宮沢章夫さん(@aki_u_ench)による「90年代サブカル論」(その1?)

かつて「80年代地下文化論」「ノイズ文化論」で日本の80年代、90年代を切り取った宮沢章夫氏(@aki_u_ench)による「90年代サブカル論」。慌ててまとめたためタイトルがおかしかったので直しました。
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宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

地震と津波、そして原発の事故で、「90年代サブカル」のことを忘れていたが、つい最近、知った、重度のうつ病で生活保護を受けている人の話(その人の発言が身も蓋もない論理構造をしているなど)を知り、「90年代サブカル」と精神性、その一側面がぴたっとはまるようでそこらを探求したくなった。

2011-04-14 09:55:22
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

あの青山正明は2001年に自死している。どこから似ているように感じるのだし、90年代の半ばに青年期を過ごした人たちの心性をあらためて調べたいと思った。

2011-04-14 09:56:51
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

それというのも、いまがその状況、90年代半ば、いわば関西の震災、サリン事件のあったあの時代と、人の心に与える影響が似るのではないかと思えるからだ。そして、あの95年の総括のなかで、「心的な傷」に多くの者が気づいていなかったのではないか。

2011-04-14 09:59:03
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

あの時代に起った文化事象の背後になにがあったか。あらためて考えるとき、現在を知ることにもなるだろう。「震災」と「原発」がわたしたちの「心」にどれだけ、それとなく軽いかのように、そして長期にわたって、じわじわとダメージを与えているか。

2011-04-14 10:00:56
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

このあと、文化はなにかまた、新しい転換を生むかもしれない。それを注視しよう。特に、「サブカル」と呼ばれるようななにか、あるいは、これまでの文化の概念ではくくることのできないカテゴリーのなかにそれは出現するかもしれない。

2011-04-14 10:02:53
ちくわねこ @sally2819

@aki_u_ench ご存知かもしれませんが、吉永ヨシアキ著の「自殺されちゃった僕」にねこじるさん、青山さん、吉永さんのパートナーの自殺について書かれています。

2011-04-14 10:03:36
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

存じております。文庫化を担当した編集者から内部事情もよく聞いています。 RT @lotusanemone ご存知かもしれませんが、吉永ヨシアキ著の「自殺されちゃった僕」にねこじるさん、青山さん、吉永さんのパートナーの自殺について書かれています。

2011-04-14 10:05:01
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

亡くなられた「吉永さんのパートナー」の方にお会いしたとき、あの「自殺されちゃった僕」にも出てきたパートナーの方が編集した本をいただき、その不思議な縁が、「90年代サブカル」が生んだ特別性を考えるきっかけにもなったのです。 RT @lotusanemone

2011-04-14 10:07:49
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

あ、95年に「心的な傷」に多くの者が気づいていなかったのではないか、というのは誤解を与えるな。PDSのような心的なものとは異なるもっとべつの、心に与えた特別な影響。それに興味がある。

2011-04-14 10:11:33
ユミ・マルトラタダ#2084 @kmkm96

@aki_u_ench 宮沢さん、談話室宮沢の予定はないのですか?

2011-04-14 10:10:25
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

あ、そうか、そこで「90年代サブカルと、2011年」という話をする、というか考える場を設定することができるか。 RT @kmkm96 宮沢さん、談話室宮沢の予定はないのですか?

2011-04-14 10:14:33
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

となると、もっと取材だ。会いに行きたいなあ、あの時代から「うつ」になった「90年代サブカル」に影響を受けた人たちに。死ぬ前に。死ぬなよと、声をかけに行かねばならんか。

2011-04-14 10:16:09
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

笑いながら、死ぬなよと声をかけたい。あははあははと、笑いものにしながら、死ぬなよと声をかけたい。それが彼らにとって、もっとも幸福な対処ではないだろうか。

2011-04-14 10:17:44
鷹山明夫 @ooyabunkou

@aki_u_ench宮沢さんが、青山さん周辺の“鬼畜系”に近付かなかったのは、なぜなんですか? 演劇の世界で、松尾スズキさんが(以前から?)その周辺で舞台を上演していた印象があるのですが。「ふくすけ」など。

2011-04-14 10:17:15
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

80年代に(鬼畜的なこと、ブラックなことを)やりつくして飽きていたからです。 RT @ooyabunkou 宮沢さんが、青山さん周辺の“鬼畜系”に近付かなかったのは、なぜなんですか? 演劇の世界で、松尾スズキさんがその周辺で舞台を上演していた印象があるのですが。「ふくすけ」など。

2011-04-14 10:20:00
岡室美奈子 Minako Okamuro @mokamuro

@aki_u_ench 『AKIRA』とか80年代サブカルもいきなりリアリティを持ち始めましたね、2011年。

2011-04-14 10:19:24
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

そうなんです。「90年代」のことを考えたとき、ある種のSFが持っていたデストピアの思想を予兆していると話したのですが、いま現実を増してきました。 RT @mokamuro 『AKIRA』とか80年代サブカルもいきなりリアリティを持ち始めましたね、2011年。

2011-04-14 10:21:44
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

そうだ、それで思い出した。知人が、東京電力の記者会見を見ていると、当時のオウムの会見を思いだすと話していたけれど(たしかに似てるんですよ、なんだか)、あれもまた、デストピアの予兆。来るべき、暗澹たる未来を想像させるものだったのだな。

2011-04-14 10:24:20
岡室美奈子 Minako Okamuro @mokamuro

@aki_u_ench そうですね。これからの1年の文化的変容をつぶさに見たいと思っています。常に地面が揺れている状況でどんな新しいものが生まれるのか。あるいはどこかに回帰するのか。80年代や90年代のサブカルがリアリティを獲得するという現象も目が離せません。

2011-04-14 10:26:25
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

大事なことですね。 RT @mokamuro そうですね。これからの1年の文化的変容をつぶさに見たいと思っています。常に地面が揺れている状況でどんな新しいものが生まれるのか。あるいはどこかに回帰するのか。80年代や90年代のサブカルがリアリティを獲得するという現象も・・・・

2011-04-14 10:29:03
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

@lotusanemone いや、「吉永さんのパートナー」の方にもらったのは、もっとべつの本です。

2011-04-14 10:30:15
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

96年より少し前、NHKのあるディレクターと知りあった。そのあと、彼らが共同で住んでいるマンションの一室に行ったことがあったが、そこにいた、編集者、ライターのような人たちはいま、どうしているだろう。もうけっこういい歳になっているはずなのだが。彼らにもなにかその時代の空気があった。

2011-04-14 10:44:58
ユミ・マルトラタダ#2084 @kmkm96

@aki_u_ench 僕は80年代に強烈な影響を受け、90年代中頃から宮沢さんの手伝いをはじめて、影響を受けた超人と直に接する機会に恵まれたので、それが忙しくて90年代サブカルには大して触れずに、90年代後期から仕事をはじめました。だから興味あるんです、90年代サブカル。

2011-04-14 10:42:28
宮沢章夫(笑ってもピンチ) @aki_u_ench

ふむふむ。 RT @kmkm96 80年代に強烈な影響を受け、90年代中頃から宮沢さんの手伝いをはじめて、影響を受けた超人と直に接する機会に恵まれたので、それが忙しくて90年代サブカルには大して触れずに、90年代後期から仕事をはじめました。だから興味あるんです、90年代サブカル。

2011-04-14 10:45:57
ryota @goldbug2_2

@aki_u_ench 去年日本のインディーズの音楽ででてきたかまってちゃんや世界の終わりなど終末感や破天荒な感じを醸したものが311の後どのような世界観を歌うのかすごく関心があります 特に世界の終わりの彼らがどのように歌うのか

2011-04-14 10:43:49