第7回「みんなの老年学研究会」まとめ(2018.5.13)

2018年5月13日に桜美林大学四谷キャンパスで開催された自主研究会「第7回・みんなの老年学研究会」のディスカッションや顧問・柴田博先生のレクチャーについてまとめました。テーマは「高齢者とプロダクティビティ(社会貢献)です。
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真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「報酬が発生しないものは、プロダクティビティと呼ぶべきではないのではないかという議論もあった」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 10:45:01
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「プロダクティビティを欧米的に考えてはダメだと感じるようになった。百寿者を訪ねると、その人たちはプロダクティブであったけれど、プロダクティビティブでなくなって亡くなるという評価はおかしいのではないか」#みんなの老年学研究会

2018-05-13 10:48:19
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柴田「100歳の人が存在するまでは、100歳まで生きられることはわからない。100歳の人は存在するだけで価値がある」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 10:48:58
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「縦断調査では来られなくなった人もいる。米国は調査から切り捨てる。ある年齢で測定できなくなれば、老化の研究にならない」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 10:50:10
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柴田「来られなくなった人を家庭訪問し、調査を行った、ある食事も排泄もままならない人のところに、コンサルティングをしてほしいと繰り返し訪れる人がいる」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 10:52:05
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柴田「中辻萬治さんの論文の非常にすぐれた点は、社会優位性モデルからすると点数が低いけれど、ボランティア活動を継続していることに焦点をあて、その動機を明らかにしたこと」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 10:53:10
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柴田「二律背反的に考えると、障害をもつこととプロダクティビティクブであることは矛盾する。弁証法的に考えると矛盾しない。欧米では<いつまでプロダクティブか>という議論にとどまる」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 10:55:29
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柴田「障害をもつということと、プロダクティブの質が変わっていく。少々むかっときても笑ってるのが、高齢者のプロダクティビティ」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 10:56:39
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柴田「プロダクティブであったけれど、そうではなくなって死んでいくというストーリーは違うのではないかと今は考えている」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 10:59:32
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「介護現場で、大正生まれというだけで拍手しちゃうところがある。そういう姿を見せてくださってる。生き抜いてらして」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:01:08
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「笑顔でいること自体が社会貢献というのは、その通りだな。ただ、家族介護で苦しんでるケースも多い。そういった場合はどう理解し、解釈して精神的な折り合いをつけていくのかというのも悩ましい」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:02:37
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「1か月前ぐらいに与論島に死生観の取材。土葬が残る島。最後の3日間は子どもも大人も、みんなで見守る」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:03:31
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柴田「世界的には火葬が例外。実体論としては土葬あるいは風葬。土地が狭くなって埋めきれなくなっていることへの対処策としての火葬」#みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:05:51
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「葬儀の現場、90代、100歳のかた、お祝いのようにお清めの場所で笑顔。ひさしぶりにご親戚があつまって、縁がつながる」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:07:37
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「在宅で母親を看取ったとき。死にゆく人を目のまえでみる経験。その場で日々命を教わった。思いが変わっていった」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:08:47
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「むかしは大家族が当たり前で、老いていく姿を見る時代があった。今は世代間ギャップが激しい。学生に聞くと、おじいちゃんおばあちゃんに会っていないという人が多数。どうつないでいくのか。溝をどう埋めるのか」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:10:00
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

「大学の中に、あるいは高校でもいいけれど、生き方を<伝える>科目が必要なのではないか。ずっと働き続けなくてはいけないかもしれない世代に向けてどう伝えるか」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:14:50
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「町内会でふたりのかたが100歳になられた。お祝いをさしあげるのと同時、100歳になられてどう考えていらっしゃるか。100歳まで生きようとして努力したわけではなく、結果として100歳になったのだとおっしゃっていた」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:17:25
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

「子どもたちも<機会>があれば、潜在能力を持っているという例を何度も経験している。いかに引き出すか」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:23:10
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「考えておかなくてはならない前提がある。主として、欧米社会。なかんづくアメリカで生産された概念。それが日本に当てはまるのか? ということは日本での検証を経ないと言えない」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:24:55
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「例えば、生きがい。これは日本独特の用語。バトラーたちと話すときは、彼らも「イケーガイ」と発音する」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:25:36
真奈美@介護ジャーナリスト|スナックママ(ケアスナ) @babakikaku_s

柴田「単なる概念は測定できない。測定できる尺度をつくる。概念を操作化する。操作概念。エイジズムを点数化したりする」 #みんなの老年学研究会

2018-05-13 11:28:17