建築と庭園は一緒に設計すべきものである――吉田鉄郎著『日本の庭園』(勉強メモ)

セルフ勉強まとめです。
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未発育都市 @mihatsuikutoshi

ところで、今日、吉田鉄郎著『日本の庭園』 amazon.co.jp/dp/4306052397 を買ってきたのだけど、ほとんどが図版なので泣いている。

2018-06-19 23:58:40

<目次>
監修者まえがき
(1)概説
(2)歴史的発展
(3)庭園の種類
(4)庭園を構成する要素
訳者後記:近代建築家による日本庭園研究の系譜

未発育都市 @mihatsuikutoshi

次は吉田鉄郎著『日本の庭園』 amazon.co.jp/dp/4306052397 を読もうと思う。

2018-06-30 00:26:03

監修者まえがき

未発育都市 @mihatsuikutoshi

吉田鉄郎著『日本の庭園』 amazon.co.jp/dp/4306052397 を読み進めるなど。この本は建築家の吉田鉄郎がドイツ語で書いた『Der japanische Garten』(1957年)を“逆輸入”した本である。吉田鉄郎はその他に『Das Japanische Wohnhaus』(日本の住宅)と『Japanesche Architektur』(日本の建築)を(続く

2018-07-05 22:57:32
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)ドイツで出版していて、この本と合わせて三部作となっている。この三部作は英訳もされてロングランのベストセラーになっているらしい。吉田鉄郎著『日本の庭園』の冒頭の「監修者まえがき」(近江榮)によると、この本が書かれた1950年代の日本の建築界は「戦後モダニズムの興隆期であり、(続く

2018-07-05 23:02:17
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)日本の伝統の解釈をめぐって議論が活発化していた。丹下健三や浜口隆一を先鋒とするモダニズムのフィルターをとおした伝統解釈である。旧・東京都庁舎の指名コンペ(1952年)で1等を勝ちとった丹下案は、ミース風の鉄骨建築を日本的な柱・梁の表現に翻訳したデザインだった」とのこと。(続く

2018-07-05 23:06:25
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)また、「1950年代は庭園が消えていった時代でもある。日本の庭園文化の根底をつくっていた和風大邸宅がつぎつぎと姿を消し、戦後小住宅には庭園をもつ余地などあるはずもなかった。この時期に建設されはじめた庁舎などの公共建築では、足元のピロティのデザインにも注目が集まっていたが、(続く

2018-07-05 23:11:19
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)そこでの日本的なるものの表現はやはりモダニズムによる伝統解釈であった」とのことです。まぁ、「モダニズムのフィルターをとおした伝統解釈」と意外とはっきり書かれていることにやや驚くのだが^^、当時そうであったことが今日の日本の建築界では忘れられているのかも知れないなとも思った。

2018-07-05 23:16:18
Yota Sugiyama @Yota0093

@mihatsuikutoshi この柱、梁表現はパターンとして拡散、多くの亜種を生む。明日香村庁舎は通し柱だけどせがい造にもみえる。 pic.twitter.com/h8OscV874x

2018-07-05 23:45:50
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未発育都市 @mihatsuikutoshi

いずれにせよ、そんな1950年代に吉田鉄郎著『日本の庭園』は書かれたのです。「監修者まえがき」からの引用を続けると、「おそらく吉田は、こうした状況に危機感を抱き、次第に衰退していく伝統本来の姿に価値を見出していたにちがいない」。よって、吉田鉄郎はモダニズムによって変えられた伝統(続く

2018-07-05 23:24:00
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)ではなくて、モダニズムによって伝統本来の姿を明晰に記述することを選んだのです。吉田鉄郎の本が欧米でロングランのベストセラーになっている理由はおそらくそのためである。引用を続けると、この本では「日本庭園の構成原理、つまりデザインの作法ともいえるような造形の「型」そのもの(続く

2018-07-05 23:26:39
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)を解説していった。だからこそ、海外の建築家にとっては庭園の通史などよりも理解しやすい著作として広く受け入れられ」たのであった。この本での吉田鉄郎の主張は非常にシンプルで、「建築は庭園と一緒に設計すべきものである」です。そのためには建築家は日本の庭園についてもある程度は(続く

2018-07-05 23:31:35
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)知っていなければならない。というわけで引用を続けると、「建築と庭園のつながりを理解することこそが、建築家にとっての必要最低限の素養だと吉田は考え、日本の庭園の伝統からエッセンスだけを建築家の眼で抽出し、ヴィジュアルに簡潔にまとめたのが本書」です。今日の連ツイはここまで。📖

2018-07-05 23:34:32
未発育都市 @mihatsuikutoshi

吉田鉄郎著『日本の庭園』の目次をみると、前に読んだ宇田川辰彦監修『庭師が教える 図解 日本庭園の見方・楽しみ方』とよく似ていることに気づく。要するに、どっちも“つくり手”目線なのですね。後者の本について再ツイ。 twitter.com/mihatsuikutosh… twitter.com/mihatsuikutosh… twitter.com/mihatsuikutosh…

2018-07-05 23:40:23
未発育都市 @mihatsuikutoshi

次は最後の第8章「日本庭園の移り変わり」です。日本庭園の歴史をコンパクトにまとめた章なのだけど、日本庭園の歴史の解説が一番最後にきているのはこの本の特徴なのかも知れない。ふつうは歴史を軸に書かれているか、または各地の庭園を(観光ガイドブック的に)解説する形式で書かれている(続く

2018-06-30 00:17:22
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)のだけど、この本では「植栽」「水景」「石組」「飛石、敷石」「石を使った庭の添景物」「竹を使った庭の造形物」とエレメントごとに書かれていて、それはこの本の監修が(実際に庭園をつくっている)庭師さんであることが関係しているのかも知れない。私の連ツイでは割と省いているけど、(続く

2018-06-30 00:19:52
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)実際に庭園をどのようにしてつくっているのかの解説が多いのもこの本の特徴ではないかと思う。いわゆる“つくり手”目線の本なのですね。(もちろん、私でも読める超・初級者用の入門書ですw。とても分かりやすい。)

2018-06-30 00:21:39

まとめ 不等辺三角形のフラクタル――宇田川辰彦監修『庭師が教える 図解 日本庭園の見方・楽しみ方』(勉強メモ) 日本庭園の超・初級者向けの入門書です。セルフ勉強まとめ。 15971 pv 88 1 user 179

古書サンカクヤマ @sankakuyama_B

持って帰りたいくらい、立派な苔がいっぱい生えてた、兼六園。 pic.twitter.com/k9MrUwtKYB

2018-07-05 17:18:32
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古書サンカクヤマ @sankakuyama_B

兼六園でこだまに会えた。とても大きくて長寿な松や桜など、たくさんの大木にエネルギーチャージしてもらった気がする。 #兼六園 #金沢 #サンカクヤマ #研修旅行 pic.twitter.com/pCqX3lm6SJ

2018-07-05 18:19:15
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かずかず@📸 @kazukazu197912

21世紀美術館からの兼六園帰りに✨✨金箔ソフト✨✨ すでに足がビチョビチョ(ノ_<) pic.twitter.com/RaUdyiglMj

2018-07-05 12:48:43
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小林千鶴 @5884_chizuru

ハピモニ放送エリア巡り旅! 人生初の、石川県⭐️ やっぱり行くよね、兼六園🌱 #hapimoni #jfn pic.twitter.com/S7K1T5iu44

2018-07-05 08:27:11
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未発育都市 @mihatsuikutoshi

【定期】富山~五箇山~金沢旅行のセルフまとめ - Togetterまとめ togetter.com/li/1235581 旅行のセルフまとめです。ご笑覧くださいませ~🙃

2018-07-06 01:06:36

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