アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、F-エフ-27話脚本:「こころ」の大ピンチ

アニメカイジに感動し、かつ高屋敷英夫さんは子供~大人になるまで、よく見る名前なので気になった…と思ったがこの方の歴史は膨大すぎた。 今回は、F-エフ-27話脚本。 前回はF-エフ-26話脚本。 https://togetter.com/li/1287197 続きを読む
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まきもgpfb @makimogpfb

カイジが好きで始めた、カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの歴史を追うシリーズの続きやります。今回は、F-エフ-27話脚本。 前回は、同作26話脚本。 ブログ: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/11/… 上記ブログのtogetter版: togetter.com/li/1287197 他: togetter.com/id/makimogpfb

2018-11-18 14:01:57
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話1 アニメ・F-エフ-は、六田登氏の漫画のアニメ化作品。破天荒だが天才的な運転技術を持つ青年・赤木軍馬が、レーサーとなり成長していく姿を描く。 監督は真下耕一氏で、高屋敷氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。今回のコンテ/演出は古川順康氏。

2018-11-18 14:03:51
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話2 詳細は、ブログに書きました: F-エフ-27話脚本:「こころ」の大ピンチ - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/11/… #はてなブログ F-エフ-の記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…

2018-11-18 14:06:04
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 F-エフ-27話脚本:「こころ」の大ピンチ - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・F-エフ-は、六田登氏の漫画をアニメ化した作品。破天荒だが天才的なドライビングテクニックを持つ青年・赤木軍馬が、様々なドラマを経てレーサーとなり、数々の勝負を繰り広げていく姿を描く。監督は真下耕一氏で、高屋敷氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。今回は、コンテ/演出が古川順康氏、脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 今回の話: アニメオリジナルエピソード。将馬(軍馬の異母兄)の暗躍により、マシンを破壊された軍馬は立て直しに奔走。軍馬の熱意を受け、黒井(軍馬が所属するチームの代表)は、F3マシンを持つ、英二郎
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話3 今回の話: アニオリ回。将馬(軍馬の異母兄)の暗躍によってマシンを破壊された軍馬は立て直しに奔走。 軍馬の熱意を受け、黒井(軍馬が所属するチームの代表)は、F3マシンを持つメカニック、英二郎を紹介。 そんな中、将馬の嫌がらせで、軍馬はライセンスを剥奪されてしまう…

2018-11-18 14:08:10
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話4 将馬(軍馬の異母兄)の暗躍によってF3マシンを破壊された軍馬は、立て直しを図って、無茶なスポンサー探しを行うも、悉く断られる。 あしたのジョー2脚本でも、丈が大物と無茶な掛け合いをしており、それが思い出される。 pic.twitter.com/pEAwdApMu7

2018-11-18 14:09:40
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話5 そんな折、タモツ(軍馬の親友だが、現在は、軍馬のライバル・聖のメカニック)は、アパートに一旦戻り、届いていた戸籍謄本を受け取る(パスポート取得のため)。静止画で見ると、今後のネタバレとなる情報が書いてあり、伏線だらけの構成に唸らされる。 pic.twitter.com/CwicJPtJDz

2018-11-18 14:11:01
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話6 一方、JAFモータースポーツ部門担当で、協会専務理事の葛西は、匿名(将馬)の者から、軍馬がチンピラと喧嘩していたとの情報を受ける(前回の盗撮や、チンピラの仕掛けに関する伏線の回収)。 前回についてはこちら: togetter.com/li/1287197

2018-11-18 14:12:56
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話7 タモツと入れ違いでアパートに帰った軍馬は、年内最終のF3レースに勝ったら、聖(軍馬のライバル)がF3000にステップアップし、ヨーロッパに行く予定だという情報を純子から得て(ソースはタモツ)、焦燥する。

2018-11-18 14:16:23
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話8 軍馬は、(将馬の手の者に襲撃され大怪我したため)入院中の黒井(軍馬が所属するチームの代表)を訪ね、何としても年内最後のレースに出て、聖と勝負したいと語る。 屋上で会話する状況が、空手バカ一代演出(コンテは出崎統氏)とシンクロ。 pic.twitter.com/n4xpULCJjO

2018-11-18 14:17:11
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話9 また、屋上にはためく洗濯物という演出は、出崎統氏がよく使うが、同氏と長年一緒に仕事した高屋敷氏も、(演出・脚本作ともに)よく使う。 チエちゃん奮戦記・あしたのジョー2脚本と比較。あしたのジョー2については、コンテが出崎統監督。 pic.twitter.com/vRY9KiQMFE

2018-11-18 14:18:16
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話10 黒井は、F3マシンを持っているという噂があるフリーメカニック・英二郎の情報を教える。 原作では、英二郎は黒井のチームメカニックであり、設定が異なる。 アニメの設定は非常に、あしたのジョー的で、高屋敷氏の、あしたのジョー(特に2)脚本経験が活かされている。

2018-11-18 14:21:01
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話11 軍馬は、酒場で飲んだくれる英二郎に接触し、F3マシンを貸して欲しいと頼み込む。 カイジ2期(脚本)で、勝負をするために大金を貸して欲しいと、遠藤に交渉するカイジと重なってくる。英二郎も、カイジ2期の遠藤も、やさぐれている中、若者に野望を持ちかけられる所が共通。 pic.twitter.com/ykzlPngSnT

2018-11-18 14:21:59
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話12 軍馬が只者ではない事を察するも、英二郎は頑なに心を開こうとはしない。だが、軍馬は諦めない。 青年と中年男性の交流はやはり、あしたのジョー(脚本、特に2)における段平と丈、カイジ(脚本)における遠藤とカイジなどを彷彿とさせる。 pic.twitter.com/l11uFgamIf

2018-11-18 14:23:10
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話13 更に軍馬は、英二郎宅のガレージに眠るF3マシンのエンジンをかけてみる。 まるでタモツが整備したかのようなエンジン音に驚く軍馬だったが、英二郎に殴られる。 英二郎は、何とか軍馬を追い出し、マシンの傍らで酒を飲む。高屋敷氏は、人間の「孤独」を多く描く。 pic.twitter.com/9j32mUxckz

2018-11-18 14:24:23
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話14 マシンは人間みたいに裏切らない…が英二郎のモットー。「魂を持つような機械」は、元祖天才バカボン演出/コンテや、忍者戦士飛影脚本をはじめ、高屋敷氏は多く出している。 pic.twitter.com/cskXxcbWaK

2018-11-18 14:25:19
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話15 軍馬は黒井に、英二郎とのやり取りを報告。そんな中、安田(黒井レーシングチームのチーフマネージャー)が、協会からの手紙を持ってくる。それは、軍馬のライセンス剥奪を告げるものだった。更なる絶望が、軍馬を襲う。 カイジ脚本はじめ、高屋敷氏は「絶望」も多く描く。 pic.twitter.com/2hH5wyxnzZ

2018-11-18 14:26:27
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話16 その夜、聖はタモツやルイ子(聖の恋人)と共に、メーカーとのパーティーに出席。その席上、聖は(不治の病による)発作を起こすも、何とか持ちこたえ、早めに帰宅する。これも、あしたのジョー2(脚本)において、パンチドランカー症状に陥る丈を思わせる。 pic.twitter.com/ND1zb1j1At

2018-11-18 14:27:25
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話17 一方将馬は、軍馬のライセンス剥奪の報に満足する。そしてユキ(軍馬を慕う、赤木家の元使用人。将馬に囲われている)に貢いだ4千万円(ユキはそれを、軍馬のチームに投資)を、他との取引によって補填。 このアニオリ展開にも驚き(原作では、将馬は金を失ったまま)。

2018-11-18 14:29:03
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話18 そして、聖と入れ違いでパーティーに乗り込んだ軍馬は、協会専務理事の葛西に、ライセンス剥奪について問い詰める。 葛西は、将馬が送りつけた写真を軍馬に見せる。事情を説明する軍馬だったが、葛西は去る。 ここも、ジョー2脚本にて、大物に噛みつく丈を思わせる。 pic.twitter.com/t6gagZz3UF

2018-11-18 14:31:38
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話19 話を聞きつけたタモツは、軍馬を詰問。 聖側に付いたタモツに言われる筋合いは無いとして、軍馬は拳を上げそうになるが、踏み止まる。カイジ2期(シリーズ構成)にて、イカサマをした班長を殴ろうとして踏み止まるカイジと比較。どちらも、殴ってもどうにもならない状況。 pic.twitter.com/RV3K6KlOAZ

2018-11-18 14:32:34
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話20 その後、軍馬はレーシングスーツとヘルメットを着用し、岸田(軍馬を慕うインテリ青年)の車を走らす。高屋敷氏は、「自己を形成するもの」をクローズアップする。 元祖天才バカボン演出/コンテ、グラゼニ脚本、家なき子演出と比較。 pic.twitter.com/aRveRqFoHp

2018-11-18 14:33:16
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話21 「何も無しで…一体どうやって走れってんだよ…!」と軍馬はサーキットの門にしがみつくのだった。 アイデンティティ喪失の危機を、高屋敷氏は長年、かなりのピンチとして描いており、高屋敷氏らしい展開と言える。 pic.twitter.com/V9vdcagWGN

2018-11-18 14:34:11
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高屋敷氏脚本F-エフ-27話まとめ1 アニオリエピソードということで、高屋敷氏の、あしたのジョー(1は無記名、2は最終回含めかなり深く関わる)脚本経験がふんだんに使われている。特に、英二郎のアニオリ設定が、あしたのジョーの段平を思わせる。

2018-11-18 14:35:36
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-27話まとめ2 また、屋上のシーンなど、(長年一緒に仕事した)出崎統氏の演出を持ち込む手腕に、いつもながら驚く。 高畑監督作品である、じゃりン子チエにおいても、鳥や夕陽など、高屋敷氏は「脚本」上から出崎演出を持ち込んでいる。 そういった状況作りが上手いのだと思う。

2018-11-18 14:37:42