アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、F-エフ-30話脚本:自分を超えろ

アニメカイジに感動し、かつ高屋敷英夫さんは子供~大人になるまで、よく見る名前なので気になった…と思ったがこの方の歴史は膨大すぎた。 今回は、F-エフ-30話脚本。 前回はF-エフ-29話脚本。 https://togetter.com/li/1294323 続きを読む
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まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-30話24 そうこうするうち、決勝が始まる。 そしてレースの演出・作画は圧巻。 ストレートで同タイムを出すなど、軍馬と聖は「二人の世界」に入り込んで行く。 その様は、あしたのジョー2・はじめの一歩3期脚本のような、ボクシングの世界を思わせる。 pic.twitter.com/cWZH3ul0Xm

2018-12-09 14:45:43
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話25 聖と軍馬は2・3位に順位を上げ、トップに肉薄。テールに食らいついて来る軍馬に満足する聖は、「約束通り、自分を超える方法を教えてやる」と決心する。 1位を走る車が派手にスピンして吹っ飛ぶのを目の当たりにしても、二人はコンセントレーションを切らさないのであった。 pic.twitter.com/uOw8D4T6gS

2018-12-09 14:46:50
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話まとめ1 ここに来て、アニオリでユキと指輪が活躍する。 原作では、指輪の再登場はアニメ放映のずっと後、物語の終盤であり、アニメの猛烈な先行具合に驚く。結局のところ、原作の指輪の使われ所を探していたら、最終巻まで読み進んでしまったほど。

2018-12-09 14:48:18
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話まとめ2 指輪が大きな役割を持ったのは、「物言わぬもの」に役割を与えてきた、高屋敷氏の経験と個性が大いに生かされていると思う。また、17話( togetter.com/li/1265068 )の、指輪の意味深な描写が今回に繋がっており、伏線設置と、その回収が見事。

2018-12-09 14:49:26
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話まとめ3 また、ユキの扱いは原作より大分救済されており、かつ、彼女の行動・言動は胸を打つ。ユキ役の水谷優子氏も名演で、早逝が悔やまれる。 雨の中、想いをぶつける彼女の姿が、めぞん一刻の響子や、あしたのジョー2の葉子(どちらも高屋敷氏脚本)と重なるのも感慨深い。

2018-12-09 14:50:06
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話まとめ4 軍馬と英二郎の関係を、アニオリで掘り下げた所も上手い(原作では、二人の関係はここまで密接ではない)。 つくづく、高屋敷氏は疑似的父子を描くのが上手いと思った。 その一方で、血の繋がった父子である、タモツと英二郎の関係と対立も面白い。

2018-12-09 14:50:57
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話まとめ5 そして、聖と軍馬の戦いが描かれるわけであるが、13話において「自分とは何か」に目覚め、(自分の中の)父を打破した(アニオリ)軍馬が、父の先にいた聖に再び挑み、自分を超えることに挑む。 この、畳み掛けるような高屋敷氏のシリーズ構成は、相変わらず凄いと思う。

2018-12-09 14:52:33
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-30話まとめ6 28話( togetter.com/li/1291852 )にて、聖に勝たない限り自分を超えられないと悟った軍馬であるが(アニオリ)、その聖が今回、「自分を超える方法を教えてやる」と言うわけで、この繋がりも上手い。この二人が、二人だけの世界に突入して行くのは、自然な流れ。

2018-12-09 14:55:28
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-30話まとめ7 あと、自分で決めた道を行き(2話)、自分とは何かを知り(13話)、自分で未来を勝ち取り(25話)、自分を失いかけ(27~28話)、自分を取り戻し、自分を超えることに挑む(今回)…と、やはり「自分」がキーになっている所に、高屋敷氏のポリシーを感じる。

2018-12-09 14:56:37
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-30話まとめ8 高屋敷氏は長年、「自分とは何か」「自分で道を決めろ」「全力で自分の人生を生きろ」というテーマを、あらゆる作品で提示しており、それがブレない。 残すは最終回のみとなった今回、そういった同氏のポリシーが怒涛のように表れており、興奮必至の回だった。

2018-12-09 14:59:54