2018年3月23日

「小規模スタジオでの作業に関する3つのアドバイス」Mike Seniorインタビューより

YouTubeビデオより一部文字起こし&意訳
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Mike Senior From Sound On Sound Interview youtube.com/watch?v=OvjHj-… -- 名著「Mixing secrets for the small studio」執筆の経緯など。 こうして見てると、海外でも(良い意味で)異端的な位置づけみたいね、この本。

2018-03-23 10:05:52
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本だけでなく著者もね

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Q:SOS誌のコラム"Mix rescue"(Mikeがトラックデータを受け取り、再ミックスにより既存曲のレベルアップを音源付きで実演するコーナー)や、数多の小規模スタジオをご覧になってきて、陥りがちなポイントに関する知見は多くお持ちでしょう。その中でTop3を選んでアドバイスするなら?

2018-03-23 10:21:11
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A: (しばらく考えた後) 投資するときは「直接空気に触れるもの」を優先することを勧める。 録音側ならマイク、楽器、ルームチューニングといった環境に関するもの。 これらへの投資は、良質のマイクプリなんかを買うよりも5倍は費用対効果が高い。

2018-03-23 10:21:55

↑空気に触れる=音の空気振動に関わるもの。
「レゾナンスチップとかケーブル用インシュレータも振動に関係するけど、どうなの?」とか訊かないでね…

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リスニング環境も重要。もしミックスになにが起こっているかを聞き分けられないモニタ環境なら、プラグインやインターフェースに資金を投じても意味がないと個人的には考える。 人々の関心はえてして、費用対効果の低い方面に向きがちだ。

2018-03-23 10:23:41
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Mix rescueで「よし、ここでは<フリー・プラグイン>の〇〇を使用するね」と明言するのも、その点を理解してほしいという意図があるから。アナログ機器の方が音がいいのは間違いない。ただし、ミックスがきちんと聞き取れる環境を構築さえすれば、(続

2018-03-23 10:25:21
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続き) 今時のプラグインで代用したからといって音楽が根本的にダメになるということはない。(訳注:アナログ否定ではなく、優先順位の話) 逆にマイクやモニタなど、空気に触れる機材の品質によっては音楽が根本的にダメになることはありうる。

2018-03-23 10:25:21
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2つ目は位相への配慮。 ギターを2本のマルチマイクで録るときなど、位相への配慮を欠くと、モノラルにした(あるいはトラックを重ねた)ときに消失したり、芯がなくなったりと、いかにもデモテープっぽい音になる。これと良質の録音を分かつのは、たいてい位相の問題。

2018-03-23 11:01:08
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このように、どこかに消えてしまいそうだった音が、位相が揃った途端に存在感のある音となってスピーカから飛び出てくる。初心者のうちはこういった録音の問題であることに気付けないままEQなどで対処しようとして、手詰まりになりがち。この話は、ドラムの録音ではより顕著になる。

2018-03-23 11:02:21
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思えばMix rescueの連載においても、後年になるほど位相問題の解決にかける時間が増えていた。早い段階で位相の問題を解決することで、その後の作業効率が格段に向上する。

2018-03-23 11:02:21
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3つ目はリファレンシングの重要性 (訳注:ミックスバランスを主観で組むのではなく、バランスが良いことがあらかじめわかっている既存曲と聴き比べながらミックスを進める作業。ミックス中にバカになってしまった聴覚や、モニタ環境のクセに惑わされ、また

2018-03-23 10:42:32
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各種環境で音楽性が意図せず損なわれないようにする上で重要とされる。著書4.2章に詳細あり)

2018-03-23 10:42:32
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先日AESのコンファレンスでセミナーを行った際に票をとったのだが、そのような場でさえ、リファレンシングの重要性を知っていながら実践しない人が多い。

2018-03-23 10:45:03
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自分は何年か前に膨大な時間をかけて、自身のライブラリからリファレンスに適したトラックの選定作業を行った。その時に気付いたのは、アルバムよりシングルカットされた知名度の高い、あるいは自分が好きな曲が、リファレンスに適しているとは限らないこと。

2018-03-23 10:45:03
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あと、世間に無数にある、それぞれ特性のことなる視聴環境に堪える音源を選び抜くことが目的なので、当然選定時には可能な限り多くの環境で聴いた上で判断する必要がある。

2018-03-23 10:45:03
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モニタ時にスペクトラムがフラットになることを敬遠する人は多い。そんなことは実はどうでもよくて、重要なのは作業するモニタ環境で「上質の既存曲がどのように聞こえるか」に尽きる。

2018-03-23 10:46:20
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そのバランスに自身のミックスバランスを近付けることほど、費用対効果の高い投資はない。というかリファレンス音源はもう購入済みだろうから、追加投資すらいらないでしょう?

2018-03-23 10:46:20

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