40代のオッサン（独身貴族）とJKがどちゃくそ恋愛してセックスする話

帽子男 @alkali_acid

恐らくろくなことにならないだろう錠剤を飲み込めずに口の中に含んだまま、女子高生はただすすり泣く。 消音改造したハイブリッドカーはそのまま山道をひた走る。町とは反対の方向へ。

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◆◆◆◆ 四十代の独身貴族ウモンは、舗装道路や鉄塔など二目（ふたつめ）族の設備を慎重に避けながら、周辺の探索を進めていた。 この大地は、おおむね穏やかで手強い生きものもいないが、二目族は危険で獰猛らしいと察せた。しばらく一緒にいたハルミが、かどわかしにあっていたことから明らかだ。

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一度ハルミを運んでいた荷車のそばにも戻ってみたが、すでになくなっていた。何やら護符のようなものがあれこれ置いてあり、どうやらこの大地の騎士達が厄除けの儀式をして去ったらしいと分かった。

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あの巨大な荷車を操る種族が、強力な武装をしているのは明らかで、よそものに対してどのような挙に出るかを考えると、うかつに姿をさらす訳にはいかない。 本当であればハルミはずっと捕えておくか、命を奪ってしまうべきだったかもしれないが、年を聞いて殺すに忍びなかった。

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三眼族であれば、三十二歳ぐらいの体つきだが、その半分の年だという。 その割には受け答えもしっかりしていたが、本来であればまだ親がそばから離さない子供だ。 とりあえず荷車が倒れたのとは別の道に解き放ったが、もしかどわかしをした賊にそつがなければそちらも見張るやもしれない。

帽子男 @alkali_acid

だが、そこまでハルミの身を案じるつとめは、ウモンにはない。所詮、二目族の子供なのだから。

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それよりも気にかかることがあった。 木の焼け跡だ。 山の斜面を横切るように一直線に、幹や枝を焦がしながら、まっすぐ走っている。近づいて、刺激臭を嗅いだ。この異郷でひどくなつかしい匂い。

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だが同時に胸にむかつきをもたらす。 毒蛾。虚空の裂け目から舞い降りる敵。愛馬を奪い、一族の荘園を痛めつけたおぞましい羽虫。一匹であれ、ウモンと同じようにこの大地に舞い降りたのだとすれば、営巣を始める前に滅ぼさねばならない。

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四十代の独身貴族は、陶の兜を直し、磁剣をしっかりと背に負いなおすと、毒蛾の鱗粉が灼いた木々の痕を追っていった。 ゆきつく先には、羽虫が卵を産むにほどよい建物が見えていた。

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◆◆◆◆ 山中の廃リゾート。かつての社員旅行用、その後は一般向けに改装、さらには外国人観光客向けと変身を遂げたが、土砂崩れの危険から放棄された場所。入口は封鎖済みで、廃墟マニアも立ち入らない。 「ちーっすCtuberのヤミキンでーす！はい今日もやっていきまっしょう」 だが活用法はある。

帽子男 @alkali_acid

若い男が二人。片方は携帯電話のカメラをかまえて動画を撮影、もう片方はその被写体になって、快活に話している。 「えーこの動画を、初めてみる！そんな皆さんのために一応説明しておきますと、僕達Ctuberっていうのは、Crime Tuberいわゆる。犯罪動画？そういうのをやってます」

帽子男 @alkali_acid

「今回はー、前の動画に引き続き、ハルミちゃんをいじっていきたいと思うんですけどー、えーいきさつとしてはー、スレで人気の高かったネグレ美少女ランキングで十七位だった…なんで十七位かっていうと、まあノリなんですけどー」

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「本当はCtuber仲間のトっさんも一緒に参加してもらう予定だったんですけど、トっさん事故って怪我しちゃったんで。ヤミキンだけでやてまーす。でもこういう話もういいですね。本題入り、まっ、しょう！」

帽子男 @alkali_acid

手足をプラスチック拘束具で縛ったままびしょぬれの女子高生がうつる。 視線は焦点が合わないまま宙を泳いでいる。 「ハルミちゃん。一回逃げ出して、山で迷子になっちゃって、ネグレ美少女ランキング十七位とは思えないぐらい汚くなっちゃって、それで体とかお腹とかきれいにしたんですよね」

帽子男 @alkali_acid

「ちなみに痛いとか苦しいとかがきもちよくなるZなお薬は前回四錠決めたんですけど、あのあと追加で何錠入れたっけ？下から？」 動画を撮っている男が指を三本立てると、相棒はうなずく。 「三錠だって。Zなお薬はこの動画の下に載ってるURLから買えますからよろしくねー」

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若い男はおどけた身振りをしながら話を切り替えていく。 「で、前回のアンケートで、これから何しよかって話になったんですけど、えーと多かったのがホンバンとーあと、キレイになたハルミちゃんのお腹にその辺にある色んなものを入れてみよーってやつなんですよね」

帽子男 @alkali_acid

「ホンバンはまあ三回目でやるのでー…ここはやっぱ色んなものを入れてみよーってことで…この場所を探検して面白そうなものを探してみました。じゃーん！」 Ctuberのヤミキンが、上着から野球ボールほどのサイズの玉を取り出す。 「なんかプニプニしてきもちいんすよこれ」

帽子男 @alkali_acid

「建物の奥にすげーぎっしりあったんですよね。なんでしょうねこれ」 「なんだよそれｗｗ戻してこいよｗｗ」 撮影していた男が思わずつっこむと、ヤミキンはまたおどける。 「なんだか分かんないすけど、とりあえずハルミちゃんに入れてみよーかなって！準備いいかな！！？」

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女子高生は手足を縛られてうつぶせになったままうめく。 「ごめんなさい…許して下さい…許して…」 「はーい。じゃいっきまー…やっべ、なんか破れたわ」 ヤミキンの掌（てのひら）のなかで玉が割れ、汁がこぼれる。 「うっわ、なんかきったね」

帽子男 @alkali_acid

男の手が震える。 「あれ…なんか痛って…え、これすっげ痛って…痛えええ！！！！」 煙が上がる。液体が皮膚を溶かし、肉と骨をむしばむ。うごめく芋虫がいきなりそこにもぐりこむ。 「いっていって！いってええ！！」 「おいやっべーぞｗ」

帽子男 @alkali_acid

笑いながら撮影を続ける相棒に向かって、ヤミキンは必死に腕を振り回し、やがてその肉片が相手にはねかかる。 「おい汚ね…いっで！目が！！目がいでえ！！！」 走りだす撮影者。置いて行かれた方は肩を抑えながらもがきのたうち回る。 「いでええ！！！やめろよぉおお！なんだよこれぇえ！」

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Ctuberは、カメラさえあれば視聴数爆増間違いなしのスプラッタを演じながら、絶叫と悲鳴を交互に発し、やがて痙攣しながらも静かになった。

帽子男 @alkali_acid

拘束されたJKはなお朦朧としながら、誰かに向かって許しを乞いづける。 「ごめんなさい…許して下さい…助けて下さい…おかあさ…」 そのむきだしの白い尻に、血泥の中から這い出した針の塊のような毛虫がおもむろに近づいていく。肉食らしい大顎がかちかちと音をさせる。 「ごめんなさ…」

帽子男 @alkali_acid

乾いた音とともに、陶鎧の具足が埃まみれの床を踏みしめる。 背の高い影が、乙女に歩み寄り、まず毛虫を踏み潰す。続いて磁器の刃が驚くべき繊細さで、JKの手首足首をとらえたプラスチックバンドを切断する。 「ハルミ」

帽子男 @alkali_acid

「ぁ…ぅ…ぇ…ウモン…さん」 「ハルミ。帰る」 「あは…ウモ…さん…だ…」 「ハルミ。帰る。ここ。危険」 「えへ…」 JKは顔をぐしゃぐしゃにしながら、四十代のオッサンに話しかける。 「むり…です…いっぱい…くすり…のんじゃった…あたま…へん…ウモンさん…」