2018/11/17 代官山蔦屋 日本刀の魅力を知る 末兼俊彦氏トークイベントメモ。(完成しました)

またしてもメモ取り過ぎて終わらなかった。 メモは、前聞いたことあるからいいかー、と取らなかった部分が多々あります。中略し、省略し、取りそこね、とり忘れつつの自分用備忘録。 他の人のレポも検索推奨。これをこのまま鵜呑みしないでくださいませー。
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風音 @ka_za_mya

文字資料は嘘ばかりですので、引用しないでほしいくらいです。 昨年、龍造寺本というものが発見されました。これは、いままで最古の観智院本銘尽よりも、70年古いけども内容は50年新しい、というものでして、内容の最古は観智院本銘尽なので、こちらを最古として取り扱います。

2018-11-18 00:00:52
風音 @ka_za_mya

1423年 14世紀初頭ぐらいのものです。 こちら、皆さん大好き、粟田口の系図です。ndl.go.jp/exhibit/50/htm… 国頼の下に国友、久国、国安、国清、有国ときて、袋とじなので次のページにつづくのかな?と思いきや、いきなり違う話が始まります。

2018-11-18 00:09:50
風音 @ka_za_mya

この粟田口系図、観智院本銘尽にもう一度出てきます。 ndl.go.jp/exhibit/50/htm… 今度はさっきの国頼さんはどっかいっちゃいます。国家から始まって、国友、久国、国安、国清と続きます。よく見ておいてくださいね。【日本の最古の文字資料で、これしか残っていないものに、これしか書いていない】。

2018-11-18 00:14:20
風音 @ka_za_mya

これが350年たつとどうなるかというとgoogle.co.jp/search?q=%E5%8…:(※すいません、当該資料の画像データが国立国会図書館デジタルでは見られず) 国頼さんの下に、国家がきます。どうしたらいいかわからなくなって、混ぜちゃった。

2018-11-18 00:46:46
風音 @ka_za_mya

女児とかも増えたり、何歳で死んだ、なども足されていっちゃう。【どこにももっとも古いものにそんなことは書かれていないのに】いろんなものをごちゃまぜにして足しちゃうんですね。もう信用ができない。

2018-11-18 00:56:42
風音 @ka_za_mya

国立国会図書館にndl.go.jp/exhibit/50/htm… 観智院本銘尽のデーターがありますので、これを落とせばあなたも研究者の第一歩です。そのくらい、資料がありません。 誰かの同人誌をずっと読んでるんですね。 これで何かがわかるなら嘘つきになってしまう。 いきなり未来が真っ暗になりますねー。

2018-11-18 00:56:42
風音 @ka_za_mya

《そもそも刀って何なのか》というタイトルで広義の刀、狭義の刀について。このあたり、依然聞いたため、割愛。 刀は何が特別なのか、というタイトルで刀の製作方法や研ぎについて。日本の鉄は質が悪く、鉄鉱石は奈良時代より前に枯渇。鉄鉱石の遺構は滋賀県にもあり、

2018-11-18 01:13:59
風音 @ka_za_mya

滋賀県の埋蔵文化研究所に鉄鉱石のことが載っている google.co.jp/search?rlz=1C1…

2018-11-18 01:14:12
風音 @ka_za_mya

砂鉄を使うという効率の悪い方法、そして鉄のもともとの質が悪かった。本来の大鍛冶がやるべき製鉄を、刀鍛冶がすぐにそのまま刀にできるほど品質を上げれば、コストが高くなってしまう。なので、本来であれば刀鍛冶がやることではない折り返し鍛錬をして不純物を取り除いた。良くしようとした苦肉の策

2018-11-18 01:19:48
風音 @ka_za_mya

皆さん、どういった話なのか、パーツで割ってくださいね。 いかに素材がよくて、いかに均質で、いかにいいものを作るか、ということでモノは作られます。古刀は素材の悪さやその不純物がいわゆる景色として現れます。目指すものが違う。

2018-11-18 01:29:06
風音 @ka_za_mya

そこに鑑賞をあてはめて、現代刀を「味がない」とおっしゃる方がいますが酷な話だと思います。

2018-11-18 01:29:06
風音 @ka_za_mya

石堂派に道具鍛冶の大工道具などを作っていた、ちよつるさんという方がいまして、スウェーデン鋼を輸入した人がいたんですね。これさえあれば安泰だ!!と四畳半のところに置いていたという記録が残っています。幕末から明治にかけてもやはり、質がいい、ということで海外から鉄を輸入しています。

2018-11-18 01:37:25
風音 @ka_za_mya

洋玉鋼に対して、かの名工千代鶴是秀も師匠の石堂寿永の「刃物には洋玉鋼を用いた方が日本の玉鋼より優れた刃物が生まれる」との教えと、「今後日本の玉鋼ではなく、洋玉鋼を用いて優れた刃物を生み出すように」との遺言を守り続け、不出生の名工と呼ばれるように……( kawagoe.com/shiraishi/kann…

2018-11-27 08:34:37
風音 @ka_za_mya

竹中大工道具館: 特別展  千代鶴是秀 -用を極めて美に至る- dougukan.jp/special_exhibi… ………ほへー!

2018-11-27 08:36:24
風音 @ka_za_mya

終わらんかったんで明日また追記する………(´・ω・`)

2018-11-18 01:53:53
風音 @ka_za_mya

末:日本は昔から、加工貿易してました。鉄も革も漆も輸入していたんですね。僕はこの前、タイの展覧会をやったんですが、そこでタイの人から『うちからそちらの国に輸出した鹿(皮)はどれ程美しい文化財になっているんでしょうか……!!』って言われまして『んん~??!』と……。

2018-11-18 07:28:32
風音 @ka_za_mya

日本側には記録が残っていないんですが、タイからの輸出記録に中世に30000匹くらい、キョンみたいなシカ科の生き物を輸出した、という記録が残ってるんですね。タイのシカが絶滅しそうなぐらい買ってる。中国などの途中で荷が下りたとしても、相当数が日本には入っている。でも、記録が残ってない。

2018-11-18 07:31:41
風音 @ka_za_mya

これ、文◯庁の方針で、我々は文化財の修繕に「日本古来の──,日本特産の──……」というのがあるんですが…… 『これ、やっちゃっていいんですかww??』 『───うーん……、なんとも言えないね……』と文◯庁もなるぐらい、周辺国の記録を見ると原材料日本は国外から買っているんですね。

2018-11-18 07:35:55
風音 @ka_za_mya

トーハクの先生が仰ってましたが日本の美術は軽い→明るくて楽しいと。これほんと素晴らしいと思います。生き死にに関わるものでも遊び心がある。 トーハクにはマーメイドになれる甲冑があるんやで!! webarchives.tnm.jp/imgsearch/show… 鱗ついて、頭にサザエ乗ってるの!!

2018-11-18 07:53:46
風音 @ka_za_mya

熊さんになれる甲冑もある。 日本人は昔からデフォルメが大好きです。埴輪とか。 SD化したり、漫画にしたりしちゃう。 どの時代でも遊んでるんですね。 なんだこのふざけたのwwwwと思ってもそれの作り方や作られたものがすっっっごいんですね。めちゃくちゃ技術高い人が作ってる。そして遊んでる。

2018-11-18 13:47:21
風音 @ka_za_mya

研ぎの方法について。砥石による段階ごとの見え方の違いをメイクに例えつつ。 末:トーハク本館奥まったところ(17室)に保存と修理っていうコーナーがありまして、ここのさらに奥!誰もこんなとこ見ぃへんって……(見たことありますよぅ!内心ツッコミ)に研ぎの解りやすい解説 tnm.jp/modules/r_exhi…

2018-11-18 14:05:03
風音 @ka_za_mya

研いだらなぜ白くなるのか、元の刃文が見えなくなるのか、という説明。 砥によって傷をつける事で白くなる→そうなると乱反射する→透過率が悪くなる→見えない、という感じ。(※手持ちの照明拡散フィルター画像付けましたが、実際は磨りガラスの向こうの末兼先生が見えるか、といった説明でした) pic.twitter.com/bdnRv6MgNu

2018-11-18 20:49:06
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