_u @m_um_u

@nennpa ああ、そうだなー。明治、ってまではいかないけどおばーちゃん世代はそんな感じ。「女」としての責任と矜持みたいなのに目覚めたのかなー、みたいなの。 でも、そんな感じで家計切り盛りつつ、切り離した「少女として成長できなかった自分」をひきづってる人は人はけっこういそう

2011-04-07 06:43:07
念波 @nennpa

@m_um_u なーんか、ああいうのがすごく気になるので、さにはにさん煽って何か書いていただこうかなと企画だけは。戦後はアメリカンなハッピー奥様は魔女核家族主婦と、イエのヨメがゴッチャにされたような変な感じだねって。

2011-04-07 06:44:09
m_um_u @m_um_u

@nennpa んだねー くまこの血継限界というか「そこはオレの死門だ!m9( ゚Д゚) ドーン!」とかいわれそうな話だすのw そんで、アメリカンハッピーなところがテンプレイデオロギーになって後者の屈託が覆われてAC(あだるとちるどれん)になったりね。まぁならない場合もあるけど

2011-04-07 06:47:01
m_um_u @m_um_u

@nennpa その辺の話はねー 極東ブログの「おもひでぽろぽろ」レビュー(2連弾)なんかみるとわかりやすいよー あと、ほかにもガロ系少女漫画だとあつかってたりする。まぁ、昔の人はそれでも「そんな感傷(゚⊿゚)イラネ」つってつよくなっていったのだろうけどね

2011-04-07 06:50:20
念波 @nennpa

@m_um_u けどま、それでも老いると新京極をまた歩いてみたくなったりしてたよ。看護婦やってた大叔母の学生時代のノートに組織のスケッチと共に少女雑誌風のラクガキがいっぱいあってビビったりもしたな。

2011-04-07 06:53:05
m_um_u @m_um_u

@nennpa なんか、男性のほうが退職してからようやく「自分」に戻る、ってのと対照(相同)だね。 ぢみにクるのぅ、そのエピソード

2011-04-07 06:56:04
念波 @nennpa

@m_um_u そうそう、大叔母は日赤の従軍看護婦で大陸にもいたらしいんだけど、ノートと一緒に海軍士官の名前が裏書された書類が出て来て、それがガス兵器の一覧と症状・応急処置の表だった。大変な少女時代だよね。

2011-04-07 07:13:38
m_um_u @m_um_u

@nennpa うぅ・・・「大陸」「ガス兵器」かぁ。。 それはもうオトナにならざるを得なかったのかなぁとか勝手に妄想する

2011-04-07 07:15:57
念波 @nennpa

@m_um_u 国民党軍の軍事顧問はドイツ陸軍だから、海軍陸戦隊あたりか少なくとも警戒はしてたろうってとこなのかなあ。いやはやきっついよ。

2011-04-07 07:19:30
ミシェル・フーコー @M_Foucault_jp

19・20世紀の人種差別は、そこにいくつかの手がかりを見出すだろう。国家は、市民の性と市民の性の用い方の現状を知らねばならないが、市民の方も各人が、性の用い方を自分でコントロールできなければならない。国家と個人の間で、性は一つの賭金=目的になった。-知への意志-

2011-04-08 07:13:11
m_um_u @m_um_u

ちょうど昨日の話的にクリティカルだけど、「性の用い方(統御)」について具体的に触れてるのかな?

2011-04-08 07:15:48
m_um_u @m_um_u

あとで性の歴史三部作読むときように、「なんでこれ読もうと思ったんやろ?」ってなってるやろうから、昨日のねんぱたんとの話とぅぎゃっとくか

2011-04-08 07:37:27
m_um_u @m_um_u

同時に源氏物語を読むとかな。チェイサー代わりに

2011-04-08 07:38:06