【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」】

横山光輝「三国志」を1話ずつ解説してみようというコーナー。第177話「孔明の読み」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第11巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」01】 第177話です。 呉からの脱出行。孔明の手配により、船に乗り込んだ玄徳は、これで一安心、と胸をなでおろしますが、孔明はまだ安心するのは早いと言います。周瑜がこのままおとなしく自分たちを逃がすはずがないと。

2018-08-28 12:31:25
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」02】 柴桑より追いかけてくるとしたら、時間的にもそろそろ…、と言ってる間に、軍船が見えると兵士が報告。孔明の読みどおり、追手が到着します。船倉から出て外を見ると、呉の軍船がズラリ。しかも「師」の旗が見えます。周瑜じきじきのお出ましです。

2018-08-28 12:33:25
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」03】 孔明はこうなることを予想しており、かねての打ち合わせどおりに船を岸辺につけるように船頭に言います。どうするつもりだ、という玄徳の問に、軍船を操らせては周瑜は天下一ゆえ、我々は陸路をとると言います。わざわざ相手の得意なものに乗りません。

2018-08-28 12:35:23
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」04】 船が岸辺につくと、さあ急げ、と劉備軍一行は上陸します。その様子を見た周瑜も、我々も上陸だ、と戦艦の帆をたたみつつ、岸に向けさせます。それなりの大部隊を引き連れていたようで、周瑜も馬に乗って追撃開始します。

2018-08-28 12:37:53
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」05】 しかし、ここでジャーンジャーンとドラの音。周瑜がその音に気づいたときには、向こうの方から軍勢が。シルエットだけで、ああこりゃ関羽だわ。 我が主に危害を加えんとする者はこの関羽が許さん、と突っ込んできます。周瑜はすぐに応戦を命じます。

2018-08-28 12:39:29
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」06】 関羽は、どけっこっぱ、と敵兵を木の葉を斬るかのように次々に斬り捨てます。周瑜も思わず、なんとすごい、とあきれるほど。すぐにまた銅鑼の音が鳴り響きます。左からは黄忠、右からは魏延がやってきます。ここで周瑜、敵に備えありと悟ります。

2018-08-28 12:41:48
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」07】 周瑜は退却を命じますが、勢いに乗った黄忠は次々と呉兵を斬っていきます。魏延も負けじと相手の首を飛ばしまくります。関羽も相変わらず大暴れ。このままでは周瑜の命まで失いかねません。周泰が、ここは自分たちが守るから早く退けと周瑜に言います。

2018-08-28 12:45:02
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」08】 逃げる周瑜。関羽は逃がすな、と矢で攻撃しますが、そうはさせんと周泰が介入します。呉兵らは競って船に逃げ込みます。ある程度乗り込んだら帆を上げて出航。そこに関羽らの軍勢が到着。関羽は返せ、戻せと叫びます。しかし、相手は水の上。

2018-08-28 12:47:22
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」09】 そこで、関羽は相手を罵り始めます。見ろっ、あの周瑜の逃げっぷりを。黄忠もそれに乗って、さても見事な周瑜の妙計、夫人は奪られ、兵は撃たれ、と都々逸でからかいます。それに兵士たちも大笑い。それを聞いた周瑜は無礼なと怒りをあらわに。

2018-08-28 12:50:02
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」10】 もう一度上陸して決戦だ、と周瑜は言いますが、ここで待ったをかけたのが蔣欽です。疲労困憊の兵達を駆り立てて決戦を挑むなど、討死に行くようなもの、と船の様子を指さします。周瑜も、疲れ切った兵達の姿を見て、むむっ、とうなるばかり。

2018-08-28 12:51:51
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」11】 岸では、玄徳軍のヤジが激しさを増しています。見事な逃げっぷり、妙計知らんとみえる、と大笑いされた周瑜、怒りは体に悪いと禁じられていましたが、この恥辱に耐えることができず、ついには喀血してしまいます。

2018-08-28 12:54:00
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」12】 倒れる周瑜。蔣欽と周泰が駆け寄ります。そういえば周泰はあの混戦を切り抜けて、無事に帰還していたようですね。蔣欽は船を呉に向けるようにと言います。こうして、呉の追跡はここで打ち切らざるをえなくなります。

2018-08-28 12:55:58
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」13】 玄徳を呉から帰還させるにあたり、呉の動きを読み切った上で、孔明は船を用意し、上陸地点を決めた上で、陸上部隊も配置していました。もしかしたら、上陸したのがたまたま関羽らがいた場所だっただけで、他にも部隊を待機させていたかもしれません。

2018-08-28 12:59:21
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【横山光輝「三国志」講座177「孔明の読み」14】 玄徳と孫権妹との結婚話は、もともとは周瑜が立てた作戦でしたが、結果的に周瑜の死期を早めることになってしまいました。このまま呉の孫権が黙っているとは思えないのですが…。この続きはまた次回です。 今回はここまで。

2018-08-28 13:02:48