バーナード・スーツ『キリギリスの哲学』番外編～NO GAME NO LIFE②

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

G:じゃあ、君は確かにいやな気持ちを忘れる為にゲーセンに行ってたんだね? B:うん。 G:でも、ゲーセンに行きたくなってるのは、ゲーセンが好きとか、ただゲーセンに行くためでしかないんだね? B:そうだよ。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

G:つまり、両親、先生、学友たちのいずれの与える社会的ストレスを捨て去るという目的の為に、君はゲーセンに行く事だけを、ゲーセンのゲーム達を遊ぶと言う活動だけを、選びもせずただやってたわけだね? B:だね。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

G:それは、気晴らしに別の勉強をするとか、勉強で忘れるとか、テニスをして忘れるとか、はたまた、漫画屋で漫画を立ち読みしたり、家まで帰りつく道のりで時間を図ることをその代わりにするわけでは、無いって事だよね? B:めんどくさいな。当たり前でしょ

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

G:もう一度同じことをシンプルに訊くよ。君は、”親や友人や先生という社会的な嫌気からの解放”という理由がなくなったら、ゲームセンターに行く事もやめるつもりがあるかね? B:ないよ。だってゲームが好きだから。 G:ほらごらん。君の態度は一切矛盾していない、首尾一貫とした態度だったんだ。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ざっつ、「ゲーム内部的態度」。 この問答の一連、実はこれから15章に入る時に必要な考え方です。 覚えておいて損はないぞ！