「自動運転」は私たちの生活をどう変えるのか?

自動車の自動運転技術がたびたびニュースになっています。 ここでは生活者の視点から、自動運転とそれを利用した移動販売が普及すると、 生活がどう変わるのかという話をします。
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しろうと @sirouto

今日は自動運転を【生活する消費者】の視点から見てみたいと思います。

2018-10-21 19:44:02
しろうと @sirouto

年金問題などを見て老後が不安な人は多いだろう。あるいは、シャッター街化による買い物難民はどうか、認知症の高齢者の免許返納はどうか。自動運転はそういういろいろな問題を解決する。

2018-10-21 19:46:29
しろうと @sirouto

トヨタのeパレットのような、自動運転で移動販売するプロジェクトが実現すれば、買い物難民や免許返納(で運転できなくなる)への対策になるのは、くどく説明しなくても分かるだろう。

2018-10-21 19:47:45
しろうと @sirouto

だが、年金問題のような老後不安と、自動運転とどういう関係があるのだろうか? これはじつは、交通政策と不動産が関係する。

2018-10-21 19:48:42
しろうと @sirouto

今の日本では、地方で生活しても、物価があまり安くない。これは生活に自動車が必要になるためだ。都市より家賃は安いが、自動車の維持費で帳消しになってしまう。

2018-10-21 19:50:43
しろうと @sirouto

地方で自動車が必要なのは、駅前のシャッター街が壊滅して、大規模SCまで車で行く必要があるからだ。だが、自動運転の移動販売が実現すれば、地方でも自動車の要らない地域が出てくる。

2018-10-21 19:52:15
しろうと @sirouto

つまり自動運転で、郊外の生活圏が拡大すると考える。不動産が安い土地に移住して、自動車なしで生活すれば、生涯消費が何千万か安くなる。ので、年金問題などの老後不安の対策になる、という理屈だ。

2018-10-21 19:54:00
しろうと @sirouto

なお、自動運転で都市圏の地価がさらに高くなる、という意見も見る。これに対して私が郊外派なのは、自動運転が万能だと考えているわけではないからだ。

2018-10-21 19:55:55
しろうと @sirouto

自動運転のAIがたとえどんなに賢くても、道路の物理限界は絶対に超えられない。東京が今以上に渋滞しまくるから、少なくとも首都圏の鉄道がなくなることは当分ありえない。

2018-10-21 19:58:20
しろうと @sirouto

自動車より鉄道の方が、レール設置費用は高いが、面積あたり輸送力が大きい。だから、自動運転の技術自体は優秀であっても、道路渋滞がボトルネックになって、都心集中にも限界がある。よって、郊外が再評価される、と私は考えている。

2018-10-21 20:00:29
しろうと @sirouto

少し話が前後するが、自動運転で通勤時間を、有効利用できるようになる。

2018-10-21 20:01:50
しろうと @sirouto

完全自動運転車で運転から解放されれば、その車は移動オフィスとして使える。すると、通勤中にも仕事ができる。なら、通勤時間の負担を減らせる可能性がある。

2018-10-21 20:03:13
しろうと @sirouto

つまりこうだ。自動運転車が運転不要で移動オフィスになれば、「通勤開始時点で、タイムカードを押せる」。移動中に会社のパソコンとネットをつなげて作業すればいいわけだ。

2018-10-21 20:05:41
しろうと @sirouto

もちろん、そもそもSOHOや在宅ワークでも良いのではないかとか、今でもSOHOが普及してないのに、そう簡単に普及するかなど、疑問は残るが、少なくとも技術的な可能性は出てきたという話。

2018-10-21 20:07:04
しろうと @sirouto

また地味な話だが、人口減少で税金や公共インフラ料金が値上がりするのも、老後不安のひとつだ。これもたとえば、ゴミ収集を自動運転化するとか、道路や電線や水道管のメンテナンスを自動運転車のAIがするとか、対策になる。

2018-10-21 20:08:50
しろうと @sirouto

イメージで簡単に言うと、自動運転によって、首都圏の人口ドーナツが平べったくなって、住みやすい部分が広がり、不動産と自動車の費用が浮くから、それで生活費が安くなるという話。

2018-10-21 20:10:52
しろうと @sirouto

今の地方の生活拠点は大規模SCだが、自動運転技術によって、「千の風(車)になって」分散していく。そこでは、「車で店に行く」のではなく、「車の店が来る」。

2018-10-21 20:13:54
しろうと @sirouto

今述べたような筋に沿って、日本のいろんな問題が、自動運転で解決する道筋がある。もちろん、実現性が問題になるが、少なくとも可能性としてはある。

2018-10-21 20:16:20
しろうと @sirouto

自動運転が実現するまでの過渡期的な対策として、たとえば超小型モビリティでトレーラーハウスの店まで買い物に行く、といった中間地点も考えられる。これは今でもできる(コストなどの問題はある)。

2018-10-21 20:18:57
しろうと @sirouto

あと話を簡単にするために端折ってしまったが、もちろん鉄道の自動運転も想定できるし、大型ドローンの「空の自動運転」の可能性まで将来的にはある。

2018-10-21 20:20:30
しろうと @sirouto

人口減少で増える空き家対策なんかは話題になったけど、不動産と交通は両方必要なので、交通政策にも目を向ける必要がある。その一番大きなテーマは、やはり自動運転だろうと。

2018-10-21 20:21:56
しろうと @sirouto

そこでは国策である「コンパクトシティ」と自動運転との整合性の問題が残る。私としてはどんな過疎地も維持すべきとは考えない。公共インフラの維持コストが掛かるからだ。人口減少時代に「列島改造論」は成立しない。

2018-10-21 20:25:08
しろうと @sirouto

私はAI万能論者ではない。少子化対策が不要だとまでは思ってない。将来、国土の六割が無人化するという状態では、いくら自動運転のAIが優秀でも、自治体を維持できない。ロボットだけいても、ラピュタの花に水やりロボットになる。

2018-10-21 20:27:35
しろうと @sirouto

コンパクトシティを突き詰めていくと道州制の話になるが、それは長くて複雑になるし、自動運転の本題からそれるので、また別の機会に回そう。

2018-10-21 20:29:19