ジャーナリスト烏賀陽弘道さんいわく、おしどり・マコ氏の政界進出はジャーナリストから運動家、アクティビストに転身する行為。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

無所属ではなく政党から立候補するということは、その政党の利益である公約実現のために働くということです。記者が政治家に転身すると、それまで書いたものも政党の利益に合致したバイアスをかけていたのではないかとの疑念が発生することは避けられません。 news.livedoor.com/article/detail…

烏賀陽　弘道 @hirougaya

今だから言いますが、私も朝日新聞をやめた直後にいくつかの政党から衆議院への立候補の打診がありました。が、全て断りました。政治家になど興味はないし、なにより、記者としてのニユートラリテイを疑われて一生回復できないからです。 news.livedoor.com/article/detail…

烏賀陽　弘道 @hirougaya

国民の代表になる選挙というテストを受けるのですから、その判断材料を有権者に提供するため、あらゆる面から徹底的に世論のチェックを受けることは避けられません。それはむしろ民主主義社会としては健全なことです。 news.livedoor.com/article/detail…

烏賀陽　弘道 @hirougaya

記者が出馬する政党が原発廃止を掲げているなら、その記者がこれまで書いてきた記事は「読者が原発を廃止すべきか存続するべきかを考えるための判断材料」を提供したのではなく「原発は廃止すべきだ」という記者の主張によるバイアスがかかっていたと疑われることは避けられません。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

もう飽きるほど繰り返し書いてあることですが、私は原発を廃止すべきだとも存続させるべきだとも考えない。そんなことは報道記者としての仕事に何の関係もないのです。報道記者の仕事は、それを読者が判断するための材料を提供することまでなのです。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

ですから、私は「私は原発廃止」「原発推進」と言いつつ「ジャーナリスト」などと自称する人間は、職業詐称だと思っています。そういう人は正々堂々と「運動家」「アクティビスト」と名乗れば良い。アクティビストの何がいけないのでしょうか。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

ジャーナリストには「ニュートラル原則」「フェアネス原則」「インディペンデンス原則」など最低限守らなけばならない原則があり、それを「ジャーナリズム」と言います。それを守る人間だけがジャーナリストを名乗れる。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

そうでない人間がジャーナリストを名乗るのは、バイオリンを弾けない人間がバイオリニストと名乗るようなもので、タチの悪い詐称なのです。