第7回「みんなの老年学研究会」まとめ(2018.5.13)

2018年5月13日に桜美林大学四谷キャンパスで開催された自主研究会「第7回・みんなの老年学研究会」のディスカッションや顧問・柴田博先生のレクチャーについてまとめました。テーマは「高齢者とプロダクティビティ(社会貢献)です。
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真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「日本はなぜ、簡単に転向するのか。転向は日本にとってインモラルではない。郷に入っては郷にしたがえ、が日本のモラル」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:32:07
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「欧米の思想で直接、日本にそのまま当てはまるものはさほど多くない。しゃにむに当てはめようとするとおかしなことになる」#みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:36:57
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「1950年、サクセスフルエイジングが登場。質的研究のはじまる。出てきた結論は今抱いている概念に近い。その後下火になる。次にでてきたのがQOL。簡単にいうと、人間がどうなると幸せなのか。幸せなのか、元気なのかは決まってない」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:39:29
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「次に出てくるのが活動理論と離脱理論。どちらが幸せかは決着ついていない。離脱理論の源流は旧約聖書にあるという説がある。有償労働は呪われた人間のスティグマだという記述がある」#みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:41:44
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「マルクスは階級対立による差別、個別化、ジェンダー問題。資本制的な労働は人間本体の労働ではないとマルクス。マックス・ウェーバーはマルクス批判してない。プロテスタンティズムでは職業は神の思し召し」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:43:02
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「こうした学説の流れのなかで、プロダクティビティが登場する」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:43:40
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「プロダクティブ・エイジング、1983年ザルツブルクで、今後の高齢社会の触媒となるテーマだとバトラーが主張。書籍が出るのはもう少し後。たしか1986年ごろ」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:48:37
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柴田「サポートされる側の高齢者がサポートする側の高齢者にコペルニクス的転回」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:48:57
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「配食サービスで最初なんでも希望する人に配っていた。奥さんを亡くし、調理をしたことがない男性。生活機能が落ちているわけではない。その人へのサポートは男性の調理教室で家事スキルをあげること。残存能力をプロモートすること」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:51:31
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「ただ、アメリカの学者にいわせると、日本のように定年まで雇用が保証されてるほうがよほどいい・アメリカは能力評価ですぐ首になる、と」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:54:03
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「5年目の研究が出たところで、方針転換。1995年、概念が生み出される、広がる、実証研究に落とし込む尺度かするのは一度にできることではない。老年式活動指標をつくるまでには3年かかっている、どのように作ったかは、また別の機会にお伝えする」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 12:00:51
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「日本には、労働のスティグマがない。人間は遊びをせんとや、生まれけむ(梁塵秘抄)と歌われている。そういう国のプロダクティビティの発想」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 12:02:18
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

『Why Survive? Being Old in America. 老後はなぜ悲劇なのか? アメリカの老人たちの生活』(ロバート・バトラー) ピューッツア賞受賞している ♯#みんなの老年学研究会

2018-05-13 12:13:44