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キャリアコンサルタント山内良治が語る「外資系企業『金曜日の朝の憂鬱』」

成績がよくなければあっさり「退場」を宣告される外資系企業。その電話は金曜日の朝にやってくる…。あなたはそれでも外資系企業で働きたいですか?
外資系 コンサルタント 解雇
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山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
米系企業の金曜日の朝はみんなピリピリしてる。成績の悪い社員は上司に呼び出され、解雇を告げられるからだ。もちろん社員はみな自分の成績が分かっているので、成績が振るわない社員は「その日」が来るのを待つ死刑囚のような気持ちで週末を迎えることになる。
山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
A氏のデスクの電話が鳴る。ディスプレイを見たら上司からだ。つとめて普通の調子で受話器を取るA氏。「はい、はい。分かりました。すぐ参ります」。声がやや震えている。すべてを理解しつつもかける言葉のない同僚たちは、まるで今の電話が聞こえなかったかのように自分の仕事をしている。
山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
上司の部屋のドアをノックし、入室するA氏。上司は自分の前の椅子に座るよう薦める。「A君は当社に入社して何年になる?」「ええと、2年と少しですね」「最近趣味のフライフィッシングはどうだい?」こんな他愛ない雑談が続く。この間に、総務課のスタッフがA氏のデスクを片付けているのだ。
山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
雑談を始めて20分ほど経過したところで、上司のデスクの電話が鳴る。受話器を取り「分かった、ご苦労さん」と答える上司。椅子に座り直し、上司はおもむろにA氏に解雇を告げる。とくに芝居がかった振る舞いをするでなく、ごく普通のトーンで事務的に「君を解雇する」と告げる。
山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
上司は、法律に基づく会社規定を忠実に守り、A氏にこの決定を受け入れるかどうかを確認する。ここで盾突く社員はあまりいない。同意を確認した上司はデスクの引き出しから書類を取り出し、A氏にサインを促す。日本だと「今日はハンコをもっていないので」と時間をかせげるが、アメリカはサインでOKだ。
山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
上司の部屋を出ると、総務課員が段ボール箱を持って立っている。さきほど上司の部屋にかかってきた電話は、A氏のデスクまわりの片づけができたという連絡だったのだ。段ボールにはA氏の私物が入っている。A氏が段ボールを受け取ると、総務課員は受取確認証にサインを求める。
山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
A氏はもう自分のデスクに戻ることはできない。当然、同僚に別れの挨拶もできない。ただ段ボール箱を持って会社のビルを出ていくのみ。A氏がビルを出るまで総務課員が付き添っている。彼に敬意を表しているのではない。企業機密を持ち出そうとしないか、ヤケを起こして暴れたりしないか見張るためだ。
山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
いきなり上司の部屋に呼びつけて解雇を告げ、同僚に挨拶もさせないのは冷たすぎる。と思われるだろうか。日本なら引き継ぎも含めて退社までに2週間は時間をかけるだろう。しかし、その間に辞める社員は何をしでかすか分からない。会社の資料を持ち出すかもしれないし、悪さをする可能性もある。
山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
もちろんすべてのアメリカ企業がこうだというわけではない。しかし、よくある風景であることも間違いない。私のいたコンサルタント会社もそうだった。コンサルタント会社に営業社員はいない。コンサルタントが自分のお客は自分で開拓しなければならないのだ。
山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
当然、コンサルタントも売上を問われる。一流のコンサルティングファームにいたければ、たくさんの顧客を持たねばならない。言ってみれば、会社というよりは共同事務所みたいなものだ。プロスポーツにたとえれば、FA選手ばかりでチームを作っているようなものだ。成果が出なければサヨナラだ。
山内良治@キャリアと組織のアドバイザー @airuandi
外資企業の「金曜の朝の憂鬱」のオチを書いていなかった。まあ、オチというかまとめとして言いたいのは、「雇ってもらう」感覚では外資は務まらないということ。何しろ相手は空気なんか読まない、恐ろしく口の達者な自己主張の激しい連中だ。毎日気が休まる暇がない、それでいいなら外資へどうぞ。

コメント

Hussam Kahn @bbyfut 2018年8月12日
外資ってくくりが雑すぎる。米系企業と欧州系企業のカルチャーは全然違うし。
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