【ゾンビランドサガ】愛と純子に関する個人的考察まとめ

ゾンビランドサガの純子と愛に関して6話7話の感想を交えつつ考察したときのツイを纏めた。思考の変遷を整理するための備忘録なので結論が二転三転するのはご愛嬌という事で。
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ぽてかな @momonekopotte

そう考えると6話7話の膠着状態は共依存にも見える。二人とも苦しみながらも安心している。純子は動かなくてすむから。愛は自分と向き合わなくてすむから。互いの苦悩に甘えている。さくらが純子を呼ぼうとしたときに愛が慌てて止めた理由は、残り時間の問題だけではないと思う。

2018-11-25 01:54:37
ぽてかな @momonekopotte

サキに指摘されたときの反応を見るに、きっと愛は自分の悪癖を自覚している。そして純子の”悪癖”は愛のそれと正反対でありながら根本は同じだ。故に愛は純子の苦悩を正しく理解しているだろう。そのせいか、サガロック当日、純子を待つ愛の表情は(少なくとも私には)何処か同情的に見える。 pic.twitter.com/cgaKvwrMFt

2018-11-25 01:58:05
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>サキに指摘されたときの反応

「アタシはお前の話をしているんだ」に対して愛は自覚的に「自分と向き合わない」ことを選択した。それがどんな結果を招くとしても愛本人の選択なのだから他のメンバーは何も言えない。特にサキは何か言いたそうにしつつ我慢しているように見えた。

話は変わるけど個人的にこういう距離感の描写は好き。互いを尊重して安易に踏み込まない関係。パーソナルスペースの鬩ぎ合い。それが生み出すディスコミュニケーション。

そして、それを7話序盤でしっかり描いたから、ライブシーンでの純子の決断と行動が鮮烈に映る。他のメンバーでは踏み込めなかった愛の懐へ。愛が恐らく最も言われたくなかったであろう一言を携えて踏み込む。

ぽてかな @momonekopotte

自分がサガロック当日までトラウマの克服を棚上げにしてしまったように。当然、純子もまた当日まで動き出すことができないだろうと思い込んでいたのだろうと思う。だから、屋敷から飛び出した純子を見て、愛は信じられないモノを見たような、何かに裏切られたような表情を見せる。 pic.twitter.com/oYrEvREs5o

2018-11-25 01:59:21
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ぽてかな @momonekopotte

巽Pが愛には助言しなかった理由もそこに在る気がする。トラウマは他者の言葉では消去できない。トラウマを乗り越えるのは自分自身だから。でもその気にさせる事なら他者でもできる。そういう意味では純子の復活は愛にとって劇薬だろう。なにせ全く同じ土俵で先を越されたのだから言い訳ができない。

2018-11-25 02:00:44
ぽてかな @momonekopotte

(単に「愛が他者の言葉を素直に聴いて動くような性格ではないから」という可能性も踏まえた上での考察ごっこ)

2018-11-25 02:02:11
ぽてかな @momonekopotte

そして何より、これで愛の逃げ道が潰されたのよね。「私は純子の分まで背負わなくてはならないのだから、トラウマを克服する余裕なんてなかった。」という逃げ道が。それでもトラウマを克服できなかった事実は変えられないので、純子に対して縋るように「大丈夫。私がフォローするから」を繰り返した。

2018-11-25 02:02:51
ぽてかな @momonekopotte

せめて”背負う側”という立ち位置だけでも守って安心したかったのかもしれない。あるいは愛は(現代のアイドル故と言うべきか)現実的な打算のもとで行動する傾向にあるので、眼の前のライブを乗り切るには今まで通りで在り続けるしかないと、無意識に判断したのかもしれない。

2018-11-25 02:03:50
ぽてかな @momonekopotte

なんにせよ純子の「大丈夫。私がフォローしますから。」はクリティカルだ。今度こそ愛の逃げ道が完膚なきまでに潰された。以前、この言葉は純子の地雷ではないかと呟いたが、なるほど愛の地雷でもあった訳だ。呆れるほど裏表一体の存在として描かれているなと思う。

2018-11-25 02:05:08

これを言われたことで愛はようやく、在る種のモラトリアムから(半ば強制的に)抜け出すことができたのだろう。パッと見では如何にも優しさに満ちた一言だが、純子にとっては地雷であり、愛にとっては精神的な拠り所を奪われ、崖から突き落とされるような一言だろう。少なくとも私はそう考える。それが上記で言った”対立だけではない2人だけの特別な関係”を象徴しているようで、要するに期待通りの展開だったという訳である。