【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第176話「男まさり」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第11巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」01】 今回から、大判・横山光輝「三国志」第11巻になります。 なお、この講座は、横山三国志の最新発売のものをベースにしていますので、初掲載時、コミックス重版等の過程で修正されている箇所については、基本スルーしています。例外もあったりしますが。

2018-08-22 12:46:39
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」02】 さて、呉を脱出しようとする、劉備玄徳夫妻。孫権妹が新たな玄徳の奥さんですが、今後は玄徳夫人と言うことにします。 趙雲を先頭に移動をしますが、玄徳夫人が乗っている車は人力です。なので移動速度が遅くなってしまいます。

2018-08-22 12:49:11
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」03】 孫権の命令で呉全国に非常線が貼られていますが、さっそく、呉兵が玄徳たちの行く手を遮るかのように通路を塞いでいます。趙雲が、いまさら引き返せぬと、突っ込んで活路を開こうとしますが、そこで出てきたのが玄徳夫人。

2018-08-22 12:51:08
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」04】 この人だって馬に乗れるんだから、騎馬状態で移動距離を稼げばいいのに、というツッコミはとりあえず置いときます。夫人を兵士と同じようには扱えないということでしょうか。

2018-08-22 12:52:23
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」05】 玄徳夫人は、呉兵に言って聞かせるからと、構わず進むように言います。堂々とすすむ玄徳一行に気づいた呉の丁奉と徐盛です。止まれ止まれと駆けつけてきます。玄徳夫人が何事かと言うと、徐盛が、孫権の命令で玄徳を捕らえると言います。

2018-08-22 12:56:41
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」06】 なんですと!と顔色を変える夫人。玄徳は母の許しを得て天下の前で婚礼した我が夫。自分たちに指一本触れたら、母がお前たちの首を半日とそのままにしてはおかぬぞ、と言います。しかし…、と徐盛が反論しかけますが、家来の分際で頭が高いと一喝。

2018-08-22 12:58:48
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」07】 兄の孫権と自分とのことならば、兄弟の仲のこと、家臣が差し出でるところではない、また、周瑜の指図だからやるというなら、周瑜の指図が謀反でもするということか、と畳み掛ける玄徳夫人。いや、そこまでは…と徐盛。

2018-08-22 13:00:40
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」08】 周瑜に自分の言ったことを伝えろ、もしそれで周瑜がお前たちを罪に問えば、私が周瑜を討つ、とまで言われると、徐盛らは何も言えません。玄徳夫人は車をお出し、と言って、悠々と通り過ぎていきます。それを見送った徐盛達。そこに、陳武と潘璋が到着。

2018-08-22 13:03:23
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」09】 陳武と潘璋は、孫権から直接玄徳捕縛を命じられています。陳武は、丁奉らが玄徳を逃したことを聞くと、こちらには勅命があるのだから、一緒に捕まえに行くぞと言います。丁奉と徐盛は一度顔を見合わせますが、すぐに馬に乗って、追跡に加わります。

2018-08-22 13:07:17
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」10】 馬なのですぐに追いつく陳武達。再び玄徳一行は停止。玄徳夫人が出てきてい、無礼な態度はなんだ、と言い、馬を降りるように命じます。相手は孫権の妹。陳武、潘璋、丁奉、徐盛らは馬を降ります。突っ立っている4人に玄徳夫人はさらに一喝。

2018-08-22 13:10:30
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」11】 主君の妹に対する礼儀を知らぬのか、と言われて、4人は拝礼をします。それを見た趙雲は、今のうちに、と言うと、玄徳は先行して出発します。後始末は玄徳夫人が取ることになります。玄徳は行かせてますが、趙雲は馬に乗ったまま玄徳夫人を護衛。

2018-08-22 13:13:11
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」12】 お迎えにあがった、という陳武に対し、自分は呉には帰らぬ、言います。しかし呉侯の命令だというう陳武。そこで、夫人は、母の許しを得て城を出たのに、孝行な兄孫権が母に逆らうわけがない、お前たちは何か聞き違えたのでしょう、と言います。

2018-08-22 13:16:10
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」13】 そもそも、孫権が母に対して頭が上がらなかったから、ここまで話がこじれているわけです。しかしながら、陳武は、孫権は首にしても、つまり、殺してでも連れて帰れという厳命だと言います。夫人は私を首に?と言うと、陳武は慌てて玄徳の方だと言います。

2018-08-22 13:23:36
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」14】 おだまり!と夫人。玄徳と私は夫婦。夫に刃を向けるは私に刃を向けるも一緒だと。そんなことをしたら、趙雲がお前たちを許さないし、呉にいる母とてお前たちを許すわけがないと言います。

2018-08-22 13:24:06
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」15】 さあ、立って、その覚悟があるなら私を斬れ、と凄まれては、呉の4将軍、何も言い返すことができません。その様子を見た玄徳夫人は、では参りましょう、と出発してしまいます。

2018-08-22 13:24:30
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」16】 くそっ、と陳武。見ろ、お前たちだって手も足も出んだろう、と徐盛が言うと、潘璋が、まったく気の強い姫君だ、と負け惜しみを言います。ともかく、かえってそのとおり報告しよう、と陳武が言うと、やむを得ないと徐盛も賛同。引き返していきます。

2018-08-22 13:27:48
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」17】 引き揚げる陳武達ですが、さらなる追手として命じられた蔣欽と周泰の部隊とかちあいます。蔣欽が玄徳を見なかったか、と尋ねると、陳武はそれがどうも駄目で、と答えます。追いついて捕らえようとしたが、夫人は母の言いつけでなければ帰らぬ、と説明。

2018-08-22 13:32:08
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」18】 蔣欽は、これは呉侯の厳命だぞ、と先程までの陳武と同じことを言います。しかも、蔣欽は、孫権から預かった剣を見せつけ、従わねば二人して首をはねよと言われたと言います。

2018-08-22 13:33:50
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」19】 蔣欽は、徐盛と丁奉に、このことを周瑜に知らせ、水上より早舟を出して江岸江上をふさげと命じます。残りは陸路より玄徳を追うと言います。今度こそ、玄徳らを捕らえることができるでしょうか。

2018-08-22 13:35:36
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」20】 玄徳らは、漁村にたどり着きます。孔明が趙雲に渡した袋には、この漁村で待つようにと書かれていたようです。しかし、漁村というのに、船が一つも見当たりません。趙雲は孔明に何か考えがあるのだろうと、言われたとおり待ちましょうと言います。

2018-08-22 13:37:12
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」21】 しかし、追手はもうすぐ目の目に迫ってきます。さすがに三度目なので勢いが違います。この漁村がある湾は、山に囲まれているので逃げ道はありません。絶体絶命のピンチ!しかし、その山陰から、漁船が出てきます。

2018-08-22 13:38:44
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」22】 敵か、味方か、警戒する趙雲。一隻かと思ったら、次々と船が現れます。ザザザザ、と迫ってくる船。次のページで登場したのが、孔明です。パット顔が明るくなった玄徳と趙雲。さあ、急いで船に乗れと孔明。すみやかに乗船する一行。船を出せと孔明が合図。

2018-08-22 13:41:51
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」23】 出航した船を追いかける蔣欽ら。待て、その船返せ!と叫びますが一歩遅かった。孔明は、帰って周瑜に伝えるがよい、と船上から言います。すでに荊州は一国。一国が一国を謀るもよし、攻めるもよし。だが、美人をもって人を釣るような策はあまりにも下策。

2018-08-22 13:44:29
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」24】 再びこのような策を弄するな、と孔明。蔣欽は、射て、と矢を放つように命じますが、すでに矢が届くところにはいませんで、虚しく水面に落ちていきます。そして、孔明の高笑いが響き渡るのです。

2018-08-22 13:46:51
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【横山光輝「三国志」講座176「男まさり」25】 男勝りの玄徳夫人の啖呵と、用意周到な孔明によって、蔣欽らの追手から逃れた玄徳。果たしてこのまま逃げ切れるのでしょうか。周瑜が黙って見逃すはずもなく…。というところで、続きはまた次回です。 今回はここまで。

2018-08-22 13:48:56