初々しい横山カップル

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なこ @xa__176

『○○、それが一番俺を辛くする』「せやけどそれでも」『俺は横山くんより大事にする』「ありがとう。でも大倉…」と話を続けようとすると大倉がニヤッとした。「何笑っとん?」『ごめ、ちょ今の無かったことにして』は?意味分からんのやけど。『本気にした?』「大倉が本気だったら私も本気やった」

2018-12-12 23:44:14
なこ @xa__176

「嘘コクとか言ったらマジでぶっ飛ばす!!!!」『いや、やめて!!!!』「大倉嫌い!!!!」『なあ、○○ごめんって!!』「絶対やだ!」『きいてってりゆうがあんねんて』「もう知らん」『なあ、とりあえず人来る前に横山くん誘ってこい』「なんでえ?もー大倉のせいでやる気失くした色々」

2018-12-12 23:45:45
なこ @xa__176

『ブツブツ言わんとはよ行ってこい』「…はーい」と廊下まで出たものの、教室に横山くんしかいない事を考えたらなんだか気まずくてくるっとUターンしてトイレに入った。むり!適当に暇つぶしをしてると人の声が聞こえてきたからトイレから出て今度こそ自分の教室を通りすぎて横山くんの教室に言った。

2018-12-13 21:52:02
なこ @xa__176

何人が人が既に居て横山くんもいた。錦戸くんと話してる。ドアの前であたふたしてると横山くんと目が合った。どした?って顔で見てくるから手招きをしてこっちに呼んだ。『なに、どした?』すこーしだけ寂しそうな顔をしている。「な、今日一緒に帰れる?」『あー…』「いやっ、無理ならええねんで」

2018-12-13 21:54:20
なこ @xa__176

横山くんが思ったより悩んでるから無理なのかと思ってやっぱりいいや、って思ったら私の腕を掴んで『帰る!一緒に帰ろ』焦ったように言ってきた「…うん、ありがと」『今日な部活無いねん』「うん知ってる」『え、なんで?』「大倉が昨日喜んでたから」『あいつなんやねん(笑)』笑ってる良かった。

2018-12-13 21:58:29
なこ @xa__176

私のせいで気まずくなっちゃったから良かった。横山くん気にしてへんのかな?「ね!授業まで少しあるからちょっとだけ話そー」『ええよ』許可も貰って屋上に入る階段に2人で座った。いろんな話で笑ったりしてたけど急に横山くんが黙った。「…どした?」『…』「ねえって」『…大倉のことどう思う?』

2018-12-13 22:00:44
なこ @xa__176

え?急にどうしたん?「どうって…友達?」『ほんま?』「なにぃ、どうしたん急に」『いや、やっぱなんでもない。教室戻ろーや』「うん」せっかく楽しかったのに横山くんの意味深な質問で教室に帰るまでそんなに話さなかった。じゃあ、後でねって別れて教室に戻った。#エイトで妄想

2018-12-13 22:02:27
なこ @xa__176

それから一応真面目だから真面目に授業を受けて放課後。SHRが終わって横山くんのクラスに行こうと思ったけどなんか行くのはあれかなって下駄箱のところで待ってた。暫くすると聞こえてくる大好きな人の声。…それとエミの声。なんかその2人に今自分の存在を知られたくなくて咄嗟に隙間に身を隠した。

2018-12-14 23:59:10
なこ @xa__176

なんで。楽しそうじゃん。そんなに私と帰りたくなかったかな。いらない考えだけが頭を巡る。気づいたからエミの声はしなくて少し覗くと横山くんは私の靴を探してるみたい。まだ降りてきてないのか多分確認してる。

2018-12-15 00:00:57
なこ @xa__176

余計に出て行きずらかった。でも、もういいやって思いっきり出た。「横山くん!」『お、来た』突然でてきた私の声に微動だもせずに大好きな笑顔で迎えてくれる。『ほな、帰るか?』「帰ろっ」私は少し距離を開けて横山くんの隣に並んだ。

2018-12-15 00:03:06
なこ @xa__176

これからだって思ったら後ろから腕をぐっと引っ張られた。勢いでそのまま後ろを向くと大倉がいた。「ちょっ、なに?」横山くんもそれに気付いた。『どうしたん?大倉』『ちょっと横山くん待っててそこで』『は?』『動くなよ』『○○はこっち来て』と大倉の方に引っ張られた。

2018-12-17 16:35:12
なこ @xa__176

『横山くん10秒借りる』と言うと横山くんは納得いかなそうに了解した。「何?用?」『んーまあ』「なに要件は」『冷たいなあ』と笑われた。『まあ頑張りいや!』「は!それだけ!?」『横山くんに自分の思い伝えるんやよ』「いや言うても向うもエミやろ」『あかんて。ちゃんと言うんやで』

2018-12-17 16:37:44
なこ @xa__176

と言うと返事の間もなく私は横山くんの方に背中を押された。『ごめん借りた〜。あ、内緒やで』って言われた。横山くんは少し不機嫌そう。「ごめんね。大倉が」『ええて。行こか?』「うん」寒空の下、人の少ない道で黒と緑のチェックのマフラーに顔をうずめた。#エイトで妄想

2018-12-17 16:39:35
なこ @xa__176

「寒いね」とまたマフラーに顔をいれるとちょうど自販機が。『なんか飲むか』と横山くんはそれを見ながら言った。「飲む!」『何がええ?』ぱっと目に付いたココアと言うと横山くんがお金を入れてココアを押した。「横山くんもココア?」ガコンと落ちてくると同時に『アホか(笑)』って笑われた。

2018-12-17 16:42:30
なこ @xa__176

ちょっと怒ったように睨むと『ごめんて』って言われた。『奢るって意味。やからあげる』とココアを渡された。「…ありがと」と横山くんを見るとニヤニヤ。「は、なにきしょいで」『チビやなお前』って不意に頭ポンポン。色々なことが一気におきて頭の処理が追いつかない。「は、チビやないし💢💢💢」

2018-12-17 17:53:55
なこ @xa__176

『まあ可愛ええけどな』って言われたから思わず照れる。…あれ?何も言い返してこないの?と思って顔を上げると横山くんも顔真っ赤。なんやん。そんな感じでずっとくだらない話を謎に自販機の前でしていた。『…なぁ』「ん?」『今日俺と帰るってさ、なんか言いたいこととかあった?』 #エイトで妄想

2018-12-17 18:00:12
なこ @xa__176

凄い寂しそうな顔で聞いてくる。「え、あ、いや?」本当はあるのに全く反対のことを口にしてた。『そ、か』「え、逆になんかあった?」『…朝も聞いたやんか』「あー…なんやったっけ?」『大倉どう思うって』「あ、大倉?」『どう思う?』「え、…」友達っていうか親友っていうか悩んでしまった。

2018-12-18 22:38:27
なこ @xa__176

『…ごめんなんでもない』「…」そう言われたのになんにも答えられなかった。『なあ』横山くんの声がいつもより低かった。風に吹かれてもうココアもあったかくない。「はい…」『俺ら、さ』なに。なにいうん?『もう好き同士やないなら別れる?』え、は、待って何言ってんの横山くん #エイトで妄想

2018-12-18 22:40:43
なこ @xa__176

嫌だって言わせる間もなく矢継ぎ早に話す横山くん。『俺は好きやったで』『大倉とおった方が100倍楽しいよな』『ごめんなぁ。まともに話せなくて。でもそんくらい好きやった』どんどん出てくる横山くんの想い。こんなに想われてたなんて知らなかった。私、横山くんのこと全然知らないじゃん。

2018-12-18 22:43:07
なこ @xa__176

そう思ったらなんだか涙が滲んできた。『ちょ、どうした!』なんか横山くんは焦ってるし。「もー、自分勝手…」やっと吐き出した言葉は横山くんにじゃなくて自分に言った言葉。『え、ごめん。』涙はとまらないし。「…私はもう横山くんが好きやないなら別れるで?」言いたくなかった。#エイトで妄想

2018-12-18 22:45:44
なこ @xa__176

『え!!』なんかめっちゃ驚いてるし。「え、なに?」『え、待っておれの思い違い?』『めっさ恥ずかしい…』ってしゃがみ込んだ。なに?話勝手に進んでない?「え、なにどゆこと」『やってお前さぁ今日大倉に告られてたやろ』「…ええ!待って見てたん?!」『だって大倉が教室にこいって言うから』

2018-12-18 22:47:24
なこ @xa__176

「どゆこと!?」『俺が聞きたいわ。何されたんあいつに』されたって言われても怒るだろうしされてないって言うのも無理があるなあ、なんて悩んでたら横山くんが立って私の腕を掴んできた。「な、に」『なあ、もう怒らんからほんまにお願い』なんかちょっと泣きそうじゃん。なんで

2018-12-21 13:49:42
なこ @xa__176

「え、でも見てたんじゃ」『うるさいはよ』鬼の形相でこっちを睨んでくるから何も言い返せなくて「えっ、とファーストキス…」『……』私がその先を言わないでいると横山くんが掴んでた腕をさらに強く掴んできた。「奪われました…」言わざるを得ない?感じで言ってしまった。『うわ最悪やほんまに』

2018-12-21 13:56:05
なこ @xa__176

「別にええやん私のくらい」と開き直る感じで言うと『それがあかんのやん』『○○は俺の彼女。自覚ある?』半分説教みたいに言われるから、はい、と小さく答えることしか出来なかった。『タイミング失った』訳の分からん事を言う。「何言うとん?」『最悪や』そう吐き捨ててココアを流し込んだ横山くん

2018-12-21 13:59:05
なこ @xa__176

『俺の貰って』と言うと急にふわっとした香りがした。大好きな人の匂いだ。こんなにも近くに感じたのは初めてで。「よこや、」ぱっと体を離されると一瞬だった。唇が触れたのは。『どうですか、セカンドキスの味は』と普通に言うくせに顔まっかっか。『ちなみに俺は○○と違って一筋やからな』

2018-12-21 14:05:38
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