赤塚不二夫が永井豪の過激なギャグに「怒った!?」という意外な話
- pareorogas
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これは有名な話だが、赤塚はその後、80年代に入って「キャスター」という漫画で赤ん坊を丸焼きにして食べる漫画を描き、雑誌が回収騒ぎになった。 twitter.com/dougasetumei/s…
2018-07-27 13:46:0160年代末、赤塚不二夫が永井豪の漫画(しかも『ハレンチ学園』以前の、まだ比較的柔らかい絵柄・作風の頃の)をボツにさせたというエピソードがよく分かんないだよね。赤塚不二夫は数年後に不条理の極みたいな漫画を描くわけだけどさ。 pic.twitter.com/PahduiwQ3M
2018-07-26 14:54:34検索したら当時の編集部の謝罪文が見つかった。画像検索すると問題の画像も見つかります。 pic.twitter.com/aOTqYGvz9P
2018-07-27 17:53:03@kentaro666 天才ゆえの嫉妬もあるのでは? 赤塚は何かの賞の審査員でひとり谷岡ヤスジを選から外したことがあるらしい。谷岡夫人に聞いた話。
2018-07-27 16:19:40キャスターの回収騒ぎを受けて、おそ松さんの「教えてハタ坊」や「グリザイアの果実」やFateのランルーくんのように、カニバリズムの場を直接的描写をしないが、暗喩的に描くという技法に切り替わった感じですね。ランルーくんの話、完全に赤塚不二夫の「キャスター」を意識していますよね。
2018-07-27 13:54:49永井豪が生来持つ残酷さは、赤塚には受け入れがたいものだった。よくわかる。赤塚のギャグのセンスが早々と枯渇したのは、この意味での残酷さが欠けていたから。別の言い方をすると、お人好しの人格者だったから。 twitter.com/dougasetumei/s…
2018-07-27 09:15:42赤塚不二夫は満州からの引揚者で、おそらく同世代の誰より陰惨な現実を生き抜いて帰国した。その後はマンガを介して庶民文化の構築に寄与せんとしていた。永井豪は戦後世代で、すでに社会は安定し、上っ面の権威が戦前同様、日本を覆い尽くそうとする時代に、これを正面から笑い飛ばすマンガを描いた。
2018-07-28 11:35:32赤塚のギャグは地獄を生き抜いた者のヒューマニズムであり、人生の肯定こそが彼の宿願だった。が、戦後生まれの世代にはその感覚はもう古臭く感じられた。永井はむしろアンチ・ヒューマニズムであり、その点で師匠の石ノ森章太郎と相通ずるものがあった。
2018-07-28 11:35:33赤塚にとって死体がゴロゴロ転がる絵で笑いを取るなど、モラルに反しているように思えた。死体など自分は満州で腐るほど見てきた。そんな下劣なものをギャグマンガに持ち込むべきではない、と。永井は逆に、死体が人々の目から隠されて行く時代に育った。欺瞞を暴くことに偶像破壊的な悦びを感じた。
2018-07-28 11:35:33永井豪のような戦後世代の若者が時代の寵児になる姿を見て、赤塚は無力感を感じたはずだ。それは社会があまりに奇怪になったからでは恐らくない。むしろ逆に、あまりに素朴で幼稚になったと彼には感じられたからだ。初志を見失い、あとはひたすら酒に溺れるほかなかった。
2018-07-28 11:35:33@devenir21 赤塚不二夫と永井豪の作風の違いに対する指摘は非常に的確で卓見とは思いますが、同時代に生きた人間の感覚としては、赤塚不二夫がアル中になったのは永井豪の台頭よりずっと後です。永井豪の全盛期には、まだ赤塚も全盛期だった。
2018-07-28 13:28:56@typhoon_reader 強調すると「永井豪のような【戦後世代の若者】が時代の寵児になる姿を見て、赤塚は無力感を感じたはずだ」と私は書いています。永井豪1人の台頭が赤塚のアル中の原因になったわけでは無論ありません。自分とは違う感覚の世代の台頭が赤塚をどんどん追い込んで行ったのです。
2018-07-28 14:08:41@typhoon_reader 私は永井豪の「ハレンチ学園」をリアルタイムで読んでいた小学生でした。そんな自分からすると、赤塚不二夫のギャグはぬるかった。正直あまり面白いと思った記憶がありません。生き馬の目を抜くギャグ漫画の世界で、赤塚がどんどん追い込まれて行ったであろうことは想像に難くない。
2018-07-28 14:12:01@typhoon_reader 気づけば浦島太郎のようになっていた。遅れて帰ってきた復員兵のように、日本の戦後の風景に自分の居場所がなくなっていた。目の前の豊かな日本の現実のほうがむしろ「シュール」に感じられたでしょう。晩年の赤塚のマンガにはそんな居心地の悪さがあり、痛々しくて読んでいられなかった。
2018-07-28 14:22:13なんか一部で永井豪先生が赤塚不二夫先生から注意を受けた話がまた盛り上がってたんですが、後日談としてこういう証言もあったり。 このトークショー、自分は行けてないのが残念ですが。 twitter.com/papapamituo/st…
2018-07-27 08:42:35昨日の永井豪×吉田豪トークショー。赤塚不二夫ファン的に特記したいのが「じん太郎三度笠」のグロ描写にフジオちゃんが注意したあの事件について語られた際、「赤塚賞の審査員をした際、赤塚先生がこっそり謝りに来た」と付け加えられたこと! pic.twitter.com/HwDTg5HqAN
2016-03-21 11:43:38昨日の永井豪×吉田豪トークショー。赤塚不二夫ファン的に特記したいのが「じん太郎三度笠」のグロ描写にフジオちゃんが注意したあの事件について語られた際、「赤塚賞の審査員をした際、赤塚先生がこっそり謝りに来た」と付け加えられたこと! pic.twitter.com/HwDTg5HqAN
2016-03-21 11:43:38youtu.be/jAo4zMSS4tM 後日談として「赤塚不二夫に謝られた」ことを永井豪が語るインタビューの動画もありました!
2018-07-27 12:39:30@dougasetumei ハレンチ学園のハレンチ大戦争でも女の子の首が飛んでましたね。永井先生、赤塚先生に怒られても反省してなかったんですね。まあ、そこが斬新で面白かったんですが。
2018-07-27 20:16:54@uchi987 youtu.be/jAo4zMSS4tM このインタビュー動画で生来反省しない体質だったことを永井豪先生みずから公言してますよー pic.twitter.com/d9CGNQEiX0
2018-07-27 21:02:46永井豪先生が語る赤塚先生のエピソード。豪ちゃん先生もまた、赤塚先生とは違うタイプの天才だということが伝わってきます。 【赤塚不二夫の裏話】吉田豪 × 永井豪 【おそ松さん・じん太郎三度笠】Go Nagai youtu.be/jAo4zMSS4tM @YouTubeさんから
2018-07-28 22:58:18これ、聞いたことがある。永井豪が 作中であまりに簡単に人を殺すので 赤塚不二夫が怒って説教したとか。 しかしその後の永井豪作品を見ると まったく反省したようには見えず、更に過激な作風に!結果的に永井豪にターボをかけたのは赤塚不二夫だったのかも知れない(汗)(ーー;)💦 twitter.com/tg_editor/stat…
2018-07-29 00:31:24赤塚不二夫先生が永井豪先生の漫画に怒ったという話。才能への嫉妬?考えの違い?永井豪が明かした後日談も 「赤塚不二夫が永井豪の過激なギャグに「怒った!?」という意外なエピソードについて」togetter.com/li/1251052 @dougasetumeiさんから #トゥギャトピ
2018-07-29 00:18:17天才は天才に嫉妬するのだ。これでいいのだ!赤塚不二夫が永井豪の過激なギャグに「怒った!?」という意外なエピソードについてtogetter.com/li/1251052
2018-07-28 18:43:20才能に嫉妬したとかズレてんなぁと思ったらやっぱり違う説で落ち着いててよかった。 / 赤塚不二夫が永井豪の過激なギャグ漫画に「怒った!?」という意外な話 (2ページ目) - Togetter togetter.com/li/1251052?pag…
2018-07-29 00:41:17赤塚不二夫が永井豪の過激なギャグに「怒った!?」という意外なエピソードについて-Togetter togetter.com/li/1251052 作風=人格じゃないし、本能かもしれないし、他人と違うベクトルで線引いてたかもしれないしと、ともかく第一線走ってる作家のやることは一元的な価値基準に当てはめられないって事
2018-07-29 00:35:19