2018-12-07のまとめ
いち早く脱中国展開 2012年尖閣以降、日本はいち早く脱中国を展開。アジア一帯で工程間分業を構築している。2012年までは日本は世界最大(除く香港)の対中直接投資国、全体の18%のシェアを持っていた。
2018-12-07 23:33:43しかしその後各国が対中投資を増やす中で日本は大きく抑制。2017年は2012年比半減、シェアは10%、順位は4位に後退している。日本企業は世界に先駆けて、中国への過度の依存を修正した
2018-12-07 23:33:43生産性では他国と同等の成績を上げてきた日本は、賃金の長期抑制(=停滞)によりユニット・レーバー・コストが大きく抑制されて来たことがわかる。つまり、日本企業は世界最高のスリム化を実現してきたのである。そうして捻出した超過利潤が、
2018-12-07 23:33:44円高とデフレにより販売価格が継続的に下落する中でも、モデル転換投資を可能にしたといえるが、その副作用が長期デフレであった。 それにしてもなぜ日本の労働報酬は、かくも叩かれ続けたのか、労働者は犠牲を強いられたのだろうか。その原因は円高にある。
2018-12-07 23:33:44主要国製造業の賃金推移(現地通貨ベースとドルベース) pic.twitter.com/PjWmttuhHC
2018-12-07 23:33:44日本の賃金は、円ベースでは停滞していたものの、ドルベースでみれば円高のため、各国並みに上昇していたことがわかる。日本企業は価格競争力に耐えるために、賃金抑制を強めざるを得なかった。
2018-12-07 23:33:45円安と輸出数量、輸出価格のトレンド 円安下の輸出数量・価格・金額推移(2000年-2004年) pic.twitter.com/HJTezaOSj9
2018-12-07 23:33:45円安と輸出数量、輸出価格のトレンド 円安下の輸出数量・価格・金額推移(2010年-) pic.twitter.com/YM7I0Cl5Z0
2018-12-07 23:33:462013年以降の円安局面では、ドル建て輸出価格が維持され、円建てでは大幅な価格上昇が実現した。しかしドル建ての輸出価格が上昇せず、価格競争力に変化が生まれなかったため、輸出数量はあまり増えなかった(図表16参照)。
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