国際ジェンダー学会 2018年大会 公開シンポジウム「男性学/男性性研究のゆくえ」感想まとめ

聴きに行けなかったのでまとめました。速報的なまとめなので、後日ツイートを追加するかもしれません。
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@kerai14

もちろん社会全体の男女平等という視点に立てば「層としての男性」の「特権」の解体は必須である。ただし、それは必ずしも個々の男性が、配偶者の「支配」(=養い生殺与奪を握ること)をやめるべきだということではない。

2018-09-05 18:28:32
@kerai14

澁谷は、あるべき男性学のあり方の一つとして、女性の稼得能力の獲得を応援することを挙げている。これは男性学の一つのあり方としては推奨できるものの、上記の主張とセットである限り同意できない。

2018-09-05 18:29:12
@kerai14

稼得能力を獲得することは、自立/自律とイコールではない。「男らしさ」の基準に基づく自立/自律の概念がフィクションに過ぎないということは、他でもない平山が指摘していることだ。

2018-09-05 18:32:11
@kerai14

必ずしも個々の男性が「特権」や「支配」をやめるべきなのではない。大切なのは、その権力性を自覚しながら、それでもパートナーとの対等な関係を志向することだ。

2018-09-05 18:37:30
前川直哉 @maekawa_naoya

フェミニズムや女性学が求めてきたことは「当事者の解放」であり「社会的公正」であった。日本のメンズリブや男性学は、前者に重心を置きすぎ、後者を疎かにしてきたのではないか。 ……というのが、昨日の国際ジェンダー学会シンポ「男性学/男性性研究のゆくえ」の一番の感想。

2018-09-03 21:19:13
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