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Twitter(だけ)でフェミニズムを学ぶのはやめた方がいい……めちゃくちゃなことを言っている人がたくさんいるし、しかもそれなりに支持を受けていたりする。ネット(だけ)で歴史を学ぼうとするくらいリスキーな行為。初学者こそ教科書的な本を読むべき。
2018-10-13 00:06:00前も言った気がするけど、これはもっと話題になるべき本だと思う。『ブラック・フェミニストの主張―周縁から中心へ』の新訳版。フェミニズムについて知りたいならとりあえずこの一冊、というレベルで重要な本。 ベル・フックスの「フェミニズム理論」 ベル・フックス amazon.co.jp/dp/4871541541/…
2018-01-13 13:58:26フェミニズム初心者にはわたしもベル・フックス『フェミニズムはみんなのもの』を激推しします。あと上野千鶴子の『おんなの思想』もブックガイドになっててなおかつ「歴史を伝えなければ」という思いに溢れてて良い。若干難しめだけど竹村和子『愛について』はクィア系入門にもなるとても良い本です。
2018-10-13 00:25:52完全に趣味で買ったこの本、教科書としてかなり良いのでジェンダー学バージョンがないか探したけど探し方が悪かったのか見つけられなかった。同じシリーズで心理学とかある pic.twitter.com/pxN8Ac1POZ
2018-10-13 00:21:36加藤秀一(2017)『はじめてのジェンダー論』はとりあえず最初に読むにふさわしい入門書だと思う。下手なネット記事よりもはるかに読みやすいし、最近の統計データも活用してる。ネットの変なジェンダー言説で「勉強したつもり」になる前に読むべき。 yuhikaku.co.jp/books/detail/9…
2018-10-13 00:29:33フェミニズム入門というか、LGBTや男性といった、フェミニズムの辺縁に居る人には、ベル・フックスの『フェミニズム理論』が手に入りやすくてとっつきやすいと思っています。
2018-10-13 00:32:35LGBT関連なら牧村さんの新書が読みやすいかな。 『百合のリアル』がだいたい10年代に必要な事を一通りそろえていて『ゲイカップルに萌えたら迷惑ですか?』はもうちょっと字引的な部分があります。 古いトランス関連は、性表現の階層を(意図的に)省いているケースがあるので、若干注意が要ります。
2018-10-13 00:32:35フックスの理論は、アメリカのフェミニズムの主流派を「リベラルだのラディカルだの言っても結局は白人上位層の女性ためだけのもの」と切った上で、一旦バラバラになった連帯をどうやって構築していくかを主眼に置いている。 連帯から時折はじき出される属性の人には特にお勧めです。
2018-10-13 00:42:00これはジェンダー学というよりは、セクシャルマイノリティについての本ですが、著者が圧倒的に信用できる渡辺大輔先生(この本は読んだことないです。ごめんなさい) twitter.com/martha00p/stat…
2018-10-13 00:38:25だいぶ難解なのでお勧めしづらいけどわたしはバトラーが大好きなのでインターネットのだいぶ悪い意味でのアイデンティティ・ポリティクスを見る限りフェミニズム思想がいかに「女性」の中の多様性と向き合い属性で人を括ることの暴力をどうするか考えてきたのか知ってほしいみたいな気持ちはあるかもな
2018-10-13 00:39:27ジェンダーだけではない様々な要因を分析しなければならない、何でもかんでも「家父長制」を唯一の原因とするのは"認識論の帝国主義"であるとか、「男に同一化した女」という表現は"フェミニズムから放逐されるべき"とか、異性愛-性別二元論への徹底的な批判とか、やっぱり重要じゃんな
2018-10-13 00:39:30バトラーを翻訳している竹村和子先生の解説書ならなんとか読めた……気がした(錯覚かもしれない) ジュディス・バトラー (シリーズ現代思想ガイドブック) amazon.co.jp/dp/4791762258/…
2018-10-13 00:44:44あ、これも竹村和子先生の「翻訳した」解説書なんだね。今の今まで気づかなかった。 バトラーの「セックスはつねにすでにジェンダーである」という概念は、とても重要で、けど難しいと思う。でもとりあえずこれを読めば、本質主義の人に違和感を覚えると思 う twitter.com/martha00p/stat…
2018-10-13 00:52:19オーソドックスに田中美津の「便所からの解放」はやっぱり胸が熱くなるしウルフ『ひとりだけの部屋』も講演形式なので読みやすいと思う。あとフェダマン『レスビアンの歴史』は1920年代から90年代にかけてのアメリカ史を丁寧に追いつつ階級や人種の視点も交えててとても勉強になる良い本です。
2018-10-13 00:50:06フェダマン良いよね。あと、日本のレズビアンについての本なら、『「レズビアン」である、ということ』掛札悠子、『レズビアンアイデンティティズ』堀江有里、ははずせないよー
2018-10-13 01:01:59日本のレズビアンについての論文、この本に収録された掛札悠子『抹消(抹殺)されること』も色んな人にめちゃくちゃ読んでもらいたい。何も難しい言葉は使っていないので予備知識がなくても問題ないと思う。 現代日本文化論〈2〉家族と性 岩波書店 amazon.co.jp/dp/4000261223/…
2018-10-13 01:15:24ドキュメンタリー映画の『何を恐れる』も、まあ人選に偏りがあるかもだけど実際にリブの時代を生きた人たちを映像で観れるのでおススメです。ドキュメンタリーに出演してる方々のインタビューをまとめた本もあります。 何を怖れる――フェミニズムを生きた女たち 岩波書店 amazon.co.jp/dp/4000241710/…
2018-10-13 01:03:10あとは、一人一派といわれ、「いったいいくつ◯◯派フェミニズムがあるんだ!?」とキレそうになるひとに 『ワードマップ フェミニズム』江原由美子・金井淑子編をオススメします。 様々な◯◯派フェミニズムについて、各論的に詳しく説明してくれる。
2018-10-13 01:10:11「恋愛」と「友情」を必ず区別しうるものであり、人は「恋愛感情」を必ず抱くものでありなおかつそれは異性に向けられるもので、またその「恋愛」は必ず性欲を伴うのだとするアレコレの規範にしんどい思いをしてる人に読んでもらいたいです竹村和子『愛について』。ところでやが君を観なければ、、、
2018-10-13 01:30:32これはジェンダー学に限らないのですがゴフマン『スティグマの社会学』は折に触れて推してる。これほどに差別をめぐる現象を冷徹に分析しえぐり出す本もなかなかないですよ。よい古典です
2018-10-13 01:32:33大越愛子さんのちくまのフェミニズム入門という本、すごくコンパクトですぐ読めて、フェミニズムの歴史を概観するのにもってこいだったかな あと、斎藤美奈子の紅一点論と物は言いようが読みやすくて、男性が作った制度とかセクハラについてわかりやすかった、私は高校の頃に読んだ
2018-10-13 01:33:02それと、小松原織香さん=fontdaさん のブログを全記事読んで、どんな風にフェミニズムが攻撃されやすいのかとか、セカンドレイパーのここがおかしいとか学んだ クィアジャパンの友達いますか?というインタビュー集がメインの号は私が人生で初めて触れたクィアを生きる人たちの生の声だった
2018-10-13 01:42:30十代の多感な時期に松浦理英子とか津村記久子、少年アヤ桐野夏生、川上未映子、星野智幸、その辺の書き手のエッセイや小説に触れていたのは良いことだった フェミニズムに接続するきっかけというか、フェミニズム以前からフェミに興味持つような下地とか違和感が自分の中にあったということ
2018-10-13 01:46:28今あげたのは好きな書き手だけど川上さんが柴田えりをいっぱしの論客として扱ってたりとか、星野さんがミサンドリーが強いフェミに苦言を呈してたりとか、斎藤さんが発達障害について無知と偏見に満ちた言葉で書いてたりとか、伏見さんがときに反動的なくらいフェミを落としてたりとかも、あるよ
2018-10-13 01:50:40