#大都留論文 JAMA【福島医大論文「2011年福島第一原子力発電所事故から5年以内に2回の超音波検査スクリーニングを受けた日本の福島の小児と若年成人における甲状腺がんの発症率」】(2018.12.5作成)♯IARC #Welch #Davies

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

というか、この辺、剖検だとか緑川成長停止論文とか出して来てるけど、まじか・・。 twitter.com/YuriHiranuma/s… twitter.com/YuriHiranuma/s… twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-12-05 16:34:43
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

1つめは、比較的年齢が若い患者では、自然の疾患経過の一部として、スクリーニングで定期的に診断されない甲状腺がんの大きなプールが存在する。これは、剖検では、比較的若い人たちの間で、がん登録で見られるよりも多くの甲状腺乳頭がんが見られるという事実と一致する。

2018-12-05 16:14:06
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

2つめは、この甲状腺がんの大きなプールの一部では、腫瘍径が約5〜15mmだが、このサイズの腫瘍は、年齢依存的に診断されやすい。3つめは、これらの腫瘍は、最初は急成長するが、一定期間を過ぎると、成長がほとんど停止するパターンに入る。

2018-12-05 16:14:14
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

最近の論文によると、県民健康調査の検査で検出された無症状の甲状腺がんのほとんどは、最初の急成長の時期を過ぎると成長停止パターンに入ることが観察されており、がん・疑い例の6%では、腫瘍サイズが小さくなっていた。

2018-12-05 16:14:34
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

和訳したの久々で疲れたけど、ディスカッションがあまりにアレなので、広く読まれるべきだと思った。

2018-12-05 16:36:01
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

で、これは、「成人」での話ですよね。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-12-05 16:47:27
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

米国甲状腺学会は、最近、臨床ガイドラインを更新し、一般的に、結節は直径が10mmを超えている場合のみ、さらに検査をするべきだと推奨し、甲状腺がん検診を推奨していない。

2018-12-05 16:20:53

↓のツイートで引用しているツイートを、同じ色にしてありますm( )m

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この部分。1巡目でA1かA2のう胞だった人たちが2巡目でがん・疑いと診断されたのは、2巡目71例中58例だということについて、検討委員会で大津留氏は、「見落としたのではなくて見えてなかった」と説明していたけど、この論文では「すでに潜在がんが存在していた」と、踏み込んだ説明になってますね。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-12-06 17:34:22
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

2巡目で見つかった(1巡目を受診した)70例のがんのうち、58例は、少なくとも新たに検出されたものだった。残りの12例は、1巡目では必ずしもがんと診断されるものではなかった。これは、非臨床的あるいは無症状の甲状腺がんの大きなプールから検出し得るがんが年齢依存的に増えることを示している。

2018-12-05 16:15:05
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

チェルノブイリの知見と辻褄合わすためには、新たに発生した可能性は認められないんでしょうけど、剖検でがん登録よりも若い年齢での方が多く見つかってるとか、最初は急成長するけど成長停止するとか、その辺の辻褄合わせも苦しい。

2018-12-06 17:47:28
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

剖検の引用文献のひとつでは、スウェーデンで20歳未満8人中、17歳2人で甲状腺がんが見つかっているけど、症例数が少ないため、ティーンエイジャーでの甲状腺乳頭がんの潜在がんの真の頻度の信頼できる推定はできないとはっきり記述されている。 onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.100…

2018-12-06 17:48:41

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

2巡目の71例の1巡目検査結果の内訳のおさらい。 fukushimavoice2.blogspot.com/2018/09/201895… A1判定:33人(エコー検査で何も見つからなかった) A2判定:32人(結節 7人、のう胞25人) B判定: 5人(すべて結節。先行検査では最低2人が細胞診をしている) 先行検査未受診:1人

2018-12-07 12:05:13
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

引用TW内の、「58例は、少なくとも新たに検出された」というのは、33人がA1、25人がA2のう胞で、残りの13例中1人は未受診、7人はA2結節で5人がB判定(うち最低2人は細胞診済)。「残りの12例は、1巡目では必ずしもがんと診断されるものではなかった」という記述は、端折りすぎてないだろうか? twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-12-07 12:10:14
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ちなみに、IARC国際専門家グループの報告書では、今後の知見によっては、現在の3〜5年という最小潜伏期間が変わるかもしれない可能性に触れている。 twitter.com/YuriHiranuma/s… twitter.com/YuriHiranuma/s… 本来、このように、観察された事象に対してあらゆる可能性を考慮するのが科学的だと思う。

2018-12-07 12:17:54
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

p75 スクリーニングは、最小潜伏期間に関する現時点での推定(3〜5年)に異議を唱えることになるかもしれない。スクリーニングで検出された結節の中で甲状腺がんになるものがあるとして、仮に、それらの小さな結節と線量・リスクの関係があるとしたら、(続) pic.twitter.com/Uwjo2BkTZf

2018-09-30 15:23:20
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)被ばく後3年が過ぎる前に集団における甲状腺がんの過剰リスクが見つかる可能性がある。しかし現時点では、放射線被ばくと甲状腺微小乳頭がんの間の線量・リスクの関係についての科学的エビデンスは限られている。 (つまり、最小潜伏期間が3年より短いということになるかもしれない、と。)

2018-09-30 15:24:23
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

あと、IARC国際専門家グループの報告書には、緑川”成長停止”論文に対してこのように書かれている。 twitter.com/YuriHiranuma/s… twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-12-07 12:27:35
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)そして、福島県民健康調査からの最近のデータによると、小児と思春期の若者の間では、成長を停止する甲状腺がんが見つかる可能性があることが示唆された。この仮説は数学的モデルに基づいており、解析は短い期間と症例数の少なさで限定されている。(続)

2018-09-30 15:01:46
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)ゆえに、これが確実であると立証することは不可能かもしれない。この仮説を確証するためには、今後もサーベイランスを続ける必要がある。もしもこの仮説が確証されたならば、成人で臨床的に進行が遅い甲状腺がんが見つかっているという現象が、小児と思春期の若者にも適用される可能性がある。

2018-09-30 15:02:13
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

1巡目でA1かA2のう胞だったのに2巡目でがんと診断された症例を、「潜在がん」「年齢依存的」「最初は急成長するけど成長停止する」という説明で片付ける以外に、それらの個々の症例の詳細な行動記録を得て個人線量を推計することを試みるのが科学的姿勢だと素人目にも思えますが。

2018-12-07 12:27:47

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

twitter.com/YuriHiranuma/s… このツイートに、表2と図2を添付するの忘れてた。 表2は、2巡目71例中、1巡目も受診した70例の、2巡目受診時年齢グループごとの受診者数、がん症例数、平均検査間隔、10万人・年あたりの発症率だけど、2歳以下の1巡目と2巡目の平均検査間隔が2.3年?? pic.twitter.com/KOHd4BjzsT

2018-12-07 14:53:45
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

最初の1点は、表2と図2に示されている2巡目での発症率から、比較可能であると考えられる。残りの2点により起こる検出数の違いは、スクリーニング効果、および、あるいは、過剰診断の可能性によるものと考えられる。

2018-12-05 16:16:33
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

2巡目受診時に2歳以下ってことは、たとえば、2歳11ヶ月だったとしたら、1巡目の時は生後6〜7ヶ月だったとかかな。

2018-12-07 14:56:34

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この引用TW内の「スクリーニングする」というのは、表1の「スクリーニング時の平均腫瘍径」は、細胞診結果の平均腫瘍径(9月25日の第11回評価部会の資料①ー6スクショ添付)と比べると、一次検査時の平均腫瘍径のようなので、超音波でスクリーニングするという意味っぽい? twitter.com/YuriHiranuma/s… pic.twitter.com/yXRWRKz5mb

2018-12-07 15:17:51
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

県民健康調査での甲状腺がんの検出率は、スクリーニングする(二次検査を行う?)結節の直径が>5mmである場合と比較すると、>10mmでは44%、>15mmでは13%、>20mmでは4%に減ると見込まれる。

2018-12-05 16:21:18
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2019.4.26追加

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

JAMAの耳鼻咽頭科・頭頸外科専門誌の2019年1月号、引用TWの大津留論文だけじゃなくて、TM-NUC報告書関連のが複数掲載されてたのか・・。 jamanetwork.com/journals/jamao… twitter.com/YuriHiranuma/s…

2019-04-16 18:53:29
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

JAMAの耳鼻咽頭科専門誌に掲載されている福島医大論文「2011年福島第一原子力発電所事故から5年以内に2回の超音波検査スクリーニングを受けた日本の福島の小児と若年成人における甲状腺がんの発症率」 jamanetwork.com/journals/jamao… 福島医大が出してきた数々の論文の集大成とでも言うべきか・・

2018-12-05 15:25:46
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Clinical Guideline Synopsis January 2019 Thyroid Cancer Screening After Nuclear Accidents jamanetwork.com/journals/jamao… これは、TM-NUC提言の専門医向けの臨床ガイドラインまとめ的な

2019-04-16 18:54:38
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Invited Commentary: Why the Data From the Fukushima Health Management Survey After the Daiichi Nuclear Power Station Accident Are Important (Bauer and Davies) jamanetwork.com/journals/jamao… これ・・。チラ見したけど、大津留論文を賞賛してるやんか。

2019-04-16 18:57:43
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

特に、1巡目結果が無症状の潜在がんだということの説明がGJだと。そこから特に強調すべき2点は、潜伏期間と  BRAFだと。ヨードが豊富な場合は潜伏期間が長くて、5〜10年になると書いてる。引用文献は、UNSCEAR2006のAnnex Aだと。引用箇所どこだろ?unscear.org/docs/publicati…

2019-04-16 19:18:18
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

BRAFに関しては、公式見解を鵜呑みにしてる感じ。RET/PTCにも言及してるけど、どちらも放射線に関連してるわけではないとトーマス氏は言われてますが・・。(それを信用していいのかというのはあるのかもにしても)

2019-04-16 19:22:49
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

うーん、まさかと思うけど、LSSでの固形がんの潜伏期間のこと?(それすらはっきり書かれてる箇所が見つからんけど。)

2019-04-16 19:32:06
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