世界はなぜ存在しないのか マルクス・ガブリエル

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GMBO2008 @GMBO2008

キルケゴールによる絶望の三つの形態とは、次のようなものです。 1 自己をもっていることを意識していない状態(非本来的な絶望)。 2 絶望しながら、自己であろうとしていない状態。 3 絶望しながら、自己であろうとしている状態。 「なぜ世界は存在しないのか」 マルクス・ガブリエル

2018-10-06 23:32:12
GMBO2008 @GMBO2008

わたしたちは、まるで自分が他人であるかのように、わたしたち自身に関係している。この状況こそが、精神にほかなりません。わたしたちは、他人のことを知っていくのと同じように、自らの人格を知っていかなければなりません。 「なぜ世界は存在しないのか」 マルクス・ガブリエル

2018-10-06 23:45:53
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そのなかで、わたしたち自身の人格が変化していくことも多い。そのような人格としてのわたしたちに、わたしたち自身が関係するわけです。わたしたちは、たんに考える主体、考える人ではなく、何よりも人格にほかなりません。 「なぜ世界は存在しないのか」 マルクス・ガブリエル

2018-10-06 23:45:56
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そして、当の人格が、自己自身に関係するのです。この自己関係のなかで、わたしたちはある程度まで可塑的であり、自らの形を変えていくことができる。だからこそ人間の実存は、それだけ不安定なものであるわけです。 「なぜ世界は存在しないのか」 マルクス・ガブリエル

2018-10-06 23:45:57
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わたしたちの実存とは、わたしたちがいつでも意識しているわけではない、わたしたち自身の自己関係の在り方にほかなりません。精神とは、なんらかの自己関係が確立され、維持されている状態のことです。

2018-10-06 23:52:23
GMBO2008 @GMBO2008

そのさい、わたしたちの自己関係は、つねに他人にたいするわたしたちの関係の一部でもあります。他人にたいして開かれていることが可能であるのも、それ以前に、まずわたしたち自身が自らにとっての他者だからなのです。 「なぜ世界は存在しないのか」 マルクス・ガブリエル

2018-10-06 23:52:25