渡邊芳之(@ynabe39 センセイ)の鼻血「デマ」についての講義(?)
こんなに余震が続き原発事故も収束しないのでは「災害発生時は被害状況についてのデマが多く復興期には予兆についてのデマが増える」みたいなセオリーはあてはめられない。この災害は「災害発生の時点」が延々と続いている点でも未曾有だ。
2011-04-16 06:59:20「鼻血を出す人数のベースレートがもともと高いのが東海アマさんによって検出された」という仮説と「(放射線以外に)鼻血を出す人の数を増加させるような要因が発生している」という仮説の両方が主張されてるな。「花粉症説」や「災害ストレス説」は後者。私はどちらかというと前者。
2011-04-16 07:06:07「安全ではないと知りながら安全という情報を流した」のは明らかに「デマ」と言える。いっぽう危険を恐れる人が危険性についての情報を流すのは少なくとも社会心理学の定義からいえばデマとは言えない場合が多い。
2011-04-16 07:23:18「ほんとうは危険はないと知りながら危険だという情報を流した」のなら明らかに「デマ」だが、東海アマさんですらそれには当てはまらないと思う。
2011-04-16 07:25:16方法論学者としては最近はむしろ「みんながデマという言葉をどういう意味で使っているのか」のほうが気になる。「間違った情報の伝達=デマ」という用法も目立つ。
2011-04-16 07:28:52社会心理学で長年用いられている定義ではそうです。単に「未確認情報の伝達」であれば「流言」です。 RT @ubzm: デマかどうかは内容じゃなくて流した本人がどう考えているかによると?
2011-04-16 07:31:08微妙なのは「自分の不安や願望のために偏った情報を流しているがそのことを本人は認識していない場合」である。そういう人は「危険側」にも「安全側」にも多数いるように見える。そういう人の流す情報はやや「デマに近い」とも言える。
2011-04-16 07:35:47「自分の不安や願望のために偏った情報を流しているがそのことを本人は認識していない場合」はこの1ヶ月のあいだ学者や専門家にもよく見られたしそれこそ政府や東電だってそうかもしれない。それらもデマか?
2011-04-16 07:38:05@ynabe39 さっき、デマという言葉を辞書で引いたら 第一義で「政治的な目的で流すうその情報・宣伝」と出た。そして、「まれに、誤った噂などをいうこともある」というなことが書かれていました。僕はむしろ第一義を知りませんでした。
2011-04-16 07:38:07じっさい「デマであることがきちんと確認された例」というのはそれほど多くありません。 RT @ubzm: ありがとうございます。本人の考え次第とすると研究などで調査するのは大変ですね。
2011-04-16 07:40:05間違っていても信じてもよい情報と信じてはいけない情報とがあるのだろうか。どうもそのように考えている人が後者の情報を「デマ」と読んでいるようにも見える。
2011-04-16 07:42:05いずれにしても何かの情報を「デマ」と呼ぶことには「自分はその情報を信じたくない」あるいは「自分はそんな情報を信じるほどバカではない」という「感情の表現」が含まれているように見える。
2011-04-16 07:44:29デマに騙される馬鹿の自己弁護に等しいな @ynabe39: 「安全ではないと知りながら安全という情報を流した」のは明らかに「デマ」と言える。いっぽう危険を恐れる人が危険性についての情報を流すのは少なくとも社会心理学の定義からいえばデマとは言えない場合が多い。
2011-04-16 07:51:30ヴィトゲンシュタインに言わせれば心理学なんてすべて「言葉の用法の問題」になってしまいます。 RT @kuribom: 心理学と言語学って、結構密接に繋がってるのかなぁ。それ言ったら社会学もか。@
2011-04-16 07:51:33正情報と認めながら信じないというのは矛盾になりますね。 RT @gyaooo: これでたぶん合っとるはず……。 http://twitpic.com/4lacv2
2011-04-16 07:52:56うへw 心理は言語の扱い方の差異が見せる幻影みたいな捉え方なんですかね…RT @ynabe39: ヴィトゲンシュタインに言わせれば心理学なんてすべて「言葉の用法の問題」になってしまいます。 RT @kuribom: 心理学と言語学って、結構密接に繋がってるのかなぁ。それ言ったら社
2011-04-16 07:53:55