ガダルカナル戦史に関する呟き

ガダルカナル戦史に関する呟きです。
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あずLOVE@晴れの国で戦史研究! @nakachandaisuki

ガダルカナル攻防戦での日本軍の兵力投入。逐次投入したということで批判されているが、それは果たして本当なのだろうか。第八艦隊の戦時日誌によれば、八月十五日に陸軍第十七軍(歩兵約十三個大隊)をもってガダルカナル、ツラギ方面攻略奪回に決する、とある。

2018-08-13 21:14:11
あずLOVE@晴れの国で戦史研究! @nakachandaisuki

第十七軍は当時、リ号研究に取り組んでいるわけなのだが、ガ島およびツラギ奪回にむけて約十三個大隊を投入することになっていたようだ。また、8月12日付け参謀次長から十七軍参謀長にあてた電報によると、第三十五旅団および青葉支隊を使用できるよう輸送船の手配を考慮することとするが、

2018-08-13 21:21:21
あずLOVE@晴れの国で戦史研究! @nakachandaisuki

現状においてはむしろ戦機を重視し、できれば一木支隊と海軍陸戦隊のみをもって速やかに奪回することを可とすると考えている、と伝えられている。 これはつまり、川口支隊と青葉支隊を投入したいが輸送船の段取りの関係上作戦発起が遅くなると予想され、このために一木支隊と海軍陸戦隊で

2018-08-13 21:23:02
あずLOVE@晴れの国で戦史研究! @nakachandaisuki

速やかに奪回するのがよいと考えていたということだ。兵力の逐次投入というよりも、奪回するための部隊を輸送するための船の段取りが付かず、このために戦機を重視して敵が地歩を固める前に奪回してしまわなければならない、という切迫した事情のためによるものだと考えられる。

2018-08-13 21:25:44
あずLOVE@晴れの国で戦史研究! @nakachandaisuki

とまあ、ガ島攻防戦初期において一木支隊や川口支隊の投入が「逐次投入」であったというのは、その後の様々な状況でそのようになったのであって、当初は一木支隊、川口支隊、さらに青葉支隊も奪回に投入予定だったのがわかる。

2018-08-13 21:35:03
あずLOVE@晴れの国で戦史研究! @nakachandaisuki

(何気に、後からビシバシ批判されそうなことを言ってしまったけど、史料を追っていくとどうしても、そう思えるですよ)

2018-08-13 21:38:55