【ゾンビランドサガ】愛と純子に関する個人的考察まとめ
- momonekopotte
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ここも後で解釈が少しズレるところ
純子さんは「フォローするから」を想起したときに特に微笑んだりしなかったのよね。やはり心地よい思い出として流す気はない。昭和のアイドルとして実力と実績で返すことを決意しているように見えた。
2018-11-19 00:25:05ただ、この作品において昭和のアイドルは「弛まぬ努力で偶像としての無謬性を保ち続ける存在」なのだが、蓋を開けてみると”弛まぬ努力”を続けていたのは平成のアイドルで、昭和のアイドルはずっと逃げていたくせに美味しいところだけは掻っ攫った、みたいな構図になってしまったのは……。
2018-11-19 00:44:03キレのあるダンスも純子と愛の関係を考えると美味しいシーンなのだけど何処で習得したのという疑問がね……。籠もっている間も練習は止められなかった、というエクスキューズがあれば良かったのだが。
2018-11-19 00:46:14いま改めて考えると「静の純子」と「動の愛」を対比させているのだから純子の練習シーンを入れる訳にはいかないのよね。ではいつ練習したかと言うと「”足でドーン”から出発直前まで練習していたのでは」という考察を見かけて「それだ!」ってなった。
しかし愛の表情がやはり好い。車に乗る前。野外ステージへの不安に耐えているよう見える一方で私には純子が来ないことに何処か共感しているようにも見える。2人とも頑固だしね。「自分が逆の立場だったら絶対に出てこないなぁ……」なんて考えているかも。
2018-11-19 00:49:40何方かといえば「まぁ来ないでしょうね……」という感じかな。何方にせよ実際に純子が来たシーンで一番衝撃を受けたような表情をしたのは他でもない愛ちゃんなのだ。何かに裏切られたような顔をしていた。
2018-11-19 00:51:55百合的解釈は棚に置いたとしても純子が来ないことに悪感情を抱いているようには見えないのよね。もしそうなら1人でさっさと車に乗っていただろうし。車に乗れと言われたシーンでも他のメンバーが動き始めたのを確認してから乗り込んでいる。
2018-11-19 00:54:12改めて1話から見返した上での考察
【純子編】
ゾンビランドサガ。見返すと3話の時点で純子はアイドル観のズレを訴えていたんだなぁ。7話で格好いい事を言っていた名将・巽Pも、この時点では「はいボッチィ!そういうの現代ではボッチと言いまぁす!!」とか言って流してしまうし、他のメンバーも特に気にせず話を進めてしまう。
2018-11-21 23:46:32純子は悩んだら立ち止まって考え込むタイプ。最初に口にした悩みを蔑ろにされた時点で彼女の歩みは既に止まっていた。故にユニットの活動が前に進めほど彼女は置いてきぼりにされる。その孤独感。ユニット名が決まったときの彼女の表情が全てを物語っている。(そして誰も彼女を見ていない。) pic.twitter.com/z6HmxnLX2J
2018-11-22 00:28:39ここ。恥ずかしいことに、純子の悩みを3話時点(個人かグループか)と6~7話時点(ジェネレーションギャップ)とで混同している節がある。ただ、3話時点で既に純子と他の娘とで生まれていた溝が、6-7話時点で決定的なモノになった、と考えることもできるので、あながち的外れでもないと思っている。
純子の悩みは「活動開始の時点で主張すべき悩み」でありながら、「アイドル初心者の彼女達は活動開始の時点では他人の悩みに耳を傾ける余裕がない」というジレンマを抱えているから厄介よね。唯一の経験者である愛は別の意味でキャパオーバーだったし、そもそも理解者にはなれない。
2018-11-22 00:35:30>別の意味でキャパオーバー
この頃の愛はフランシュシュの本気度と成功確率を見極めるだけで精一杯だったんじゃないかな。
>理解者にはなれない
あくまで個人活動とグループ活動の違いに関しては……という意味。
巽Pはそれが分かっているから敢えて流して対立が表面化するまで待っていたのか、実は本当に何も考えずにフィーリングで返したら後々に響いたのか。前者の可能性が限りなく高いけどハッキリしないのが彼の魅力よね。
2018-11-22 00:38:18「皆と喜びを共有できない」という状況がさらに「自分はやはりユニットでの活動に向いていないんじゃないか」という疑念を加速させそう。
2018-11-22 00:42:18あと個人での活動ではおそらく周囲の人間は常に自分を見てくれていて(要するにチヤホヤされていて)、こういう風に自分の悩みを周囲に蔑ろにされたり距離が空いてたりしていく経験が皆無で戸惑っていた、という節もありそう。
2018-11-22 00:43:24もしそうだとしたら巽Pがチェキ会の失態を連帯責任にした件は、純子的には寧ろ自分個人の責任にして欲しかったのかもしれない。誰かに自分だけを見て欲しかったのかもしれない。だとしたら巽Pの「足でドーン!」は願ったり叶ったりなんだろうけど彼が渋った理由もよく分かるような。
2018-11-22 00:47:16引っ込み思案の彼女が割と躊躇いなく自分の悩みを口に出したのも、生前は身近にいた人が何でも悩みを聴いて解決のために全力で動いてくれていたから、と考えると辻褄が合うのでは。
2018-11-22 00:53:38まぁ個人のアイドル活動について何か知っている訳ではないのだが……。作中の断片的知識とフランシュシュの在り方と対照的な立ち位置という構造に鑑みると恐らくこういう解釈になるんじゃないかなって。
2018-11-22 00:57:59【愛編】
ゾンビランドサガ。観れば観るほど純子と愛は対照的だね。鏡の前で静止する純子と(練習で)動き続ける愛。問題解決のプロセスを【①:現状と向き合う】【②:解決のために動き出す】の2つに分けられるとしたら、純子は①だけ、愛は②だけしか出来ない。その現状に2人は苦悩しつつも安心している。
2018-11-25 01:51:28愛が鏡のまえで夜中に特訓するカットの直後に、純子が鏡の位置を足でずらして自分を映すカットが来るのよね。動と静。2人の共通点と相違点が端的に対比されている。(余談だけどこのシーンの劇伴すこ) pic.twitter.com/nK6Aob1m2X
2018-11-25 01:52:30この前は、純子のアイドル活動は個人活動故に自己中心的だったと推測したけど、愛は逆に他者を中心に据えるきらいがある。「大丈夫、私がフォローするから。」に象徴されるように。面倒見がいいとも取れるが、その実、自分自身と向き合わないで済むから落ち着くのだろう。
2018-11-25 01:53:35