2018年も劇場へ出かける

2018年1月から今までの劇場行きまとめ
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ASHIME#theatre-goer @Ashime2010

関西弦楽四重奏団のベートーヴェン・ツィクルス第2回(ザ・フェニックスホール)。今回は短調をそろえたと、4・8・15番。聞く方が陶酔といいたくなるほどひきこまれた。8番は生きる意欲をふきこみ、15番にはうっとりする。我慢の上で拍手してくれたら、そして外も見せるなら、もっとよかった……

2018-01-23 20:45:11
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イザベル・ファウストのJSB無伴奏ヴァイオリン・パルティータ&ソナタ(いずみホール)。今晩は前半。

2018-01-23 22:02:19
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イザベル・ファウスト二日目(いずみホール)。ことばでない経験をことばにすると、ことばにおきかわってしまう。 今晩はあとで食事。

2018-01-24 22:55:51
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「祈りの幕が下りる時 」。すべて敏腕刑事が解決へ導き、演出家双六から見てどうかであるけれど、悪しきご都合主義を選ばず、物語の展開で納得させる。物語にあるささやかな愛が、たまたまの(今風といおうか)無邪気なまでの気まぐれと悪意に踏みにじられる。 応援したくもなる映画。

2018-01-28 20:03:15
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「密やかな結晶」(東京芸術劇場)。どちらが先かはさておき、ある日ものが消えて記憶も薄らぐを繰り返すとある島。最後に愛へ物語を回収する。周囲では割にそう受け取っているような反応と思われるけれど、工夫が足りない印象。 映画・舞台の「散歩する侵略者」と較べずにすまないよ。

2018-02-09 22:30:29
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「近松心中物語」(新国立劇場)。声をかえたいためにすべて一度マイクから取り込んでいるらしい。 まったく巧妙な秋元松代。毎度とはいえ小池栄子の弾けた女房。おかしくて切なくて愛らしい。 主人公二人は扱いがやや一本調子で影が薄い。 花街の演出・セットは素晴しい。

2018-02-09 22:39:29
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舞台クラスレッスン見学会(新国立劇場)。何の説明もないのと思ったがおもしろい。 少しずつ負荷の強度をあげていく。米澤唯さんに気づいたので思わず注目。強度が上がるほど調子を上げ、ますます踊る意欲があふれる。ただ一人、不満箇所を手直したり、他のグループでも。すごい、いやとんでもない方。

2018-02-10 21:23:04
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クラスレッスン見学会の米沢唯さんは、まったく自分のペースでゆったり丹念。進むほどどんどんビュンビュンで、全開エンジンの性能が違う感じ。同じことをするだけに唖然としながら、よくも休みなく1時間もやるなあとひたすら感心してしまう。

2018-02-10 21:33:54
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「ホフマン物語」(新国立劇場)。第2幕のアントニアこそ物語の登場人物らしく、物語に殉ずるのだが、小野絢子が、現実でも夢でも心に迫る踊り。本島美和は妖しい。米沢唯は舞台クラスレッスン見学会で目を惹きつけられたからよいとしよう。

2018-02-10 21:48:37
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クランコの振付には現実の世界でありそうもない動きがいっぱいある(なのに心ゆさぶられる)ので、特別なリアルだと思う。 シュトゥットガルト・バレエは録画予約済み。

2018-02-16 22:08:23
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ハンブルク・バレエ団の「ニジンスキー」(東京文化会館)へ行き、今日は「ガラ」(ロームシアター京都)へ。案内表示がわかりづらく、ぶつぶつ。 東京では後半いささか退屈で、今日はとてもおもしろいのとまあまあのと。 帰りは京阪三条まで歩き始め、東大路から小雪。

2018-02-17 20:25:13
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「テロ」(兵庫県立芸術文化センター)。 この裁判劇でさりげなく示されていたのは、首尾一貫性をめぐるゆらぎかも。 法廷での防御は、有利と思われる別の論点へ移動することなのだ。最後に援用される哲学上の主張がどれも万全でないのは、観点が異なるかららしい。異なる判決が可能なのも……

2018-02-19 00:55:11
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ハンブルク・バレエ団のガラでは場面の踊りを見たように思う。意味をわかろうとして手をこまねいた「ニジンスキー」と違って、動きを楽しんだ。 舞台全体に人があふれて目まぐるしく動き廻る場面は、ことばが出ないほど。ノイマイヤーの特徴といいたいくらい。 知るべきを知らなかったぼくが悪いのだ。

2018-02-19 01:03:19
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「ワルキューレ」(びわ湖ホール)。演出家や指揮者が考え抜いて上乗の上演。登場人物の動きや向きや立ち位置や距離が丹念に演出され、音楽と一致させる。 第一幕は、ことばも音楽も「指環」全体で一番と信ずるせいか、心をゆさぶられた。 ハンペも沼尻もとびきりの腕利き、とはどしろーとにもわかる。

2018-03-03 22:24:40
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「ワルキューレ」(びわ湖ホール)第二幕は、話を進めるためヴォータンとフリッカが対話ならぬ説明だし、ブリュンヒルデも……ええっジークムントの誠意にほだされてしまう。愛ゆえに神の命令に反抗するという彼女の知らないことに直面。 ヴァーグナーはあるべき道徳を提示している、いつものように。

2018-03-03 22:35:44
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ハンペの演出(びわ湖ホール「ワルキューレ」)は、じつに細かくふりをつけてさりげなく手がかりとしているので、脱線せずに関連することが理解できる。だからわかりやすい。でもオーソドックスというより、道徳劇の面を打ち出している、と受け取った。 暗いからやむをえないが、衣裳の色が……

2018-03-03 22:50:40
ASHIME#theatre-goer @Ashime2010

「ワルキューレ」(びわ湖ホール)第三幕は、何てとろいのか今回見ていて気づいたのだが、ヴォータンがブリュンヒルデを反復して、情にほだされるのだ。この場合は、父と娘の愛情ゆえにいわば神の掟を侵害しながら、それが将来の結婚を示している。怪しげな事情がつきまとっているような。

2018-03-03 23:04:23
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午前中にオペラ・ワークショップとしてびわ湖ホールで上演中の「ワルキューレ」を演出するハンペ、舞台美術・衣裳のギールケ両氏の話を聞き、第三幕はの舞台に足を踏み入れる。 ハンペさん曰く、オペラは音楽というメディアで物語を語り、すべては音楽に合す。

2018-03-04 21:58:37
ASHIME#theatre-goer @Ashime2010

ハンペさんは、ライトモティーフ(複数形でいってるのがききとれた!)の音が鳴ると舞台上で必ず定まった動きをおこさねばならない、と。舞台でいろいろな動きがあることで、ライトモティーフも印象深くなるはず。「ワルキューレ」第二幕は物語展開予告が前半ゆえ、やりがいも動きもないのかな。

2018-03-04 22:09:08
ASHIME#theatre-goer @Ashime2010

「ワルキューレ」(びわ湖ホール)のハンペ演出が、オーソドックスでわかりやすいという声があると聞いてびっくり。 わかりにくくするような脱線が注意深く取り除かれ、注目すべきがいつも明確だ。歌う人が客席を向くのは少しでも負担を軽くするだけでないし、絶えず移動してやまない。

2018-03-04 22:18:41
ASHIME#theatre-goer @Ashime2010

ハイドン・マラソン(いずみホール)。どの曲をするかも考えずに行くと、ほー堀米ゆず子かぁ。やや髪が白い! ハイドンの1曲目がおもしろかった次に、モーツァルトの3番。音が出た瞬間、音のプレゼンスという間抜けなことばしか出ないが、きらびやかで芳醇な音がそこからわーっと来る。すごい。

2018-03-10 21:53:31
ASHIME#theatre-goer @Ashime2010

「ホフマン物語」(新国立劇場)。 出だしは陳腐なのかな。バレエを先に見ていると、一途な愛の物語なのだ。ところがオランピア編で明らかになったのはグロテスク。それをとことんやる。 ゲーテ以後にまだ悪魔に魂を売るのか。アントニアは弱いがゆえにあがらわねばならない。砂川涼子がよかった。

2018-03-10 22:11:47
ASHIME#theatre-goer @Ashime2010

「ホフマン物語」ジュリエッタ編では娼婦が愛を売るのに、ホフマンは払う金がないと。肉体を買うのに踏み倒す気か。 原作者ホフマンもよーく考えるとグロテスクが主なのだ。不毛な愛への特効薬はグロテスクによる笑いかも知れない。横山恵子は毎度よくわからずじまい。 最後は枠物語にもどる。

2018-03-10 22:21:49
ASHIME#theatre-goer @Ashime2010

「岸 リトラル」(シアタートラム)。三軒茶屋へ初めて行く。ついに合併しないらしい三井住友・三井住友信託銀行が並んでいた。東京駅へ割ともどりやすくてぎりぎり乗れた……と思ったら、停電で結局2時間待ち。今さら行列して早めに替えても。案の定、東京はガラガラで出発。

2018-03-13 21:15:15
ASHIME#theatre-goer @Ashime2010

「岸 リトラル」(シアタートラム)は、主人公の幻想が舞台上にどんどんわりこんでくるのだが、どういうつもりかわからず退屈にすごした。 第2部もあるんですかぁ。 道の集まるところに至り(とギリシャ悲劇の示唆は何度か)、太鼓を背負う男が登場して突如おもしろくなった。理由はまったくわからない。

2018-03-13 21:35:10