「経口補水液は(熱中症対策の水分補給として)お茶や水の代わりに飲むものではありません。医師の指導の元で使用しましょう」という話。
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消化器外科専門医、医学博士|MD, PhD, #colorectalsurgery in Japan, #SoMe4Surgery|大腸癌|ダイヤモンド、時事メディカル等で連載|『すばらしい人体』『すばらしい医学』(ダイヤモンド社)シリーズ23万部超、『医者が教える正しい病院のかかり方』(幻冬舎)|講演・取材のご依頼↓
お茶や水で水分補給
高温環境下で活動する際には、ナトリウムなどの電解質(ミネラル)を含む飲料で水分補給を行うのが理想的です。脱水の際に水やお茶を補給すると、電解質が不十分で脱水をかえって悪化させることもあります。スポーツドリンクでもよいですが、電解質がやや少なく、糖質が多い点で「最適」ではありません。
0.1%~0.2%の食塩水が理想的とされていますが、わざわざ塩の量を計って作るのは面倒です。そこで現実的に最適なのは、経口補水液を使用することです。経口補水液は、同じ量の点滴をしたのと効果は同じとされており、脱水には有効です。暑い時期には常備しておくことをおすすめします。
日本体育協会のホームページにもこのことが書かれていますので、参考にしてください。
ちなみに、熱中症で外来受診された方に点滴を行うことがありますが、一般的な点滴の量は1本500ml、つまり、小さなペットボトル1本分です。病院まで行って1本点滴をするくらいなら、作業中や運動中に同じ量の水分を補給する方がよいでしょう。
血管に針を刺して無理やり水分を注入するより、口から飲んだ方がよほど生理的で適切な水分補給と言えます。このことは、スポーツや炎天下での作業に関わるチームの指導者の立場にある方に、十分ご理解いただきたいと思います。
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さすがにこの挿絵はやりすぎ。経口補水液は軽度〜中度の脱水症状の際に有効なのであって、そうでない人がミネラルウォーターを補給することについて「バツ」と指摘するのは行き過ぎている。/外来でよく見る三つの間違い 熱中症と脱水症対策(時事通信) - Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180711-…
2018-07-12 11:53:58これ拡散するの本当にやめれ。経口補水液は脱水状態になった場合に点滴代わりにちびちび飲むもので、水やお茶の代わりにぐびぐび飲むと塩分過多になる。 twitter.com/YahooTopicsEdi…
2018-07-12 17:30:12headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180711-… これは時事通信がおかしい、というか記者と医師の間で「熱中症対策」の定義合わせができてない感じ。医師は「熱中症の治療」だと思って経口補水液を勧めているけど、読者に必要なのはそうなる前の話。発汗が少なければ水をこまめに飲めばいい(はず
2018-07-12 15:07:59外来でよく見る三つの間違い 熱中症と脱水症対策(時事通信) - Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180711-… @YahooNewsTopics 解説済み。
2018-07-12 18:18:19@kirik ご指摘の通りです。誤解を招く表現、大変失礼しました。 高温環境下で脱水リスクがある時は、水分補給は経口補水液が望ましい、と詳述すべきでした。 イラストも含め、現在修正依頼をかけております。
2018-07-12 18:12:29