2018-09-20のまとめ

大和総研の働き方教室<特別版2> 経団連の就活ルール廃止に関する3つの論点 IIMAの目 NO.39 ブラジルの不都合な事実 開放経済モデルにおける停滞の罠の研究【ノンテクニカルサマリー】 続きを読む
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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

「今年も経済白書が発表されたようなので、何を書いてあるのか知りたいものだ。しかし読むのは面倒だ」という人は多いので、「白書の要旨を1時間半程度で説明して欲しい」というリクエストはかなり多かった。

2018-09-20 22:33:36
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

白書が公表された後の約1カ月は、ほとんど毎日のように講演会の日程が入る。地方に出かけることも多い。役所(経済企画庁)の方も、「白書を宣伝して回ることは企画庁のプレゼンスを高めることになる」と考えているので、課長が外を飛び回って役所を留守にしていても大目に見てくれたのである。

2018-09-20 22:33:37
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(。 ・ω・)フム 本連載でも詳しく述べたように、私はさんざん苦労してバブルを生んだ背景として経済政策に反省すべき点があったことを白書に書いた。これは多分に「反省すれば白書は高評価を得られるに違いない」という計算があってのことだった。

2018-09-20 22:33:37
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

その苦労は十二分に報いられ、各新聞を始めとして多くの批評者はこの点を高く評価したのであった。93年経済白書の評価が高かった第1の理由が、この反省部分にあったことは間違いない。

2018-09-20 22:33:37
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

しかしこの高評価を見て、私は「日本の経済論議は何と情緒的なことか」と思ったものだ。日本では間違ったことをした時に「謝るか、謝らないか」がポイントとなり、頭を下げて謝るとそれで相当程度批判が収まるということが多い。

2018-09-20 22:33:38
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

しかし同じ誤りを繰り返さないために本当に必要なことは、謝るかどうかではなく、間違いの原因を分析・究明し、その因果関係に即して再発防止策を講じることである。謝ったことに満足していては、本当に必要な「誤りの分析」が不十分になってしまうのだ。

2018-09-20 22:33:38
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

[PDF] Economic Trends 雇用情勢の改善で労働市場は変わったのか~雇用の流動性に大きな変化は見られずもその萌芽は育ちつつある / group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/macro…

2018-09-20 22:38:17
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

延べ労働移動率は2004年から低下基調で推移していたが、2010年に底打ちし上昇基調に転じた。しかし、14年以降は再び低下基調となっており、延べ労働移動率からは、ここ数年で労働移動が活発化している様子は見えない。

2018-09-20 22:38:19
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

転職者数、転職者比率ともにここ数年緩やかながら上昇している。性別の転職者数では、微増程度で推移している男性の転職者数に比べて、女性は2014年頃から増勢に転じており、女性の転職者数増加が全体を押し上げているようだ。

2018-09-20 22:38:19
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

しかし、確かに転職者は増えてはいるものの、男性の転職者数増加が限定的であることや雇用情勢が力強く改善している中でも転職者総数はリーマンショック前の水準に達していない

2018-09-20 22:38:20
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

雇用形態間の移動で一番割合が大きいのは非正規から非正規への移動で、全体の4割程度を占めており、この傾向はここ数年で変わっていない。ただ、正規から正規への移動については他の雇用形態間の移動よりも増加している様子がみられる。

2018-09-20 22:38:21
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

リリエン指標は各産業の雇用変動と全体の雇用変動乖離を集計したものであり、その値が大きいほど、産業間の労働移動が活発であることを示す。リリエン指標をみると、2000年代前半までは拡大していたものの、それ以降は低下しており、

2018-09-20 22:38:22
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

2015-2016年平均値は過去と比べ低い水準となっている(資料4)。2000年代前半やリーマンショック直後については、過剰雇用により雇用調整圧力が高まっていた製造業で雇用者数が減少していた一方で、雇用吸収力の高い医療・福祉が雇用の受け皿となっていた。

2018-09-20 22:38:22
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

産業間の労働移動(上段:平成29年調査、下段:平成24年調査) pic.twitter.com/lLcbpKK6Ks

2018-09-20 22:38:22
拡大
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

産業間での移動状況を平成29年就業構造基本調査をもとに確認すると(資料5上段)、前職の産業が農業、林業や不動産業、物品賃貸業であった者は、現職では前職と異なる産業への転職を活発に行っているようだが、その他の産業では前職と同産業へ主に転職している。

2018-09-20 22:38:23
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

日本では終身雇用・年功序列といった雇用慣習があることや転職をすると収入が下がるといった思い込みが、円滑な労働移動の障害になっているとみられる。

2018-09-20 22:38:24
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

しかし、民間機関による転職に対する意識調査によると、転職が今後一般的になっていくと答える人が全体の過半数以上を占めており、「1つの会社に勤め上げることが美徳」といったような価値観は過去のものになっているようだ

2018-09-20 22:38:24
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

転職入職者の賃金変動状況をみると、以前の職より1割以上収入が増えたと答える転職者が増えているなど、労働需給が逼迫する中で、労働者が転職等の労働移動に前向きになれるような変化が小さいながら起きている

2018-09-20 22:38:25
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(´ω`) 労働者が今いる企業、産業より良い待遇を求めて、能力開発や自己研鑽を図りながら、賃金の高い企業、産業への移動を積極的に行うことで、雇用の流動性および日本の労働生産性は高まっていくだろう。

2018-09-20 22:38:25