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ミックスでありがちなミス soundonsound.com/techniques/mix… Sound On Sound, 2011年9月号
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「これまで本誌に寄せられた何千というミックス、あと最近催されたミックスコンテストで同じ素材を元に参加者がミックスした何百という音源を聴くと、共通の間違いが多いことに気付いた。それらを列挙してみる」
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1. タイミング、チューニングが雑 宅録で一番多いのがこれ。好むかどうかに関わらず、世間の耳はタイトなタイミング、正確なピッチを聴き慣れてしまった。レイドバックな感じはともかく、ユルすぎると即座に音源のクオリティをデモレベルまで下げてしまう。
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耳にするアマ作品の9割は、この部分を見落としている。そして残り1割のうち、さらに一部だけがまともな編集を行う。ひとえに、ツールを使いこなせていないためだ。
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こういった演奏のアラの修正が音楽からフィーリングを奪うとして編集を拒む人がいることは知っている。これに対する私の返答はこうだ。正しく行われた修正は、演奏のフィーリングを殺すことなく、その足を引っ張る要素だけを排除する
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確かに、編集により演奏を修正する場合は度が過ぎないように注意する必要がある。しかし宅録の多くは、そう簡単に改悪させる一線を越えてしまうようなことはないだろう。(訳注:なにもしないよりは絶対マシというニュアンスかな?) 以下に、いくつかヒントを記す。
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タイミングの修正時は、とにかくすべての音をグリッドに合わせればいいというものではない。どちらかというとアレンジのパート間で、ニュアンスが一致しない部分を揃えることが目的になる。その点において、ドラムパートの波形の方がDAWのグリッドよりも良いガイドになるはずだ。
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訳注:「ニュアンスが一致しない部分」の原文、 It's more about tightening up disagreements between the available parts in your arrangement. アレンジ中で意見が一致しないパート間の意見をまとめあげる
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フルオートのピッチ修正がまともな仕事をすることは、まずない。 いずれのツールを使用するにせよ、それなりの時間を注ぐことを覚悟した方がよい。また、タイミングの修正時、音の頭と同等に、末尾が重要になる。ベースラインなどが特にそうだ。
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タイミング、ピッチのいずれを修正するにせよ、耳以上に目を信じたくなる衝動を抑えよ。波形やピッチ表示は編集時間の短縮に役立つことは確かだが、画面上では正しいものが聴感上はダメということは往々にしてある
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特にこういった編集作業中は客観性を失いがちになるので、タイミングやピッチを修正する際には、適度に休憩をはさみ、作業完了前に必ず一回は通して聴くこと。このとき、できればスクリーンは見ない。
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ミックス時にありがちな間違いNo.2 周波数バランスの判断ミス 携帯音楽プレイヤーをシャッフルモードで使ったことがある人なら、商業音楽でも帯域バランスに定石などないことをご存知だろう。
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とはいえ、市販の曲と並べられる以上は、そこまで極端に帯域に偏りのあるバランスを組むことは賢明ではない。このため、近いジャンルの既存曲をリファレンスに、明らかに帯域バランスが違わないようミックス作業を進めることが推奨される。
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このことは、優秀なマスタリングエンジニアが後段の処理を行うとしても変わらない。帯域の偏りを正すため、マスタリング段階で極端なEQ処理を行うと、ミックス時に丹念に整えたはずのパート間のバランスが変わることは、ほぼ必至だからである。
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正直、自宅ミックスを行う方々が、帯域バランスのまずさにより、それまでの努力を無駄にしているのに遭遇する頻度に驚かされる。おそらく原因は安いモニタ環境であったり、長時間の作業で聴覚バランスがどれほど狂うかを過小評価しているためであろう。
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しかしそれとて、低コストで対処する方法の数々を思えばつまらない言い訳に聞こえる。以下にいくつかヒントを記載する。 ・DAWに市販曲を複数インポートし、自分のミックスと聞き比べる。このときトラック間のラウドネスを揃える。
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・上記のミックス比較は、可能であれば複数の再生システム、複数の再生音量で行う。 ・周波数の分布を目視確認できる、高品位なスペアナを使用する。 フリーのもとしてはVoxengo SPANが優秀だが、少しでも予算があるなら、より高品位なものへの投資を勧める。(続く
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続き)Melda MAutoEqualizer, Voxengo Curve EQ, プラグイン以外ではHar-Balなど。いずれのソフトを使用するにしても、耳と矛盾する結果が現れる可能性があることを忘れないよう
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・帯域全体の偏りは、高品位なEQをマスターバスに挿すことで解決できるかもしれない。しかし、もし3~4個のEQバンドに触れる必要があるようなら、あるいは3~4dBの増減を必要とするなら、はたまた1以下のQといった狭いフィルタを使用するなら、トラック単位のEQで対処する方がよいだろう。
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訳注:聴覚バランスが狂う点に関連して、 原文を書かれたMike Senior氏は、自著「Mixing secrets of the small studio」においてミックスを飛躍的に向上させるツールとして<<ヤカン>>を紹介しています。 お湯を沸かしてお茶淹れて、ゆっくり飲むぐらいの休憩を適度に挟めと。
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訳注2:「ありがちなミス1」にあった、「タイミング/音程修正の手を抜くな」について…コレ記事を最後まで読まず意訳に取り掛かったもので、後に気付いたのですが(苦笑 もし手を抜きたくなったら、当サービスのことも思い出してあげてください。 vocal-edit.com/index_ja.html
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ミックス時にありがちな間違いNo.3 位相ズレ いかなる楽器を録音するにせよ、2本以上マイクを立ててミックスすると、マイクに器楽音が到達する時間差によりディレイが生じ、ひいては特定の周波数のみ打ち消しあう危険性がある。
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これは、Comb-filteringと呼ばれる。 (訳注:帯域に、たいてい等間隔の穴がポコポコ空くのが、さながらComb=クシのようであるため)
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同様のことは、マイクとDIを混ぜたり、ステレオ収音されたトラックを1本のトラックにまとめたり、生演奏に合わせてサンプルをトリガーした際にも生じるおそれがある。自宅ミックスを行う方々は、これら位相差によりミックスに空洞が生じたり、モノラル変換時の互換性が損なわれる危険性を軽視しがち。
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幸いなことに、近年は一般的なDAWの機能でも、こういった位相問題に対処する手段が数多くある。 微調整が可能なディレイや、波形編集、位相反転、All Pass Filterなどがそうだ。なので、このようなComb-filteringが生じている状況を見過ごす理由はない。
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コメント

小書会 C96金曜日南カ18a @kosyokai 2018年2月22日
ミックスの何に手を抜いたらいけないかわかる
宇都宮泰 @utsunomiaa_com 2018年2月24日
ホント、いいことたくさん書いてある!内容の9割に同意。
宇都宮泰 @utsunomiaa_com 2018年2月24日
No5のような例だと、燃えちゃうんだよね・・
風呂メタルP @hurometal 2018年2月24日
生演奏の薄いとこに打ち込みを重ねるってのはプロでもやるのか。
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