福島の地元企業JBジャバンブランドのリアルタイム線量測定装置の契約解除から2年11ヶ月:福島県が業者を反訴した裁判の第7回弁論準備と福島美味紀行第17回

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atsushi (闇のインチキ薬剤師) @maiayumio

@ye2cun 今日は福島市も快晴ですか?今、子ども達と天神岬に来てるんですが、マジでサイコーっす、海からの風が気持ちいいですよー ヽ(∀)ノ pic.twitter.com/u3BDFw7nPU

2018-03-23 13:47:32
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野々村 @ye2cun

@maiayumio 福島市は昼頃から晴れていたのですが、午後はずっと地裁にこもって記録を閲覧していました…。 天神岬でマミーすいとんをお召し上がりとのこと、美味しさを羨ましく思い出しております。

2018-03-23 17:29:37
atsushi (闇のインチキ薬剤師) @maiayumio

@ye2cun マミーすいとん、たきのカレーラーメン、次回のお楽しみにですな (°ω°)

2018-03-23 17:35:02
野々村 @ye2cun

@maiayumio 宜しくお願いします…。

2018-03-23 22:12:42

第2部:福島地裁にて(この裁判もいよいよ大詰め)

野々村 @ye2cun

福島県が契約を解除した㈱福島電子計算センターのリアルタイム線量測定システムに係る訴訟について、7回の弁論陳述の後、第7回弁論準備が平成30年3月20日に行なわれました。 その裁判記録を閲覧するため福島地裁に行ってきました。 pic.twitter.com/4MCYZ11gvY

2018-03-23 17:33:43
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前回2017年12月12日の第6回弁論準備では、原告被告双方が証人を申請していました。アルファ通信が文科省を訴えた損害賠償請求訴訟では、証人尋問から19日後に破産していた原告側が提訴取り下げで終結しており
https://togetter.com/li/747914?page=2
証人が出てくると次の期日で結審、さらに次の期日で判決言い渡しというのが民事訴訟の一般的な進み方だそうですので
http://www.shomin-law.com/minjisaibanshinri.html
この裁判もいよいよ大詰めが近づいてきたと言えそうです。

また上で引用した民事専門の弁護士さんの解説によれば、最近では証人にあらかじめ陳述書を提出してもらい、これをもって主尋問を省略したり、できるだけ短くすませるようにして効率化を図るのが一般的とのことです。陳述書の提出には、反対尋問の作戦を事前に立てることができるというメリットもあります。

なお、現在は傍聴人を入れずに非公開の場で原告、被告(プラス双方の代理人)が裁判官に主張を述べる弁論準備という形式で進んでいますが、この場合も傍聴人がいないこと以外は公開法廷での審理と変わらない訴訟手続きがとられていると考えられます(詳しい方違っていましたらご指摘ください)。

野々村 @ye2cun

今回は『人証の申出』。 原告(㈱福島電子計算センター)は、①メインボックスの開発製造取付を委託された『ITI開発』の担当者が機器の説明、②『JBジャパン・ブランド』の担当者が「(県による)SIMカード準備の遅れが作業遅れの原因である」とすることの説明、…

2017-12-15 11:44:04

調べてみたら「ITI開発」は試作品の制作が本業で、必要に応じて量産化まで対応というところ。
http://iti-dev.jp/service
制作実績
http://iti-dev.jp/works
をみても野外での連続使用に対応したようなものは見当たりません。リアルタイム線量測定システムの開発製造取付にかかわった後も、JBジャパンブランドのためにこんなものも作っています。

nao @parasite2006

あら、JBジャパンブランドのホームページ見てみたら、空間線量表示パネル「みまもる君」jb-japan-b.jp/p213.html なる新製品が2016年10月1日付で発売されている上、「福島再生加速化交付金」で飯舘村から受注ですとさjb-japan-b.jp/index.html

2017-04-04 19:01:09
nao @parasite2006

JBジャパンブランドが2016年10月1日付で発売した新製品「みまもる君」は12月1日から福島電子計算センターでも取り扱いを開始fdk1008.ec-net.jp これを開発したのがJBから委託を受けたITI開発iti-dev.jp/company か?

2017-04-04 19:09:42
野々村 @ye2cun

…③原告(『福島電子計算センター』)代表者が協力会社との役割分担や契約解除の経緯等を説明、の3人。

2017-12-15 11:47:06
野々村 @ye2cun

被告(福島県)は、当時の福島県危機管理部放射線監視室①室長と②副主査が本件リアルタイム線量システム77式にかかる不具合発生及びこれに対する対応の経過等を説明、同③主査が契約締結や機器設置に至る経過等を説明、の3人。

2017-12-15 11:55:27

(↑今回の陳述書の提出期限は2018年2月28日でした↓)

野々村 @ye2cun

原告(㈱福島電子計算センター)、被告(福島県)、それぞれの本件担当者らの陳述書が提出されています。 目新しい主張はさほど無いのですが、気になった点を幾つか…。

2018-03-23 17:41:31
野々村 @ye2cun

先ず原告(㈱福島電子計算センター)側。 これまで作業の遅れの原因として、県が行なうべき通信用SIMカードの調達が遅れたことを特に挙げているのですが、ではSIMカードが手に入れば通信ができたのかというと決してそうではなく、規制庁サーバーに接続するのに必要な情報が無く難儀していたとのこと。

2018-03-23 17:47:54
野々村 @ye2cun

本件は福島県との契約であって、県を飛び越えて規制庁から直接情報を得る術が無く、県から紹介された富士通(規制庁サーバーを管理)は協力してくれたが、富士通の独断でやるには限度があるとのことでした。

2018-03-23 17:53:00
野々村 @ye2cun

またデータの捏造・改竄については、それが無ければ本件に係る交付金が入らず支払いもできないと被告(福島県)に言われたから行なったもので、当該データが正確なものかどうか、規制庁や県が一番よく知っていた、とのこと。

2018-03-23 17:58:30

このデータ捏造・改竄の話は、契約解除を不服として納入業者に損害賠償訴訟を起こされた福島県が業者を反訴した裁判の第1回口頭弁論(2016年5月10日)

まとめ 福島の地元企業JBジャパンブランド製のリアルタイム線量測定装置の契約解除から1年:福島県が業者を反訴した裁判の初口頭.. 納入したリアルタイム線量測定装置が異常値続出で運用停止、契約解除になった福島電子計算センターから損害賠償請求訴訟を起こされた福島県が反訴に踏み切ってから1ヶ月後、第1回口頭弁論が行われ、以後2つの裁判は併合審理されることになりました。 2016年5月11日付福島民友新聞記事 「業者側、争う姿勢 福島県・放射線監視装置問題」 http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160511-072601.php 新情報は随時追加予定です。 6729 pv 21 1 user

において初めて出てきた事実です。福島地裁で裁判記録を閲覧してきてくださった野々村先生の当時のツイートを以下に再録します。

野々村 @ye2cun

福島電子計算センターは、SIMカード調達の遅れが機器不具合の調整に時間を要した原因の一つであるとしていますが、県が契約解除を通告した頃の不具合の概要は次Twの通りです。

2016-05-13 20:28:15
野々村 @ye2cun

異常値、値が更新されない 35式 サーバへの伝達欠落 27式 対応(調整)後も不具合 12式 ディスプレイの異常 40式 ↑全77式中 この他、 福島電子計算センターによる検査データの虚偽記載 14式

2016-05-13 20:33:42
野々村 @ye2cun

福島電子計算センターによる検査データの虚偽記載は、主にデータ欠落箇所の捏造ですが、ディスプレイが消灯している時間帯(午前4時50分)にディスプレイの指示値をチェックしたとするもの等があり、福島電子計算センターやJBジャパンブランドの捏造を認める供述が県の調書に記載されています。

2016-05-13 20:40:55

(再録ここまで)

野々村 @ye2cun

次に被告(福島県)側。 平成27年4月1日から本件測定器のデータが規制庁のホームページで公開され、著しい異常値が垂れ流された後、4月8日に規制庁との打ち合わせがあり、契約破棄も含め県としてどのように対応するのか、4月10日までに方針を示すよう国から課題を与えられた、とのこと。

2018-03-23 18:05:32
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