芝村裕吏さんによる質疑応答「低気圧で体調を崩すのって、病気?/軍用自転車って役に立ったの?/他」
イギリスでは簡易騎兵として予備部隊が自転車装備でしたが、後に単なる歩兵部隊に改変します。アメリカは演習で野戦の役に立たない事がわかり、あえなく終了。 ドイツでは軍事郵便と伝令の任務に限定して使われました。
2011-04-27 12:45:24で。唯一の戦史上の例外として自転車で大活躍したのは日本、それもマレー電撃戦の時ですね。 この戦いは日本の機甲運用能力を存分に見せつけているのですが、このとき、自転車で歩兵部隊を送り出し、一日70kmを越える進軍をやってのけます。破竹の勢いとはこのことです。
2011-04-27 12:48:07電撃戦の要諦は陣地戦に持ち込ませないこと、そのための機動力と連絡の充実です。 このときの日本陸軍は目のさめたようなワンサイドゲームを発揮して制圧します。
2011-04-27 12:50:46道路状態がよかったこともあるんですが、自転車はこのとき、大変な活躍をします。で、主にその時相手だったヨーロッパの軍関係者、中でも貧乏国の人々に、いたく感銘を与えます。、
2011-04-27 12:52:03で、道路事情の良いベルギー、オランダ。 財政かつかつのスイスで自転車部隊がつくられ、最期の自転車部隊であるスイスがこれを解散したのは、1995年から6年にかけてでした。
2011-04-27 12:53:31ところが肝心の日本では、自転車部隊の快進撃は高く評価されず、ほとんどそのまま捨て置かれます。 戦後の軍事畑に日本での機甲の神様や、山下将軍がいなかったこともありますが、やはり限定的な局面でしか使えないという、そう言う話だったのだと思います。
2011-04-27 13:00:08ちなみに、マレー電撃戦は敵が弱いという評価で終ってしまっていますが、 ちゃんと常識的に進撃ルート上の橋はおおむね落としていますし、逆襲は孤立の恐怖を勘案すると対応として極端に悪くはない手段だったと思います。日本が早すぎただけです。
2011-04-27 13:03:46@siva_yuri 帝国陸軍では銀輪部隊、評価されなかったんですか。昔のニュース映像にもあった記憶がありますが、意外です。あれはドイツの電撃戦より早かったんじゃなかったでしたっけ。
2011-04-27 13:03:49@siva_yuri 勉強になります。ボーイスカウトの始まりのきっかけぐらいにしか存じませんでした。<自転車部隊
2011-04-27 13:06:48その上で、歩兵と戦車だけで戦争が出来るわけもなく、大砲を輸送するために、工兵部隊は寝ずに橋の修復作業にいそしみ、無事に大役を果たします。 日本の工兵能力についてはとやかく言われがちなのですが、この辺の事実を単にスルーしてるだけかと思います。
2011-04-27 13:06:04ドイツ軍が最強だった時代は、37mm砲の戦車すら十分に揃っていませんでした。 同じ程度の装備による日本陸軍による電撃作戦を、軍事的にはもすこし評価してもいいと思います。
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