貝原知事による「大震災100日の記録」から 現在に通ずるものは?
知事が小里復興相に仮設住宅1万戸追加の要請をしたのは村山総理会見の30分前(2/9)小里は早急に総理と相談すると述べ、すぐ後のニュースで貝原知事の要請で仮設住宅を1万戸追加し4万戸とする」と総理が発表したと知る。
2011-04-23 19:50:50例によって、大震災100日の記録より。ある夜、五十嵐官房長官から知事に電話がかかってくる。復興の進め方の基本について地元の意向もくんでおきたいというものだった。知事は、関東大震災時の復興院の先例からメリットデメリットを考えた。
2011-04-25 21:01:52これに対して、知事の基本認識は、中央でこういう復興計画を立てたから被災地はこれに沿ってよろしく協力してくれという方式では反発されはしても、強靭な地元のエネルギーを引き出すことは困難。復興の根源的なエネルギーは被災地の人々の再建への苦闘の中からしか湧き上がってこないというものだった
2011-04-25 21:04:38「復興計画は地元で発案し、これを政府が支援する体制を編み上げてはいただけないでしょうか」と官房長官に懇請する。結果的に、国の支援に関して専門的角度から総理に意見を述べる機関として、会派ら兵庫県知事・笹山神戸市長ら七人の委員で構成される阪神淡路復興委員会が創設された。
2011-04-25 21:07:07官邸直属の機関として位置づけられ、後藤田正春・平岩外四両氏を特別顧問に迎え、政府各省のエネルギーを全面的に引き出し、これを具体的な支援策として実行に移すため村山総理を本部長とする阪神淡路復興対策本部が設置され政府部内の総合調整を行うことになったと書いている。
2011-04-25 21:08:34阪神淡路大震災に際しての自衛隊災害派遣要請が遅れた遅れたと非難する向きは、一度この「大震災100日の記録」を読んでほしいですね。知事の意見が分かりやすく述べられていますので。
2011-04-25 21:12:10掻い摘んでツイートする。自衛隊法施行令により細かく手続きが決められていたのだが、これは1.シビリアンコントロールの観点を挙げている。もう一つの大きな理由として、2.大災害に際し、激甚地ほど救援を求める発信が遅くなるため吟味せずに行動した場合謝った作戦展開をする危険があるとしている
2011-04-25 21:15:22実際に、消防の例で、最も被害の大きかった地域からの要請が遅かったため、近隣の消防が別の被災地に応援に行って要請にこたえられなかった事態が実際にあったと述べている。自衛隊と始めて連絡の取れた8時台では状況が不明であった(いずれ要請することは伝えている)。
2011-04-25 21:17:16実際に要請した(先日の通り知事の事後承諾)10時の段階でも、県の情報は限られており、自衛隊の情報を超えるものではなかったそうだ。第三師団は8~9時に出動態勢を整え、最終的に阪神淡路地域に集中投入すべきと判断したのも10時頃だったそうだと述懐している。
2011-04-25 21:19:14後藤田氏(多分正晴氏)は「震災当日の午前中の段階で、関東大震災レベルまでなると思った人などほとんどいなかったはずだ。色々言うのは、後知恵ではないか」と新聞紙上で語ったという。知事は、問題の焦点として、災害時の情報通信・情報収集システムが決定的に弱かった点をどう反省するかだと述べる
2011-04-25 21:21:04関東大震災は死者の9割が焼死、阪神淡路大震災は死者の9割が圧死。東日本大震災は死者の8割が溺死でしたっけ?同じ震災でもこれだけ死因が違うと、その都市その都市、震源、地震の揺れの性質なんかで全然違ってくるんだな…
2011-04-25 21:30:389割でしたか。それぞれ9割で震災の性質が全然違うということですね。 QT @emesh: soonsoul 東日本は9割が水死。
2011-04-25 21:31:47