百年前新聞 1918年末特集『読者が選ぶ今年の重大ニュース1918』

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【社主のニュース解説】《国際》 今回の選挙にあたり、自由党のロイド・ジョージ首相は、対立する同じ自由党のアスキス前首相を支持する候補者にも推薦状を出して引き抜きを図りました。反対に、アスキス派の候補者が立った選挙区には、推薦状を持った刺客候補を送りこんで徹底的に争っています。

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【社主のニュース解説】《国際》 ロイド・ジョージ首相が候補者に乱発した推薦状を、アスキス前首相は「クーポン」と呼んで批判。しかし大戦の勝利に沸いた世論は、スローガンに「カイザー（ドイツ皇帝）を縛り首にして、賠償金を取り立てよう」を掲げたロイド・ジョージ首相を圧倒的に支持しました。

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【社主のニュース解説】《国際》 今回の「クーポン選挙」における自由党内の争いはロイド・ジョージ派が制しましたが、保守党も議席を伸ばし第一党へ。これに押されれば、ロイド・ジョージ首相もリベラル政策を捨てざるを得ません。なお、アイルランド独立を目指すシン・フェイン党も第三党へ躍進。

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【読者が選ぶ今年の重大ニュース】《年末特集》 〈第13位〉4/21 撃墜王リヒトホーフェン戦死 計2776pt ドイツのエースパイロットがこの世を去りました。真っ赤な「フォッカーDr.I」を自由に操り、レッド・バロンと讃えられた英雄の死は、敵国でさえ惜しまれました。 twitter.com/100nen_/status…

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【社主のニュース解説】《訃報》 撃墜王リヒトホーフェン氏(25)のあまりにも早い戦死には、敵国の兵士ですら悲しみを禁じえません。撃墜記録は80機と、連合国・同盟国あわせて最高のエースパイロットです。赤い翼が天国へ連れて行った英雄は、これからも伝説として語り継がれていくことでしょう。 pic.twitter.com/xWv5wYECiN

2018-04-21 22:00:10

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【号外】撃墜王マンフレート・リヒトホーフェン、戦死。通り名レッド・バロン。25歳。最終撃墜記録80機。 ＝百年前新聞社 (1918/04/21) pic.twitter.com/ktIsk1K0I0

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【社主のニュース解説】《訃報》 あの英雄が戦死しました。ドイツのパイロット、マンフレート・リヒトホーフェン氏(25)は、今朝、「フォッカーDr.1」で北フランスを飛行中、イギリス機と遭遇。空中戦の末、不時着した機体には、胸から鮮血を流し息絶えた英雄の姿があったとのことです＝写真＝。 pic.twitter.com/DDeK6kPRkK

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【社主のニュース解説】《訃報》 撃墜王リヒトホーフェン氏(25)のあまりにも早い戦死には、敵国の兵士ですら悲しみを禁じえません。撃墜記録は80機と、連合国・同盟国あわせて最高のエースパイロットです。赤い翼が天国へ連れて行った英雄は、これからも伝説として語り継がれていくことでしょう。 pic.twitter.com/xWv5wYECiN

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【読者が選ぶ今年の重大ニュース】《年末特集》 〈第12位〉3/24 パリ砲の投入 計3044pt ドイツ軍が超巨大砲を投入。空気抵抗の薄い上空まで砲弾を飛ばし、飛距離を130キロメートルまで伸ばしました。パリの街は混乱に陥り、一時はドイツの勝利も目前かと思われました。 twitter.com/100nen_/status…

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【社主のニュース解説】《国際》 ドイツ軍の快進撃が止まりません。本日ドイツ軍は、今大戦で初めてパリから100キロメートルまで迫り、ついに秘密兵器を投入。だれも見たことがないほど巨大な長距離砲で、パリを恐怖に陥れる「パリ砲」の名で呼ばれています。あまりの大きさに、列車で運ぶほどです。 pic.twitter.com/y2WZIXGLtD

2018-03-24 21:30:03

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速報◆24日、ドイツ軍が、長距離砲でパリを攻撃。最大射程100キロメートル以上の通称「パリ砲」。クルップ社の特別製造による4門が、午前7時から4時間で24発を発射し、125名のパリ市民が死亡する。 ＝百年前新聞社 (1918/03/24)

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【社主のニュース解説】《国際》 ドイツ軍の快進撃が止まりません。本日ドイツ軍は、今大戦で初めてパリから100キロメートルまで迫り、ついに秘密兵器を投入。だれも見たことがないほど巨大な長距離砲で、パリを恐怖に陥れる「パリ砲」の名で呼ばれています。あまりの大きさに、列車で運ぶほどです。 pic.twitter.com/y2WZIXGLtD

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【社主のニュース解説】《国際》 「パリ砲」は全長28メートル、256トンという巨体で、80名で操作します。約100キロの砲弾が空中を切り裂き、高度40キロメートル、飛距離130キロメートルを飛んでいくようすは、まさに怪物。秒速1.6キロメートルというその速度も脅威そのものです。

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【社主のニュース解説】《国際》 「パリ砲」に襲われたパリ市民は、空爆が始まったと思いましたが、すぐに巨大な砲弾によるものだと判明。市民らはパリから大慌てで脱出しています。また、兵士らも前線基地を放棄して撤退しました。連合国兵士らは、ドイツの機関銃を見ただけで戦意を喪失しています。

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【社主のニュース解説】《国際》 ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世は、「パリ砲」がパリの街を恐怖のどん底に叩き込んだ本日3月24日はドイツ人の勝利の日であるとして、国民の祝日にすることを宣言。ドイツ中の国民が勝利を確信し、歓喜に沸いています。もはやこの大戦は、ドイツの勝利に終わりそうです。

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速報◆25日、ドイツ軍が昨日からパリ砲撃に使っている「パリ砲」4門のうち1門が、酷使のため自爆する。 ＝百年前新聞社 (1918/03/25)

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【読者が選ぶ今年の重大ニュース】《年末特集》 〈第11位〉2/2 芥川龍之介の結婚 計3145pt 小説家の芥川龍之介氏が、文さん（旧姓塚本）と結婚しました。芥川氏のラブレターを送り続けるという猛アタックに二人は結ばれ、現在も仲睦まじく暮らしているようです。 twitter.com/100nen_/status…

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【社主のニュース解説】《社会》 塚本文嬢(17)は結婚にあたり、芥川龍之介氏(25)から送られた恋文をすべて持参。中でも400字詰め原稿用紙の切れ端に「小鳥のように幸福です」と書かれた恋文は、もっとも大事にしています。二人は、どちらが先に亡くなっても互いの棺に手紙を入れることを約束しました。 pic.twitter.com/m25wfRrkum

2018-02-02 22:30:01

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文化◆23日、芥川龍之介が、結婚式を控え、塚本文に手紙を送る。「早く文ちゃんの顔が見たい。早く文ちゃんの手を取りたい。今、これを書きながら、小さな声で『文ちゃん』と云って見ました。唯すぐにも文ちゃんの顔が見たい気がします。当日はお天気がいいといいですね」 ＝百年前新聞社 (1918/01/23)

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文化◆2日、芥川龍之介(25)＝写真右＝が、塚本文(17)＝写真左＝と結婚する。田端の料亭「白梅園」で祝言をあげ、「天然自笑軒」で披露宴をおこなう。 ＝百年前新聞社 (1918/02/02) pic.twitter.com/tgiyVfjiMu

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【社主のニュース解説】《社会》 本日、小説家の芥川龍之介氏(25)と、塚本文（ふみ）嬢(17)＝写真＝が結婚しました。芥川氏は『新思潮』の執筆メンバーとして最近人気の新人。代表作の『羅生門』『鼻』は師の故・夏目漱石先生も絶賛したとか。その人気作家の結婚とあり、文壇の話題を集めています。 pic.twitter.com/FDmc1Sv8Qf

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【社主のニュース解説】《社会》 芥川龍之介氏(25)＝写真中央＝は、塚本文嬢(17)との出会いで前の失恋の傷が癒え、それを機に恋文を送り続けました。そしてめでたくゴールイン。結婚式は文豪の町、田端の料亭「白梅園」であげられました。式には菊池寛氏(29)＝写真左＝、久米正雄氏(26)などが出席。 pic.twitter.com/lJ5RFpIDKN

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【社主のニュース解説】《社会》 塚本文嬢(17)は結婚にあたり、芥川龍之介氏(25)から送られた恋文をすべて持参。中でも400字詰め原稿用紙の切れ端に「小鳥のように幸福です」と書かれた恋文は、もっとも大事にしています。二人は、どちらが先に亡くなっても互いの棺に手紙を入れることを約束しました。 pic.twitter.com/m25wfRrkum

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