アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、F-エフ-10話脚本:若さゆえの焦燥
- makimogpfb
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高屋敷氏脚本F-エフ-10まとめ2 そして、オリジナル会話である、「何をそんなに焦ってるんだよ」「お前みたいにつまんねーことでウジウジしたかねえんだよ」。 この感情のぶつかりあいは、実に「若さ」が出ていて良い。「幼さ」を描くのに長ける高屋敷氏は、「若さ」の表現も上手い、ということか。
2018-07-22 14:41:04高屋敷氏脚本F-エフ-10まとめ3 最近、検索で知って驚いたのだが、高屋敷氏は高校の野球部の監督をしていた時期があったそうだ: blog.livedoor.jp/yomei713/archi… そういった経験も、「若さ・幼さ」の表現の巧みさに繋がっているのかもしれない。
2018-07-22 14:42:05高屋敷氏脚本F-エフ-10まとめ4 原作では、何でもいいから勝ちたくて、軍馬は病院の帰りにパチンコを打つのだが(結果、景品はゲットしている)、アニメでは岸田を絡ませ、砂井との喧嘩に勝つ流れになっている。複雑かつ上手い代替案だと思う。
2018-07-22 14:43:04高屋敷氏脚本F-エフ-10まとめ5 軍馬は、若さゆえの焦燥を常に抱えており、それは聖の存在により、更に強まる。 その聖が目の前に現れたのだから、軍馬の焦燥感はピークに。タモツの言う、「何をそんなに焦ってるんだよ」は的を得ている。
2018-07-22 14:43:43高屋敷氏脚本F-エフ-10まとめ6 高屋敷氏は、人間の心理、特に心の病について鋭い視点を持っていて驚かされるのだが、「若さゆえの、心の葛藤」についても、描写が上手いのだと感じた。 本作は、原作からして、「存在理由」や「父親越え」などの、心理系の要素が入っており、高屋敷氏との相性は良い。
2018-07-22 14:44:32高屋敷氏脚本F-エフ-10まとめ7 相性が良いというより、高屋敷氏が得意とする要素を、原作から上手く引き出していると言うべきか。 アニメにて、何を強調し、何を伝えていくべきか。原作つきアニメでは、ここが重要。高屋敷氏は、「アニメ版テーマ」の仕込みが上手く、シリ構作では、それが更に巧妙。
2018-07-22 14:46:01高屋敷氏脚本F-エフ-10まとめ8 本作にて、軍馬が原作より多少「幼く」なっているのは、やはり何らかの構成上の「仕掛け」を感じずにはいられない。ゲームセンターで遊ぶ軍馬と、聖・ルイ子の大人な関係の対比は、そのうちの1つであるのは明らか。
2018-07-22 14:46:51高屋敷氏脚本F-エフ-10まとめ9 幼さ・若さ…そういった表現の巧みさの果てに、何が描かれるのだろうか。高屋敷氏の作品は、それが終盤になると怒涛のように明らかになる場合が多い。それを踏まえて、今後も見ていきたい。
2018-07-22 14:47:41