- yosidagumi2025
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タイムスリップ教団では毎週火曜日、ラウンズが一般団員の悩みに答えラウンズと一般団員の距離感を縮めるイベントが存在した。それを主催するのはタイムスリップ・ナツヒコ率いるお悩み相談チームである。
2018-03-04 20:04:10本来ならばナツヒコ一人が悩み相談に聴罪司祭として答えるべきなのだがラウンズ一の知性派(下から)を誇るナツヒコに悩み相談をするものは皆無であり毎週『がらがらガラティーン』と空席の部屋を見て直帰するのが恒例となっていた。それを見かねたサダヒコは他のラウンズに指示をだし協力させた。
2018-03-04 20:07:52『ゴワス...』フジヤマは悩んでいた。ゆえにタイムスリップ相談室へ来たのだ。『どうぞー❤入ってー❤』大幹部のハルヒコ様が入室を呼び掛ける。『悩みがあるでゴワス』『ウフフ🎵だから来たんでしょ❤緊張しないで❤』『実は…』
2018-03-04 20:11:05『太り過ぎたとか❤』『ゴワ⁉』さすがラウンズ、一瞬で悩みを見抜くとは!だがフジヤマがハルヒコを凄いと思ったのはそれで終わりで『ええわざとじゃなかったのかい❗すごいなあ❤』とか煽ってきてむかつくだけだった。
2018-03-04 20:13:57二週目、『がらがらガラティーン...。居るのか』まさか自分の担当の日に来るヤツが居ると思わなかったナツヒコはあからさまに消沈していた。フジヤマに鍛えれば良いだろ❗としか答えず呆れさせた。
2018-03-04 20:16:28三週目、タイムスリップ・ヒコボシの担当日である。ヒコボシは他の暇を持て余している連中とは違い忙しいので相談室の扉に『居ません』と書かれていた。
2018-03-04 20:18:24ヒコボシはあらかじめ相談を提出させ書面で答えるタイプのラウンズなのだ❗『食費カットしますね❗協力ありがとうございます』
2018-03-04 20:19:51四週目、フジヤマが入室すると本来居るはずのラウンズが見当たらず空気清浄機が置いてあるだけだった。まだ来られていないのかとフジヤマは待つが一向に来る気配がない。
2018-03-04 20:21:32『ナゼソウダンシナイノデスカ?』急に空気清浄機が喋った!フジヤマは驚いたがこの空気清浄機がメカヒコなのだ。『ナルホド、アンシンシテクダサイスバラシイカイケツホウガアリマス』『ゴワス⁉』『ソレハクウキセイジョウキヲカエバ…』
2018-03-04 20:24:16五週目『ヤッホーミツヒコだよ🎵』ミツヒコの相談室は初見には人気があるがリピーターはすくない。『ゴワス』『そうなんだ!じゃあぼくいい解決法があるよ❗』
2018-03-04 20:26:48七週目『まったくくだらないことに私を駆り出すなと』ヤマビコは超機嫌が悪そうだ。『わかった』フジヤマはヤマビコと一週間鍛練させられた。
2018-03-04 20:30:20八週目『ホネホネホネ(笑い方)おやフジヤマくんじゃないか?』コツヒコはフジヤマの直属上司なのだ(公式設定ではない)『ゴワス』『うーんカルシウムだね!』
2018-03-04 20:32:47九週目、またいない。さすがにフジヤマも察し机の上のエナジードリンクに悩み相談を始めた。『君なにやってるの?』排水口から現れたスライムが怪訝な表情をする。
2018-03-04 20:36:07十二週目、この日を希望するものは少ない。なぜならば担当は恐るべき大司祭サダヒコであるからだ。だが悩み相談が不発に終わったフジヤマは藁にもすがる思いで虎穴に飛び込んだ!
2018-03-04 20:41:17『なるほど』サダヒコがフジヤマを凝視する。恐るべきボスの視線に身が縮まる思いだ。『良いではないか?』『ゴワス?』『それがお前の個性だと言っている。テイハというアームヘッドを知っているか?』『ゴワス』『お前のように脂肪を武器にしたアームヘッドだ。お前も個性に誇りを持てと言っている』
2018-03-04 20:44:26─タイムスリップ相談室は結果的にサダヒコへの一般団員の忠誠心を高める結果となっている。忙しいラウンズに比べサダヒコは団員の悩みに真摯に答え、新たな道を示しているかららしい。
2018-03-04 20:46:33